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利用者:Yhr/他言語版からの翻訳/ロバート・ミリカン

ロバート・アンドリュー・ミリカン(Robert Andrews Millikan,1868年3月22日-1953年12月19日)はアメリカ実験物理学者素電荷の決定と光電効果の研究によって1923年ノーベル物理学賞を受賞した。後年、彼は宇宙線の研究も行った。


教育

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彼は、1891年オバーリン大学より古典学士号を取得し、1895年コロンビア大学から物理学のPh.Dを取得した。

彼は、古典から物理学への転向についてその自伝の中で述べている:

At the close of my sophomore year [...] my Greek professor [...] asked me to teach the course in elementary physics in the preparatory department during the next year. To my reply that I did not know any physics at all, his answer was, “Anyone who can do well in my Greek can teach physics.” “All right,” said I, “you will have to take the consequences, but I will try and see what I can do with it.” I at once purchased an Avery’s Elements of Physics, and spent the greater part of my summer vacation of 1889 at home … trying to master the subject. [...] I doubt if I have ever taught better in my life than in my first course in physics in 1889. I was so intensely interested in keeping my knowledge ahead of that of the class that they may have caught some of my own interest and enthusiasm.

彼は、1910年に電子一個の電荷を測るための油滴実験の最初の結果を出版した。その値は素電荷と呼ばれる基本的な物理量の一つであり、その正確な値を知ることは非常に重要である。彼のこの実験で、二つの電極間に重力に逆らって浮遊している小さな帯電した油滴に働く力を測定した。電場を知ることによって、油滴の電荷を知ることができる。多数の油滴について実験を繰り返すことによって、ミリカンは測定結果が電子一個の電荷にあたる共通の値(1.592×10-19 クーロン)の整数倍となることを示した。この結果が現在知られている素電荷の値(1.60217653×10-19クーロン)よりも若干低いのはミリカンが用いた空気の粘性の値が間違っていたためである。