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JR東海315系電車
[編集]315系電車はJR東海211系・213系・311系の後継車両として投入予定の直流通勤形電車である。
2021年度~2025年度にかけて名古屋都市圏と静岡都市圏を中心として中央線・東海道線(名古屋地区・静岡地区)・関西線に順次投入される予定である。
2022年3月5日に先行して中央線(名古屋-中津川間)において運転開始を予定している。
中央線(名古屋-中津川間)においては、2023年度までに、特急車両(383系)を除く全ての車両が315系で統一される予定である。
基本情報 | |
運用者 | 東海旅客鉄道 |
製造所 | 日本車輌製造 |
製造年(予定) | 2021年 - 2025年 |
製造数(予定) | 352両 / 65編成(8両編成:23編成 / 4両編成:42編成) |
主要諸元 | |
編成 | 8両(4M4T) / 4両(不明) |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 直流1500V |
最高運転速度 | 130km/h |
設計最高速度 | 130km/h |
起動加速度 | 2.6km/h/s |
減速度(常用ブレーキ) | 4.3km/h/s |
減速度(非常ブレーキ) | 5.1km/h/s |
編成定員 | 8両:1196人 / 4両:580人 |
編成重量 | 8両:273.6t / 4両:不明 |
全長 | 20100mm |
全幅 | 2978mm |
全高 | 4770mm |
台車 | ボルスタレス台車・ダンデム式軸箱支持方式 |
制御方式 | SiC素子VVVFインバータ制御(異常時出力向上機能付) |
ブレーキ方式 | 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ |
保安装置 | ATS-ST
防護無線(自動発報機能付) 車両・地上間のLTEデータ通信 |
投入予定
[編集]- 2021年度 56両(7編成)
- 2022年度 56両(8編成)
- 2023年度 120両(20編成)
- 2024年度 64両(16編成)
- 2025年度 56両(14編成)
新しく製造される315系は8両編成と4両編成のみとなりこれまでの211系・213系・311系・313系に存在する6両編成と2両編成は製造されない予定。
車両について
[編集]制御方式はVVVFインバータ制御の半導体素子を313系のIGBT素子からSiC素子に変更され,211系に比べて消費電力量を35%減とする。
また,N700S系確認試験車の設計をフィードバックし,(JR東海の量産車両及び在来線向け車両では初めて)非常走行用二次電池を備え,停電になっても最寄り駅まで自走できる構造とする。
全て日本車輌製造で製造され,車体は引き続きステンレス製であるが,日車式ブロック工法が採用され,初の「N-QUALIS(エヌクオリス)」ブランドの車両である。
最高速度は313系と同じ130km/hで車内は全てロングシートとなる。
車種構成は,JR東海のオリジナル形式の在来線車両としては初めて編成両端に制御車(クハ)が配置される。
JR東海の在来線車両では初となる運転台の計器がディスプレイに表示されるグラスコックピット方式を採用している。
車内には犯罪防止の目的で防犯カメラが設置されている。
JR東海の在来線車両では初となるLCDの車内案内表示器を採用している。