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加茂蚕糸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
加茂蚕糸販売農業協同組合
設立日 1937年
所在地 471
愛知県豊田市小坂本町
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加茂蚕糸販売農業協同組合連合会(かもさんしはんばいのうぎょうきょうどうくみあいれんごうかい)は、かつて愛知県豊田市小坂本町にあった農業協同組合。通称は加茂蚕糸(かもさんし)。

沿革

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1929年(昭和4年)には高さ120尺(約36メートル)もある大煙突が完成し、挙母市街地(豊田市街地)の象徴的存在だった。1930年(昭和5年)の挙母町には約40の製糸工場があったが、世界恐慌の影響を受けて1934年(昭和9年)には12にまで減少した。1937年(昭和12年)には保証責任加茂繭糸販売組合が設立され、当初は西加茂郡挙母町高橋村三好村猿投村藤岡村の養蚕者の個人出資だったが、後に西加茂郡・東加茂郡全域にまで拡大した。1985年(昭和60年)7月6日、工場の跡地に豊田産業文化センターが開館した。

年表

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  • 1901年(明治34年) - 岩井音五郎が母体となる厚生館製糸場を設立。
  • 1917年(大正6年) - 長野県出身の木下富と息子の木下信が厚生館製糸場を基に設立。
  • 1919年(大正8年) - 加茂製糸所に改称。
  • 1920年(大正9年) - 西加茂製糸株式会社に改称。
  • 1929年(昭和4年) - 大煙突が完成。
  • 1937年(昭和12年) - 木下信を組合長とする保証責任加茂繭糸販売組合が設立。
  • 1948年(昭和23年)7月26日 - 加茂蚕糸協同組合が設立。
  • 1949年(昭和24年)7月28日 - 加茂蚕糸販売農業協同組合連合会が設立。
  • 1959年(昭和34年) - 機械設備217台、従業員297人。従業員数では愛知県最大の製糸工場だった。
  • 1981年(昭和56年)3月20日 - 加茂蚕糸が廃業。
  • 1982年(昭和57年) - 大煙突が解体。

参考文献

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  • 杉本誠(監修)、「加茂蚕糸の歩み」編集委員会(編)『加茂蚕糸の歩み』加茂蚕糸販売農業協同組合連合会、1995年