利用者:Yhiroyuki/ネギま
魔法先生ネギま!
[編集]あらすじ
[編集]- 正規の教員として認められるまで (1巻~2巻)
- 着任初日の内に生徒の一人、神楽坂明日菜に正体がばれてしまう。当初、ネギを嫌っていた明日菜であったが、父の行方を探すというネギの目標を知り、深い関係を築いていくことになる。
- 吸血鬼エヴァンジェリンとの戦い (3巻)
- 吸血鬼エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルにネギは命を狙われることになる。ネギは一度追い詰められるが、明日菜に助けられた。明日菜は戦う力を得てネギを守るために、ネギのパートナーとなる。しかし、明日菜に迷惑をかけたくないネギは、一人でエヴァンジェリンと戦うことにする。結局は一人ではかなわず、また明日菜に助けられることになった。以後の話でも、生徒に迷惑をかけたくなくて一人で危険に立ち向かおうとするネギと、ネギを守ろうとする仲間の構図は繰り返される。
- 修学旅行 (4巻~6巻)
- 麻帆良学園女子中等部は修学旅行の時期となり、3-Aは京都へ出発した。魔法使いの対立に巻き込まれる中、強敵フェイトに出会い、エヴァンジェリンに助けられる。戦いの後、父の親友に案内され、父の別荘を訪問する。そこで、明日菜は会ったことの無いはずのサウザンド・マスターとその仲間の写真に既視感を覚える。これ以後、明日菜の過去にまつわるエピソードが随所に挿入されるようになる。そこでは、普通の女子中学生であるはずの明日菜と、魔法世界、サウザンドマスターとの関係が示される。
- ネギの修行 (7巻~8巻)
- ネギはあいかわらず無謀な行為を続けていた。意地になっているだけだからと明日菜は止めようとするが、クラスメイトから目的を持って頑張っているのだから止めては駄目だと諭される。それでも、迷惑をかけたくないからと一人で危険な場所に向かうに至って、二人は絶交状態となる。しかし、目的に向かって進み続けるというネギの気質を理解しつつあり、そして、ネギの死を予感してしまった明日菜は、守らせてほしいという思いをネギに伝えるのであった。
- ある夜、ネギは明日菜に自分の過去を語った。父は危機が起きたときに助けてくれる英雄だといい聞かされて育ったこと、父に会いたいがためにいたずらを繰り返したこと、そして、悪魔に襲われ村人が石に変えられたこと、死んだはずの父が助けにきてくれたことを。危機が起きれば父が助けてくれる、そう思ったから村が襲われたと自分を責めるネギに、明日菜と仲間はネギに父と再会させることを約束するのであった。
- 学園祭 (9巻~17巻)
- 麻帆良学園都市全体で学園祭の時期となった。三日の間、3-Aの生徒もクラスや部活動などで様々な活動を行うため、担任のネギはスケジュールがたいへんな状態となったが、生徒の一人で、自らを火星人と名乗る超鈴音からもらったタイムマシン「カシオペア」により、順にこなしていくことができた。
- さて、学園祭二日目にネギは父、ナギの幻影と出会う。父を目標とするネギに対してナギはそれを否定するような言葉を投げかける。落ち込んだネギは、全てを吹っ切って前に進もうとするが、生徒の長谷川千雨から吹っ切れたと思うのは勘違いだ、大きな悩みは抱えたまま前に進めと助言される。
- 一方、ネギらが学園祭を楽しんでいる間に超鈴音は魔法の秘密を全世界に公知すべく活動していた。超鈴音は実は未来人であり、歴史を変えるためにこの時代に来たのであった。魔法使いたちは超鈴音を止めようとするが戦いに敗れ、ネギと仲間(ネギ・パーティー)も罠にかかり未来に飛ばされる。ネギらはかろうじて過去(学園祭三日目)に戻ることができ、超鈴音の野望を止めるべく行動に移った。しかし、ネギは迷う。超鈴音の行いは自身のエゴのために世界を変えるがゆえに悪であったが、それによって助かる者もいるはずである。そして、超鈴音を止めることはネギ自分のために未来を変えることでもあった。自分が正しいと思うだけでは進めなくなったネギは、ある結論を出し超鈴音との決戦に挑む。
- その後 (18巻)
- ネギは父の友人より、魔法世界に父の手がかりがあることを聞かされ、旅立ちの決意をする。だが、父しか見えていないその姿を明日菜に危惧され思い悩むことになる。結局は、父は自分の全てだ、止まることはできないと再確認したネギは明日菜に同行を求める。仲間とともにネギを守ることを決めていた明日菜は、もう止めることをしなかった。そして、旅立ちの前にネギに一緒に遊ぶことを約束させるのであった。ここで第一部完となる。
現在も続く第二部として『週刊少年マガジン』誌上で連載中であり、夏休みの日々の様子や魔法世界での冒険が描かれている。
魔法先生ネギま!の登場人物
[編集]概要
[編集]本作品では、二つの社会にわたって多くの登場人物が存在する。一つは表の世界、すなわち我々の社会そのものである。日本に教師として赴任した主人公のネギは、魔法使いとしての正体を隠したままA組の31人の生徒と出会うことになる。生徒の多数は一般人であるが、ネギの正体を知ってしまうものもおり、魔法使いの世界に関わりをもつことになる。
もう一つは裏の世界、魔法使いの社会であり背景として魔法世界と呼ばれる異世界がある。麻帆良学園の教師・生徒の中にも、魔法使いが存在する。物語の中で大きな存在感を持つのが、かってネギの父「サウザンド・マスター」に率いられ魔法世界の大戦を終結させた「紅き翼」である。ネギの生徒のなかで、とくに神楽坂明日菜とエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの二人は「サウザンド・マスター」との関係があり、断片的に語られる「紅き翼」の活躍と共に物語に謎を与えている。
主人公についてはネギ・スプリングフィールドも参照のこと。
ネギの生徒については本項目で概略を示す。詳細は個別の項目を参照のこと。
上記以外の人物は本項目で詳述する。
ネギの生徒たち
[編集]デザインコンセプト
[編集]本作品では、中学校の一クラス全員に設定を与えており、「後から見返して、1巻目の最初の登場コマから、各キャラの行動に矛盾がない」[1]ように描かれている。しかしながら、生徒31人全員が一時間目(第一話)から登場しているにも関わらずほとんどが読者に対して紹介されぬままに物語が進められており、読者は生徒の見分けがつかないが大勢でなにか楽しそうにやっているという雰囲気を感じ取ることになる。 作品中では時折クラスメート編と呼ばれる個々の生徒に焦点を当てた回があり、読者は順番に生徒を覚えていくことになる。これは、モーニング娘。のファンがメンバーを識別していく過程を参考にしている。[2]
ネギ・スプリングフィールド
[編集]派生作品
[編集]アニメ・ゲーム化作品などの声を佐藤利奈が演じた。佐藤利奈はネギについて、まっすぐで純粋で、一所懸命に前を向くひたむきさをもっていると述べている[3]。
脚注
[編集]- ^ AI Love Network 2003年(後半)の日記帳 7月14日 2008年1月14日閲覧
- ^ 堀田純司 『萌え萌えジャパン 2兆円市場の萌える構造』、講談社、2005年。ISBN 4063646351。第21節 赤松健の世界 P.292-P.314
- ^ ネギパ 14巻 P.18 「声優インタビュー」