利用者:VanishingDuck/作業スペース
表示
テキサスシティ大災害(テキサスシティだいさいがい)は1947年4月16日にアメリカテキサス州テキサスシティで起きた船舶の爆発事故。2隻の貨物船に積まれた硝安が炎上爆発し、死者行方不明者568人以上・負傷者2000人以上という大惨事となった。
事故の経緯
[編集]1947年4月11日、テキサスシティの港にフランス船グランカン号(総トン数7176トン)が肥料2700トンを積み込むために入港した。この船は第2次世界大戦後にアメリカから放出されたリバティ型の輸送船である。4月15日までに肥料2100トンを積み終えたほか、同船の船倉にはすでに他の港でピーナッツ・煙草の葉・麻などが積まれていた。
4月16日に残りの肥料を積むためにハッチを開けたところ、船倉の底におかれた木の台から出火しているのが発見される。炎自体はそれほど大きなものでは無かったが備え付けの消火器などでは消すことができず、放水して消そうとしたが、積み荷を傷むことを恐れた船員の判断により船倉を密閉し、機関室から蒸気を送って消火することとなったが、これは最悪の判断であった。