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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(わり)は割合を示す数値の後につける無次元の単位で、全体をとして示すものである。十分率(じゅうぶんりつ)ともいう。

概説

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1割は十分の一に等しい。漢数字小数では「(ぶ)」に等しい。SI接頭語ではd(デシ)に当たり、パーセント表示では10 %に当たる。パーセントが百分率であるように、割は十分率である。

例えば定価から 2/10 の値引きをした値段は2割引打率が 3/10 以上である打者3割打者というように用いられる。漢字「割」の本来の意味は「わる」「さく」で、「十分の一」の意味は(また「割合」の意味も「割り算」の意味も)日本独自の国訓である。

1割 (十分の一) より小さい端数がある割合、たとえば0.327は、3割2分7のように漢数字の分量単位を用いる。

「分」についての誤解

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分は1⁄10(1⁄100ではない。)を、厘は1⁄100を、は1⁄1000を表す漢数字である。

「割」と共に「分」が用いられる場合に、「分 = 百分の一」と誤解されることがある。しかし、分は1/10を表す分量単位であり、「分 = 割の十分の一」として使われているのである(詳細は、分 (数)#百分の一を意味するとの誤解を参照のこと)。

関連項目

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