利用者:Xenon124/sandbox

ユトリベルク線(S10)
基本情報
国	スイス
所在地	チューリッヒ
起点	チューリッヒ中央駅
終点	ユトリベルク駅
駅数	9
開業	1875年
車両基地	Giesshübel
路線諸元
営業キロ	10.3 km
軌間	1,435 mm（標準軌）
電化方式	直流1,200 V 架空電車線方式
最大勾配	79 ‰

ユトリベルク線（ドイツ語: Uetlibergbahn）はスイスのチューリッヒ中央駅とチューリッヒ市の西に位置するユトリベルク山頂を結ぶ鉄道路線である。路線はチューリッヒSバーンのS10系統として運用され、チューリッヒ運輸連合の運賃ゾーンが適用される。

路線

停車場・施設・接続路線
凡例
-1,2 チューリッヒ中央駅 (21–22番線) 標高 396 m シールトンネル 全長 1296 m -0,2 セルナウ駅 標高 398 m 0,0 旧セルナウ駅 旧起点 標高 414 m Sihlbrücke Giesshübel 橋 (96 m) マネッセトンネル連絡線 1,1 ギースヒューベル駅 通過扱い シールタル線 1,4 ビンツ駅 標高 421 m 1,9 Borrweg 信号場 標高 435 m 2,2 フリーゼンベルク駅 標高 446 m 2,6 シュヴァイクホフ駅 標高 459 m 3,2 トリームリ駅 標高 485 m 4,4 Berghof 信号場 標高 543 m 5,8 ウイティコン・ヴァルドエック駅 標高 620 m 7,0 リングリコン駅 標高 682 m 9,1 ユトリベルク駅 標高 813 m

ユトリベルク線はチューリッヒ中央駅を起点とし、シールタル線と地下21、22番線の島式一面二線のホームを共用している。駅の他線とは線路上独立しているが、地下構内の歩行者通路・店舗施設は一体となっている。中央駅を出ると列車はシール川沿いに敷設された複線トンネルを進み、最初の途中駅であるセルナウ駅は川の直下に位置する。セルナウ駅を出ると地上区間になりZürich Giesshübel駅に到達する。中央駅から当駅まではシールタル線との共用区間になっている。ただし、ユトリベルク線にはホームが無く、全列車が通過するため旅客扱いは行わない。また、当駅には車庫が所在している。

Giesshübel駅を過ぎるとすぐにBinz駅があり、直線上に急勾配をde:Zürich Friesenberg駅、de:Zürich Schweighof駅、de:Zürich Triemli駅と進んでいく。この区間はBinz―Friesenberg間が複線、ほかは単線である。その後、路線風景は近郊から丘陵や森林へと姿を変え、大きく回り込む曲線で標高を稼いでいく。Triemli駅から終点のUetliberg駅までは直線距離にして1.5キロに過ぎないが、路線キロは5.9キロに及ぶ。途中Uitikon Waldegg駅とde:Ringlikon駅を経由し終点のユトリベルク駅に到着する。Triemli駅からUitikon Waldegg駅までは複線で、以後Ringlikon信号場構内以外は単線である。

運行

Sバーン、S10、何分おき

施設

電化方式

ユトリベルク線とシールタル線は一部路線を共用しているものの、ユトリベルク線は直流1,200Vで電化されているのに対し、シールタル線は交流15,000V、16.7Hzで電化されている。歴史的経緯からみると、ユトリベルク線はForchbahn同様にメーターゲージに改軌し市電を経由して中央駅への乗り入れを計画していたため直流電化されたのに対し、シールタル線は貨物輸送やゴッタルド線への接続を考慮してスイス連邦鉄道と同じ交流電化を選択した。この両線の車両が同じ線路を共有するにあたっては、シールタル線用の架線が通常の軌道中央に吊架され、ユトリベルク線用の架線は横方向に1300 mmずらして吊架する形態をとっている。

• 
  ユトリベルク線の車両のパンタグラフ。横方向にずれていることがわかる。
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  チューリッヒ中央駅構内の剛体架線。左がユトリベルク線用で、右がシールタル線用。

チューリッヒ交通協会

チューリッヒ交通協会（チューリッヒこうつうきょうかい、ドイツ語: Zürcher Verkehrsverbund）