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コロッケー・コロッケの唄

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  • 喜劇の殿様 高野正雄 角川書店 2002-06-06
    • p.96 太郎から目をかけられていた太田芳雪(本名は儀之助)が結婚して「家内が女学校の料理で習ったものだといって、毎日、コロッケばかり食わせるんです」と話したことが元になっている。
      • 91。95-99。105-107。171-175。183。
  • 日本三大洋食考 山本嘉次郎 昭文社出版部 1973-06-15
    • 「カフェーの夜」を益田太郎冠者作と取り違えている。
    • 一般庶民にとって、洋食を食うなんて、容易ならざること。肉食そのものが普及していなかったとする。
    • 有福な家でも家庭でコロッケを作るのは素人の手に負えるものではないとしている。
    • 「太郎冠者は庶民とは次元の異なる立場で、コロッケの唄を書いた。」
    • 「大正の終わり頃から昭和の初めにかけて、そろそろコロッケは、肉屋や市場の店頭で売られるようになった。ジャガ芋だらけのヤツである。」
    • 「白ソースを使った本物のコロッケ」
    • 「大正十二年の関東大震災のころは、まだイモコロッケはなかった。」
      • コロッケの唄が作られた経緯を外している。大衆食堂のコロッケの言及がなく、庶民と次元が異なっていたのは山本だったのでは。
  • たべもの世相史・東京 玉川一郎 毎日新聞社 1976-07-20
    • 大正九年に本郷バーでコロッケが五銭だったとする。
    • 「マッシュ・ポテトにクリームがはいっていて、玉葱の刻んだのや挽肉が少々。」
    • 「ジャガイモが、その構成の九十パーセント以上の「イモコロッケ」などという、お惣菜コロッケがはびこり出したのは、大正十二年の大震災後であって、長屋のおかずにまでなり下がったのは、大正十四、五年から昭和の初めである。」
      • 山本嘉次郎『日本三大洋食考』を引用して「その時代の雰囲気」「大正初期から中期へかけての『洋食』が、世間から、どんな目で見られていたか、を、おわかりいただいたと思う」とするが、本郷バーの記述は山本の主張とは整合しない。
  • にっぽん洋食物語 小菅桂子 新潮社 1983-12-15
    • 山本嘉次郎『日本三大洋食考』に続けて玉川一郎『たべもの世相史・東京』を引用し、玉川が述べた二種類のコロッケを「間違いなくいもコロッケ」とする。
    • 様々な料理書にいもコロッケ。
    • 芳雪の件に触れ、女学校で習ったコロッケについて明治44年『割烹教本』、大正6年『実用割烹教科書』のどちらもいもコロッケ。
  • 日本近代歌謡史 下 西沢爽 桜楓社 1990-11-20
    • 小菅桂子『にっぽん洋食物語』を引いて、「コロッケはそんな気楽な惣菜ではなかった」と異見。
    • 大正7年11月『新奥様の家政』を引いて、「女学校の教育にすらハイカッタ食物は実生活向でなかった」
    • 明治43年頃の演歌師の唄『当世流行ハイカラ節』を引いて、「日常の料理としては、ともかく、その名称は一般民衆に馴染んでいたと考える」
    • 「カフェーの夜」の作者、佐々紅華の『藝術家』を引用。ここでもコロッケ。「洋食屋で召し上るコロツケー」「安い処で一皿十銭位だけれど幾分形が小さいです、普通なら大概十五銭から卅銭位」
    • 「地方廻り少女歌劇団チラシ」に「洋式小唄コロッケー」
  • 和食と日本文化 原田信男 小学館 2005-11-20
    • p.185「すなわち大金持ちの道楽として作詞されたもので、一般の食生活の現実とは乖離した世界であったと見るべきだろう。」
    • 参照は山本:1973
      • モデルの存在に触れていない。
  • 近代日本経済史 橋本寿朗 大杉由香 岩波書店 2000-03-17
    • 「1917年ごろから流行した『コロッケの唄』では、毎日長時間労働で帰宅が遅くなり、コロッケばかりを副食物にしているサラリーマン夫婦が唄われている。これは『洋服細民』と揶揄された月給取りの『文化生活』を風刺したものであるが(毎日新聞社[1981])、洋風化の広がりも感じさせる。」
      • 『一億人の昭和史 日本人 4 三代の男たち 上 明治・大正編』毎日新聞社 1981.8
  • 演歌に生きた男たち 今西英造 中央公論新社 2001-08-25
    • p.122 「大正九年から一〇年にかけて、ちょうど『船頭小唄』の爆発的流行のすこし前に小ヒットした、『コロッケの唄』」「昭和三年ごろになると、さすがに大正演歌も歌われてはいたが影がうすい。」
    • 文一総合出版 1980-06
  • 浅草 大正篇 堀切直人 右文書院 2005-07-11
    • 「…『小唄コロッケ』などの流行歌をレコードに吹きこみ、ヒットさせた。」
    • 「『コロッケの唄』や『おてくさん』が観客の口コミで、たちまち東京中を風靡した。」
    • 「大正八、九年には、六区の劇場で歌われる劇中歌の代表的なもの、例えば『チッペラリーの歌』、「コロッケの唄」のほか、…などが、演歌師によって路傍や露店の出るところで歌われて流行歌となり、道行く若者たちの好んで口ずさむところとなった。」
  • はやり唄問答 中山晋平 民俗藝術 2(2) 地平社書房 1929-02-01
    • 「ある時田舎のお祭にゆきますと、えんか師が二人来てゐる。そしてどの唄でも先づ、『これは目下東京の花柳界で大流行で』と云ふ。それが『今日もコロッケ、明日もコロッケ』なんて奴なのですね。」
  • 日本ミュージカル事始め 清島利典 刊行社1982-05-25
    • 「カフェーの夜」台本。

肉屋のコロッケ

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  • 藤屋精肉店
    • 「創業 1918年」
    • 「創業以来変わらぬ手法を受け継ぎ」
    • 「カレー風味の男爵コロッケ」
  • 有限会社福島肉店
    • 「創業時から続くフクシマのコロッケは、初代福島秋太郎が明治時代にヨーロッパより伝わったクロケットを「肉・じゃがいも・玉ねぎ」で作るものとして考案したもので、日本でも長い歴史のある大正の味を今に伝える懐かしの肉屋のコロッケ」
    • 「大正時代から続くお肉屋さんの味」
    • 「大正7年創業」
    • 「創業は東京都品川区武蔵小山に福島精肉店として初代福島秋太郎によるもので,昭和14年頃男鹿市船川に移転致」

洋食屋のイモコロッケ

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  • “[美味の起源]コロッケ 幕末、長崎に上陸? 大震災後一気に大衆化”. 読売新聞: p. 12. (1988年6月12日) 
    • 「明治四十年創業の洋食屋「松栄亭」(東京・神田淡路町)も、イモコロッケ一筋」
    • 「…と八十年続く味の秘けつを披露してくれた」
    • 小菅「大衆化するのは、コロッケーの歌の後。さらに日本人の生活様式を大きく変えた、大正十二年の関東大震災以後のこと」
    • 帝国ホテル料理長の村上信夫「イモコロッケはフランスにもある」

チョウシ屋の主張

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導入にチョウシ屋。明治の早い段階ですでにじゃがいもコロッケ。

  • 小菅桂子『にっぽん洋食物語』新潮社、1983年12月15日。 
    • 小菅桂子『にっぽん洋食物語大全』講談社、1994年。 
    • 小菅桂子『にっぽん洋食物語大全』筑摩書房、2017年。 

チョウシ屋初代。「最初」とは言っていない。 長楽軒での発端が大正七、八年頃。

  • 小菅桂子『にっぽん味の職人物語』新潮社、1985年12月10日。 

初代「肉屋が副業にコロッケやカツをやり出したのは、あたしが最初でみんなうちの真似だよ」 長楽軒での発端が大正十年。

  • 味の職人こだわり辞典」(東京堂出版,1994
    • 甘辛の職人 中央公論新社 2003-11-25
    • 「チョウシ屋のコロッケは小判型で木の葉に近い独特の形をしている。」
  • “[食彩図鑑]コロッケ 気取らず、元祖“肉屋の味””. 読売新聞: p. 31. (1997年5月31日) 
    • 記者「ジャガイモを使ったコロッケの誕生だ。」

ジャガイモを使ったコロッケは昔からある。

  • 「コロッケ チョウシ屋 東京・東銀座」『サライ』2002年3月7日、15頁。 
    • 「試作品は、ジャガイモが普及した大正6年頃にできたようです」

「最初」の主張はないが、時期が早い。

  • 菊地武顕『あのメニューが生まれた店』平凡社〈コロナ・ブックス 186〉、2013年、124-127頁。ISBN 9784582634860 
    • 「『この形にして売ったのは、うちが初めてらしいですけど』」「形も小判型に変えた」
    • 「大正六年(一九一七)頃。」「二年間」
    • 著者「明治時代に初めてジャガイモを使った人物こそ分からないが、現在のコロッケと同型のものを考案し流行させた店は特定できた」

主張が多い。小判型は明治の文献にある。清六がじゃがいもを使ったコロッケに辿り着いた年が1919年頃に遡っている。ジャガイモはフランスでも使われている。

国立国会図書館デジタルコレクション

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  • 西洋料理指南. 下
    • 敬学堂主人 著、雁金書屋、明治5
    • 雑類 馬鈴薯ヲ以テ俗ニ云「ガンモドキ」ノ如キモノヲ製スル法アリ
  • 洋食料理法独案内
    • パイン・ベリジ 述[他]、友文舎、明19.4 1886.4
    • コロツケの製法
      • 国立国会図書館/図書館送信限定
  • 実業家必携
    • 篠原信康 著、五明堂、明23.6
    • 「コロツケ」の法
  • 割烹受業日誌. 第2輯
    • 高知県尋常中学校女子部 編 (田所富世等, 1893)、明治25,26
    • ころつけ 馬鈴薯
    • 「平くまるめ」
  • 家の宝
    • 大月隆 著、文学同志会、明28,29
    • コロツケの拵方
      • 衣なし
  • 西洋料理法
    • 大橋又太郎 編、博文館、明29.7
    • ビーフ、クロツケツト
    • 鶏肉魚又は種々の肉類クロツケツトは是れと同法を用ゆ
      • クラッカーの粉
  • 料理手引草
    • 下田歌子 著、博文館、明31.6
    • クロッケー
      • 牛肉にても雞肉にても、馬鈴薯、楕円形
  • 独習西洋料理法
    • バックマスター 等著、戸田保吉、1898 明31.7
    • CHICKEN CROQUETTE(チツケン クロツケツト)
    • CROQUETTE(クロツケツト)
  • 和洋簡易料理法
    • 山下胤次郎 (凄涙閑生) 編、駸々堂、明34.10
    • クロッケ
      • 馬鈴薯。肉入りクロッケ
  • 西洋料理厨の友
    • 精養軒主人 述[他]、大倉分店、明35.8
    • 馬鈴薯のコロッケ
      • Minced Meet(ミンスド ミート)コマ22
  • 家庭料理法
    • 横井玉子 著、富山房、明36
    • 西洋料理 揚物類 馬鈴いもの揚方
    • コロツケ
      • 小判型若しくは皿形
  • 西洋料理二百種
    • 松田秋浦 (政一郎) 著、青木嵩山堂、明37.11
    • コロツケー
      • 肉のみ、小判型


  • 洋食五百種 : 家庭応用
    • 赤堀吉松 等著 (新橋書店, 1907)
    • 目次:コロッケ類の調理法
    • オイスター、コロッケ(牡蠣のコロッケ)
    • ミンチ、コロッケ(叩肉のコロッケ)
  • 西洋料理の栞 : 家庭実用
    • ミツセス・ビートン 著[他]、山田政蔵、明40.11
    • フィッシュ、コロツケー
      • 「コロツケーに形造り」と別にコロッケがある前提の書かれ方
  • 女道大鑑
    • 三八光商会編輯部 著 (三八光商会, 1909)
    • 目次:コロッケ
  • 和洋料理道楽
    • 春江堂主人, 村井 編、春江堂、明41.10
    • コロツケの製り方
      • パン粉ではなく饂飩の粉
      • 和洋家庭料理法 家庭割烹実習会 編、春江堂、明41.10 は同じ
  • 西洋料理教科書
    • 桜井ちか子 編、紫明社、明43.4
    • 豚のコロツケー
      • 馬鈴薯、人参、牛蒡、団子型
  • 四季の台所
    • 中川愛氷 (良平) 著 女子新聞社 明43.12
    • ポテートコロッケー
      • 牛肉
  • 料理の手引
    • 石井よし 編、石井よし、明43.12
    • コロツケ
      • 馬鈴薯のみ、楕円形。牛肉又は、卵のコロッケ
  • 西洋料理法 : 家庭の友
    • 手塚かね子 著、大橋光吉、明44.5
    • コロッケー
      • 章ひとつ。ホワイトソースを基とするものと、然らざるもの。円筒形、円形、カツレツ形
      • コロッケー或はカツレツ(肉のみ)、林檎、胡桃、サープライス・コロッケー、馬鈴薯(いものみ)
      • 滋味に富める家庭向西洋料理**手塚かね子 著、福永重勝、大正13。同内容
  • 実用和洋惣菜料理
    • 桜井ちか子 著、実業之日本社、大正1
    • 豚のコロツケー
      • いも入り、団子形
  • 割烹学
    • 中等教育学会 編、修学堂、大正1
    • ロコツケ
      • 牛肉
  • 食道楽. 秋の巻 図書
    • 村井弦斎 著 (報知社, 1913)
    • 目次:第二百二十五 赤茄子 牛肉崩し料理 コロツケ 赤茄子スープ 同シタフヱー
    • 目次:第二百四十七 二十銭料理 手軽なスープ 鰯のフヱタス ランのコロツケ
  • 食道楽 冬の巻
    • 村井弦斎
    • 第百十 挽肉のコロッケー
    • 第百十一 挽肉と芋のコロッケー
    • 第百十二 挽肉と米のコロッケー
    • 第百三十 魚のコロッケー
  • 婦女の栞
    • 川俣馨一 著、東京女子家政学院、大正2
    • コロツケー
    • 普通コロツケー
      • 牛肉、メンチカツ
    • シート・コロツケー
      • 牛肉、玉葱なし、メンチカツもどき
    • ポテトー・コロツケー
      • 肉入り馬鈴薯
    • コロツケート・ラブスター、コロツケート・クラブ、コロツケート・クラム
      • ペシヤミー(ペツヤシー)・ソース
  • 大正営業便覧. 下巻
    • 東京書院 編、東京書院、大正3
    • 西洋料理
      • 仕出の多い家ではコロツケは残品で製せられるから割のよいものである
  • 素人に出来る野菜の西洋料理
    • 藤井葆光 編、藤井竹蔵、大正3
    • 馬鈴薯團子脂烹(じゃがいもコロツケ)
      • 一はいもコロッケ。二はいもクリームコロッケ?
  • 婦人宝鑑最新家庭全書
    • 河野正義 編、東京国民書院、大正3
    • クロツケー
      • 牛肉でも、鶏肉でも。橢圓形(ほそながいかたち)、いもコロッケ
  • 家庭宝鑑
    • 宇野雨軒 著、忠誠堂出版部、大正4
    • コロツケ
      • 牛肉でも鶏肉でも、よきほどに丸め、押し平らめて。肉入りいもコロッケ
  • 現代日用宝鑑
    • 大日本家庭協会 編、大日本家庭協会、大正4
    • コロツケ
      • 挽肉。直径八分長さ二寸程の棒。いもコロッケ。形は棒に限らず、好みによりて拵らへるがよろしい。
  • 家庭の栞
    • 日本女子家政学院 編、日本女子家政学院、大正4
    • コロツケー
      • 挽肉、鶏卵、食パン、玉葱。細丸長。メンチカツ?
    • ビーフコロッケー
      • ジャガ芋、肉入りコロッケ
    • 魚のコロツケー
      • じゃが薯、薯はあまり多からぬをよしとす
  • 一品五銭今日の料理
    • 櫻井ちか子、実業之日本社、大正5年1月10日
    • コロツケ
      • 豚肉、馬鈴薯
      • 手軽に出来る家庭西洋料理 桜井ちか子 著、実業之日本社、大正5。コロツケッツ。ほぼ同じ。
        • 豚肉、胡蘿蔔(にんじん)、牛蒡、馬鈴薯。鶏卵位の大きさに丸めて。肉入りいもコロッケ
  • 家庭重宝記
    • 婦人世界編輯局 編、実業之日本社、大正5
    • コロツケ
      • 炙肉、玉葱、馬鈴薯。俵型。肉入りいもコロッケ
  • 料理 : 洋食細菌
    • 中沢美代 著、家事文庫刊行会、大正6
    • コロッケット共通の規則
      • 上等なのは中は殆ソースのやうに柔で、
  • 家庭料理の拵へ方 : 秘伝公開
  • 家庭で出来る食通の喜ぶ珍料理 : 虎の巻. 上巻
    • 服部茂一 著 (服部式茶菓割烹実習会事務所, 1917)
    • 目次:肉皿極上等のコロツケー
      • 国立国会図書館/図書館送信限定
  • 国民の顧問. 第2巻
    • 日本国民協会 編、日本国民協会出版部、大正7
    • 豚の挽肉、馬鈴薯。いもコロッケ
  • 豚肉加工
    • 飯田吉英 著、中央畜産会、大正7
    • ハム、コロツケ
      • ハム、馬鈴薯、いもクリームコロッケ
  • 割烹教科書
    • 中野常盤 著 (山口割烹講習所, 1918)
    • 目次:二 フイシー、コロツケ , 三 ビーフ、コロツケ
  • 実用料理法
    • 梶山彬 著 (盛林堂, 1919)
    • 目次:魚のコロツケー
  • 安価滋養食品料理法
    • 小出新次郎 著 (通信東洋女子大学出版部, 1922)
    • 目次:一 鱈料理。其の八、フライ、コロツケー、サラド、グレー。
    • ◎鱈料理(其の八)フライ、コロツケー、サラド、
  • 割烹の栞
    • 中村琴里 著、山口家政女学校、大正15
    • 馬鈴薯と魚のコロツケー
      • 天保銭位の太さの団子。いもコロッケ
  • 趣味と実用の西洋料理
    • 河野静子 著、東京基督教女子青年会、大正15
    • クロケツトについて
      • チキン、フイツシユ。クリームコロッケ。
      • ライス ウイズジユリー、ライス アンド ピーナツト バター。クリームなし。
  • 実用季節料理
    • 岡崎富夫 著、文友堂書店、大正15
    • コロツケ
      • ひき肉、馬鈴薯、厚み三分程の平な丸形。いもコロッケ
  • 家庭で出来るおいしい西洋料理
    • 村井節子 著 (富文館, 1927)
      • 国立国会図書館/図書館送信限定 図書
      • 『新しい家庭向西洋料理』?
  • 生活の本. 第4
    • 臼井吉見, 河盛好蔵 編、文芸春秋、1968
    • 移り変り三十年 加太こうじ/p183
      • 国立国会図書館/図書館送信限定

1997.05.31 当時コロッケといえばクリームコロッケ、とても高価 一個二銭五厘、ほとんどジャガイモ チョウシ屋開店、流行の味、コロッケ、子供たちはお金がない

大衆食堂

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  • 金の貯め方儲け方 報知新聞社会部 編著 東洋経済出版部 1930
    • p.64-67 本郷バー
  • 浅草底流記 添田唖蝉坊 近代生活社 1930.10
  • 連鎖店経営法 大江新吉 著 春陽堂 1931
    • p.338-340 本郷バーと須田町食堂
    • コロツケ八銭、カツレツ五銭、コーヒー三銭
      • コロッケとカツレツの値段を取り違えている?
  • 浅草経済学 石角春之助 文人社 昭和8
  • たべもの世相史・東京 玉川一郎 毎日新聞社 1976-07-20
    • 本郷バー。「値段はチキンが二十銭、ビフカツが十銭、ポークは八銭。オムレツ、コロッケはどちらも五銭であった。」

三友軒

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大震災前からコロッケ三銭。須田町食堂を開いた加藤清二郎も二度、皿洗いとして働いていたことがある。

  • 懐かしの復刻版 プログラム映画史 大正から戦中まで 日本映画テレビプロデューサー協会 編 日本放送出版協会 1978-04-01
    • 「三友軒という安い洋食屋に馳け込み、十三銭のカツライスか、八銭のカレーライスに三銭のコロッケを食べた。」「私のカツキチ時代は、大正十年頃(十四歳)から、十五年頃(十九歳)まで続いた。」
  • わが青春の朝鮮 磯谷季次 影書房 1984-10-15
    • 「関東大震災直前の浅草、…。三友軒の三銭のコロッケや五銭のカレーライス、同じく五銭の牛めしや栄螺の壺焼やおでんなどなど。」
  • この人からはじまる 鹿島茂 新潮社 1995
    • p13「それは浅草公園のわきの『三友軒』という安洋食屋だった。ここはとにかく安かった。洋食なのに、一皿八銭が中心で、コロッケ一枚三銭という皿もあった。」
  • 感激実話全集
    • 「三友軒は、當時天下一品の安い洋食を食べさす店として洋服細民間に知られてゐた。一皿八銭といふのが中心で、中には一個三銭のコロツケさえあつた。」

須田町食堂

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  • 赤手空拳市井奮闘伝 実業之日本社 編 実業之日本社 1930
    • p.190「そしてコロツケ三銭、」
      • 本郷バーの章もあり。
  • 明治百年―日本文化のあゆみ 毎日新聞社会部 編 筑摩書房 1965-03-20
    • p.61「コロッケー三銭」

海軍

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  • 海軍割烹術参考書
    • 明治41年 1908年
    • 五六、フイツシユコロツケツト
    • 五七、ビーフコロツケツト

陸軍

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  • 糧食経理科参考書
    • 岡崎内蔵松 編、陸軍経理学校、明39.7
    • コロツケー
    • 牛肉(或は豚肉)、魚(肉のみ)、春菊、薩摩芋、葱、玉菜
  • 軍隊料理法
    • 川流堂、明43
    • コロツケ
    • 馬鈴薯、牛肉又は豚肉、鹽、胡椒、玉葱、ヘット又はラード、米利堅粉
  • 軍隊調理法
    • 糧友会 編、糧友会、昭和3
    • コロツケー
    • 鮭罐肉、玉葱、馬鈴薯、卵、パン粉、小麦粉、食鹽、ラード、胡椒
  • 軍隊調理法
    • 糧友会、1937.10
    • コロツケー
    • 鮭罐肉(牛肉)、卵、食鹽、ソース、玉葱、パン粉、ラード、馬鈴薯、小麦粉、胡椒、玉菜

メンチカツ

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  • 家庭料理法 : 和洋折衷
    • 赤堀峰吉 等著、杉本翰香堂、明38.10
      • インターネット公開
    • 赤堀峰吉 等著 (岡村盛花堂[ほか], 明40.4、1907.4)
      • 国立国会図書館/図書館送信限定、目次あり
    • 茄子のメンチ燒
  • 食道楽 冬の巻
    • 村井弦斎
    • 第百十三 メンチライス
    • 第百十四 メンチトース
    • 第百十五 メンチポテト
    • 第百十六 メンチボール
  • 家庭和洋割烹辞典
    • 東京割烹研究会 編、警醒社書店、大正3
    • メンチパテー。メンチ、スチユウ。メンチビーフ、オン、ポーチドエツグス。メンチボール。
      • メンチボールは両面
  • 割烹教科書
    • 中野常盤 著 山口割烹講習所 大正7
    • メンチ、エッグス
  • 楽しい我が家のお料理
    • 桜井ちか子 著、実業之日本社、大正14
    • メンチボール
      • 玉子位の大きさに丸め、揚げ
  • 実用季節料理
    • 岡崎富夫 著、文友堂書店、大正15
    • ミンチボール
      • 厚み三分程の丸形、両面
  • 西洋料理法 : 家庭趣味
    • 住田たま子 著、啓明社、大正15
    • メンチボール
      • 丸めて、焼き、煮込み
  • TBS「この差って何ですか?」2019年2月19日
    • 明治32年頃に煉瓦亭店主が「メンチ」と聞き間違えたというが、明治21年から「メンチ」表記がある。
    • メンチカツが人気となり、全国に広まっていったというが、料理書には大正9年まで現れないし、「ミンチ」もある。
      • ただの表記揺れの範囲なのでは。
  • 散歩日和:神戸新鮮市場(神戸市兵庫区) 誇りと意気と居心地と | 毎日新聞 2019/7/19 大阪夕刊
    • 「元祖ミンチカツを販売する「三ツ輪屋総本店」は1901(明治34)年創業。全国からミンチカツを求めて客が来る。2代目の故水野三次さんが修業先の東京から戻った際に、ミンチカツを考案。肉屋さんが売るミンチカツやコロッケの草分けとなった。」
      • 旧店名や時期がないが、これ以外に情報がない。

カツレツ

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ハンバーグ

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