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利用者:Tommy6/SB

世界観[編集]

人知れず行われる異世界の住人と異能力者との戦いを背景に、平凡な高校生活を送っていた少年と、異能力者の一人である少女との出逢いを発端とした、日常生活と戦いの日々を描く物語作品。

本作では現実と同様の性質をもつ「この世」と架空の異世界“紅世”(ぐぜ)とが設定され、物語は日本の架空の都市である御崎市を中心に展開する。“紅世”から渡り来た住人“紅世の徒”は、人知れずこの世に存在するための根源的なエネルギー“存在の力”を人間から奪う(喰らう)。喰われた人間は元々いなかった事になり、人間を喰らうことで得た“存在の力”を使って“徒”は本来起こるはずのない出来事を引き起こす(自在式・自在法の利用)。“徒”の中でも強い力を持つ“王”たちの一部は、こうして生まれた存在の欠落や矛盾が世界のバランスを崩し、いつか決定的な破滅が起きると危惧して人間と契約を交わし、フレイムヘイズと呼ばれる異能力者を生み出すことで、人を喰らう“徒”を討ち、この世と“紅世”のバランスを保とうと、戦いを繰り広げている。

ストーリー[編集]

御崎市で平凡な日常を過ごしていた高校生、坂井悠二。彼は“燐子”と呼ばれる怪物の出現と共に非日常の世界に巻き込まれ、名も無き少女と出逢った。その名も無き少女は、人知れず人を喰らう異世界人“紅世の徒”を探し討滅するフレイムへイズの一人。彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって“紅世の徒”から狙われるようになった悠二を護る様になる。そんな彼女に悠二は、彼女の刀「贄殿遮那(にえとののしゃな)」から「シャナ」という名前をつける。2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく。

展開[編集]

2002年11月、小説の第一巻が発行されシリーズ化、シリーズ発行部数は2005年に累計200万部程度、2007年には累計585万部を突破し、売り上げは30億円を越える[1]2005年からはメディアワークスメディアミックスプロジェクトが始動、複数のメディアに同タイトルの作品が存在する。

  1. ^ 月刊アスキー2007年12月号の取材記事