利用者:YOSHITAKE TAKADA/sandbox
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壱岐イルカパーク&リゾート
[編集]概要
[編集]019年4月25日にリニューアルオープンした、長崎県壱岐市勝本町にある、イルカふれあい施設。自然のイルカと泳ぐような感覚で泳げる「ドルフィンエンカウンター」を中心に、イルカにご飯をあげたり、直近でトレーナーの解説を聴きながら、イルカを観察できるペンウォークや、イルカとふれあえるプログラムを多数提供。
2020年より「イルカとヒトとがコミュニケーションが取れるような施設」になることを目標に、アメリカのDolphin Research Center が行っている ”Relationship Based Training” の手法を取り入れ、餌を使ったトレーニングに加え、たくさんのイルカと遊ぶ時間を設け、イルカとの信頼関係構築を第一に考えたトレーニングを日々行っている。イルカがヒトと遊ぶことを、魚と同じくらい楽しみになるように、スタッフはもとより、お客様もイルカと一緒に遊べるようにしている。敷地内には、「どこにいてもイルカを感じられる場所」をコンセプトにしたカフェを併設し、東京の Glitch Coffee&Roasters から豆を取り寄せ、こだわりのコーヒーやカフェラテに加え、VERY FANCY のふわとろパンケーキや壱岐の食材にこだわったパスタやカレー、フィッシュフライなどを提供。
基本情報
[編集]営業時間:年中無休 9:30-17:00(カフェのラストオーダーは16:30)
入場料:1,000円
HP:https://ikiparks.com
TEL: 0920-42-0759
住所:長崎県壱岐市本町東触2668-3
歴史
[編集]1995年4月に長崎県壱岐郡勝本町(現 壱岐市)が設立したイルカふれあい飼育施設で、行政の直営で運営していたが、施設の老朽化と財務状況の悪化から、2018年から再生プロジェクトがスタート。2018年11月に再生するための運営会社 IKI PARK MANAGEMENT株式会社を市と民間の共同で設立し、2019年4月25日にリニューアルオープンした。
壱岐島では、1970年代から島の周辺に住んでいるイルカを漁業の害獣として追い込み漁で駆除していた。1980年の壱岐イルカ事件がきっかけで、世界的な注目を集め、世界的な批判の的となった。当時の行政は時の批判をうけ、全面的にイルカの追い込み漁をやめることを決定し、1995年にイルカとの共存を目的とした、壱岐イルカパークを設立した。
2019年のリニューアルから1週間後に若いイルカが死亡。解剖や病理検査を行ったが死因は不明。5ヶ月ほど前に尾鰭付近を鋭利な刃物に切られたような傷が見られたことと、死亡前夜に侵入者がいた形跡があり、いたずらなどによる何かしらのショック死の可能性を疑う。その後、年末と翌年の2月までに2頭が立て続けに死亡。慢性的な肺炎と肝臓疾患が原因であった。これらの死亡により、施設の健康管理体制を一新。それまで市の獣医に依頼していたが、外部の鯨類の専門獣医と新たに契約し、健康管理の定期的なコンサルティングを受けながら体温、血液、行動などを詳細に確認するようになる。その結果、施設開設以来、毎年最低1頭のイルカが死んでいた施設の環境が一新し、2021年9月現在、1年7ヶ月間一頭も殺していない。これはイルカパーク設立以来最長の記録となる。