劉進慶
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劉 進慶(りゅう しんけい、1931年 - 2005年10月23日)は、台湾経済の研究者。日本名、中山 進慶(なかやま しんけい)。
1931年日本統治下の台湾台南州斗六郡斗六街(現・雲林県)生まれ。1956年台湾大学経済学系卒業、1972年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。1975年より東京経済大学助教授、1978年同教授、同経済学部長、図書館長、学校法人東京経済大学理事を歴任。1985年対外経済貿易大学(北京)、1996年北京大学客員教授。1991年スタンフォード大学、1992年ハーバード大学客員研究員。2002年東京経済大学名誉教授。
中国統一(台湾問題)のために積極的に発言した。
著訳編書
[編集]- 『戦後台湾経済分析―1945年から1965年まで』 東京大学出版会 (1975/02) ISBN 413046017X
- 『台湾の経済―典型NIESの光と影』東京大学出版会 (1992/02) ISBN 4130410725
- 『激動のなかの台湾―その変容と転成 引っ越すことのない隣人たち』田畑書店 (1992/10) ISBN 4803802432
- 『台湾百科』大修館書店; 第2版 (1993/03) ISBN 4469230928
- 『日韓台の対ASEAN企業進出と金融―パソコン用ディスプレイを中心とする競争と協調』日本経済評論社 (2002/06)
- 『台湾の産業政策』勁草書房 (2003/01) ISBN 4326502371
- 『隅谷三喜男著作集』全9巻 岩波書店 (編集委員)
- 『2004年台湾総統選挙の不正を告発する』日本僑報社 (2004/12) ISBN 4861850037
- 『東アジアの発展と中小企業―グローバル化のなかの韓国・台湾』学術出版会 (2006/03) ISBN 4820593579
伝記と文献
[編集]- 劉進慶 (2003). “わがレジスタンスと学問(レジスタンスと学問の人生)”. 東京経大学会誌(経済学) (233).
- 劉進慶 駒込 武 (2006). “追悼特別掲載 「戦後」なき東アジア・台湾に生きて”. 前夜 (第1期).
- 邱士杰 (2022). 戰後台灣經濟的左翼分析:劉進慶思想評傳. 台灣: 國立臺灣大學出版中心. ISBN 9789863505235
- 劉進慶 (2015). 邱士杰. ed. 劉進慶文選:我的抵抗與學問. 台北: 人間出版社. ISBN 9789866777981
外部リンク
[編集]- 佐藤幸人 (2010). “劉進慶を論じることの意味”. アジア経済 (51 (1)): 48-50 2024年8月1日閲覧。.
- 平川均 (2010). “故劉進慶教授と「台湾経済分析」──北波道子「台湾の経済発展と『官民二重構造』──劉進慶教授の研究業績を再読する──」を素材にして──”. アジア経済 (51 (1)): 64-81 2024年8月1日閲覧。.
- 北波道子 (2010). “台湾の経済発展と「官民二重構造」──劉進慶教授の研究業績を再読する──”. アジア経済 (51 (1)): 51-63 2024年8月1日閲覧。.
- 邱士杰. “『戦後台湾経済分析』を読み直す――「新世代アジア史研究会」における発表(訳文)”. 2024年8月10日閲覧。