創星の樹
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創星の樹 | |
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小説 | |
著者 | 栗府二郎 |
イラスト | しろー大野 |
出版社 | メディアワークス |
レーベル | 電撃文庫 |
刊行期間 | 2000年4月10日 - 2001年12月10日 |
巻数 | 全3巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル |
ポータル | ライトノベル |
『創星の樹』(そうせいのき)は栗府二郎/著、しろー大野/イラストのライトノベル。電撃文庫(メディアワークス)より2000年4月から2001年12月まで全3巻が刊行された。
あらすじ
[編集]リュードは、同じ村の仲間達と一緒に機械の死体を探すべく、「棄械工原」をめざす。「棄械工原」で機獣に襲われたリュードは、女性型機械人・翠桜に助けられる。彼女の言葉により、「血錆廃地」へ向かったリュードは、セイリンという亜人の少女と出会う。
登場人物
[編集]- リュード
- 主人公。辺境の村ヒラに住み、「薬草採り」の叔父オロイに育てられる。友人のアウルに誘われ、棄械工原へと機械の死体を探しに行く際、機獣に襲われる。その後、血錆廃地(けっせいはいち)でセイリンと出会う。その時に「流浪翁」と名乗った機械の補助脳(サブ・ブレイン)に「樹的記憶再生者」とされ「樹霊(エコー)」を右手に貼り付けられる。
- セイリン
- 亜人(フェイ)の少女。亜人の予言者「夢姫」の候補者にして「暗黒夢(ダーク・ドリーム)」。
- アウル
- リュードの友人で十五歳の青年。ヒラの村の宿屋の息子。
- オロイ
- リュードの叔父でヒラの村の“薬草採り”。謎の多い人物。
- リアン
- セイリンの師匠。亜人の「夢姫」だが、変わり者の「夢姫」として有名。
- スオウ
- 亜人の戦士でセイリンの幼馴染み。父親を人間に殺され、人間を憎んでいる。
- 翠桜(すいおう)
- 「棄械工原」の墓守。女性型機械人で、未来を視る事ができる。
- 翠柳(すいりゅう)
- 風治公社の「助言機」(カウンセラー)。女性型機械人で、翠桜の双子の姉妹。交渉のエキスパートマシン。
- 炎綬(えんじゅ)・アンディ
- 火治公社の「隠し走査機」(シークレットスキャナ)。男性型機械人だが、外見は人間そのもの。人間を装う際にはアンディと名乗る。
- アズラ・シン
- 「伝承師」の一人。古詩の吟詠に優れているため、“詩詠みアズラ”と呼ばれる。
- 銀黒(ギンコク)
- 風治公社の「走査機」(スキャナ)。男性型機械人で、交渉のサポートマシン。
- マイト・ライレー
- 元舞闘師で、アズラの友人。剣の達人だが、現在はバンドの傭兵。
- 鉄蜥蜴(ツッパシリ)
- 小型の「走査機」(スキャナ)。簡単な修理機能も有する、好奇心旺盛な機械。
設定
[編集]- 大離散(だいりさん)
- 機械達が情報とシステムの大部分を一瞬にして失った災厄。「禍王」が生み出した災厄ともいわれ、現存している「大離散」以前の情報は「公詩」のみ。
- 禍王(かおう)
- 「大離散の元凶」とも「大離散の落とし子」とも呼ばれ、「補助脳」(サブ・ブレイン)が「狂った神霊」と呼んだ存在。この存在の出現により、「暗黒機」と呼ばれる機械が誕生した。
既刊一覧
[編集]- 栗府 二郎(著)・しろー大野(イラスト)、メディアワークス〈電撃文庫〉、全3巻
- 『創星の樹1 ダーク・ドリーム・プリンセス』、2000年4月25日初版発行(4月10日発売[1])、ISBN 9784840214889
- 『創星の樹2 リシュール・ザ・ブルーフィンガー』、2001年1月25日初版発行(2000年12月21日発売[2])、ISBN 9784840217088
- 『創星の樹3 ストーン・エッジ』、2001年12月25日初版発行(12月10日発売[3])、ISBN 9784840218788
脚注
[編集]- ^ “「創星の樹(1) ダーク・ドリーム・プリンセス」栗府二郎[電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月2日閲覧。
- ^ “「創星の樹(2) リシュール・ザ・ブルーフィンガー」栗府二郎[電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月2日閲覧。
- ^ “「創星の樹(3) ストーン・エッジ」栗府二郎[電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月2日閲覧。