加納秀夫
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加納 秀夫(かのう ひでお、1911年3月9日 - 2003年9月2日[1])は、日本の英文学者、翻訳家。
来歴
[編集]広島県出身。1934年東京帝国大学英文科卒業。戦後、東大教養学部助教授、1953年東京都立大学教授。のち青山学院大学教授。 ワーズワースなどのロマン派詩人からエリオット、イエーツなどの現代詩人を研究。
著書
[編集]- 『憂鬱と狂信』(新月社) 1948
- 『イギリス浪漫派詩人』(研究社) 1951
- 『ワーヅワス』(研究社出版、新英米文学評伝叢書) 1955
- 『不安の現代英文学』(南雲堂、不死鳥選書) 1956
- 『危機と想像』(研究社選書) 1958
- 『英詩と近代的ヒューマニズム』(研究社、新英米文学語学講座) 1959
- 『現代英米文学人名辞典』(編、研究社、レファレンス・ブックス) 1961
- 『英国ロマン派の詩と想像力』(大修館書店) 1978
翻訳
[編集]- 『英国の印象』(R・W・エマソン、新月社、英米名著叢書) 1948
- 『ジプシーの児 / 冬の夢』(ロザモンド・レイマン、南雲堂、英米短篇小説選集) 1957
- 『金蠅』(エドマンド・クリスピン、早川書房、世界探偵小説全集) 1957、のちハヤカワ・ポケット・ミステリ 1998
- 『くもの巣』(ニコラス・ブレイク、早川書房、世界探偵小説全集) 1958
- 『活火山の下』(マルカム・ラウリー、白水社) 1966
- 『見よ、旅人よ』(オーデン、平凡社、世界名詩集4) 1968
- 『ワーズワス詩集』(ワーズワス、新潮社、世界詩人全集4) 1969
- 『オーデン』(オーデン、筑摩書房、筑摩世界文学大系71) 1975
記念論集
[編集]- 『ロマン派文学とその後 加納秀夫教授退任記念論文集』(篠田一士ほか編、研究社出版) 1980
脚注
[編集]- ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus(コトバンク)
参考
[編集]- 日本人名大辞典