コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:Uryah/20100313

{{典拠探し中}}{{未検証}}{{要出典}}{{正確性}}{{独自研究}}

学級崩壊 2010年2月10日 (水) 03:42 の版について

「家庭や地域社会での教育力の不足」「誤った自由保育」「『基本的生活習慣のできていない子』の出現」(1)、「『保護者が学校に協力的で、子供も教師の言うことを素直に聞く』という前提で成立している現在の学校教育システム自体に欠陥があるのではないか」という理解(23)というのは、「戦後、守るべき社会規範内在しなくなった、規範・義務・美学といった超自我が内在しなくなった」(3)こと、1980年代以降、「文化が持つ3つの作用『適応』(適合や実用性)、『超越』(理想主義)、『自省』(自身の妥当性・正当性・正統性を自問すること)のうち、適応が肥大化し、超越・自省が衰退していった」(4)ことが原因、あるいはことそのものではないか。「共有する価値規範を持つ者の数<学級崩壊」という現象の境い目が、「普通の人が切れる」(規範を守っていたら損をすることになり、切れる)ということが言われた時期、現代の誤用としての「性善説・性悪説」が流行した時期ではないか。

価値規範というのはコンピュータプログラムと似ていて、どの記述(規範)がどんな作用をしているか、何を支えているかは単純ではなく、熟慮することなく何かをはずしたら、思いもよらない知恵を取り除いてしまうことになるのではないか。一個人が明快な判りやすさを求める姿勢だけで取捨選択出来るほど単純なものではないのではないか。

価値規範というのは科学と似ていて、「現在の体系」が絶対不可侵なものではなく、慎重な検証のうえで書き換え得るもの、場合によってはひっくりかえ得るものかもしれないが、「一人の個人が一から積み上げて構築する」のは個人の力量を超えていて無理なもの、万人一人一人が一から積み上げていくつもりで生きていくことを是とするのは疑似科学を百花繚乱していくことを是とするようなものなのではないか。

戦後、価値規範を「総とっかえ」した「主要国」は日本だけ。ヨーロッパもアメリカも中国も韓国も、それより前の価値規範からの「断絶」、外からの力による「置き換え」は無く、革命があるとか、キリスト教倫理が弱まったりするなど、「内発」の/「外の影響」を受けた「葛藤」はもちろんあるけれども、今日まで継続して続いている。スクラップ&ビルドし(ようとし)たのは日本だけ。戦後日本に生まれ育った者としては、スクラップまでは是だと思い得るとしても、ビルドし損なったのではないか。民主主義個人の自由文化相対主義といったもの真髄は、<自分だけが絶対不可侵>ではなく他者も尊重しろ、場合によっては自分と同じように尊重しろといったもののはずだったが、その真髄は定着せず、(個人の)自由なんだから何をやってもいい、相対なんだから尊重・尊敬するものなんかない、ということになったのではないか。

Uryah 2010年3月12日 (金) 15:24 (UTC)、2010年5月17日 (月) 14:01 (UTC)

その結果いま(のところ)行き着いている先が、こういう光景やこういう風景になっている、と。うらみ欲求不満を他者へ向けて晴らす人が増えたのか、うらみや欲求不満を抱く人が増えたのか。

Uryah 2010年6月12日 (土) 10:05 (UTC)、Uryah 2010年7月20日 (火) 12:04 (UTC)、2010年7月26日 (月) 18:57 (UTC)、2010年7月28日 (水) 12:04 (UTC)

アウトレイジを観た。一言で言えば、 で何かの成就を願うのは無理・不可能だ(目的が殲滅(かつ成し遂げられるとき)の場合は別)、とビートたけしが言った映画、なのかな。

Uryah 2010年7月6日 (火) 11:21 (UTC)

情報収集

[編集]
  • 『コミュニティを問い直す―つながり・都市・日本社会の未来』 広井良典 ちくま新書 ISBN 978-4-480-06501-8 pp.270 - 271
  • 『教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化(中公新書)』 竹内洋 ISBN 4-12-101704-8 pp.239-246

Uryah 2010年5月17日 (月) 14:01 (UTC)

  • 朝日新聞 2011年3月5日 オピニオン 耕論 ネットカンニング 性悪説に基づき防止策を

Uryah 2011年3月5日 (土) 12:25 (UTC)

  • 朝日新聞 2011年3月17日 天声人語 「『人とはなんて美しいものだろう、人が人であるときには』。古代ギリシャにこんな名文句があった」
  • 『サンデルの政治哲学』 小林正弥 ISBN 978-4-582-85553-1 p.38 「美徳を促進する正義」「西洋においてはアリストテレスをはじめとするギリシャ道徳哲学の伝統に源泉を持つ」 p.24 「まさに倫理的な正義の観念である」「徳を重視する東アジアの文化的伝統とも深いところで共鳴しているように思われる」 p.89 「正義には美徳の涵養と共通善について論じることが含まれる」「正しい社会を作るためには、善について人々が共に論じることが必要である」 p.91 「道徳的な問題を公共的に討議して、様々な考え方について相互的に尊重しつつ、道徳に関与する政治を行うことが必要である」

Uryah 2011年3月17日 (木) 13:06 (UTC)