加藤千恵 (歌人)
表示
加藤 千恵 (かとう ちえ) | |
---|---|
誕生 |
1983年11月10日(41歳) 日本・北海道旭川市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 立教大学文学部日本文学科卒業 |
活動期間 | 2000年 - |
ジャンル | 小説、短歌 |
デビュー作 | 『ハッピーアイスクリーム』 |
影響を受けたもの
| |
ウィキポータル 文学 |
加藤 千恵(かとう ちえ、1983年11月10日 - )は、日本の歌人、小説家。
経歴
[編集]北海道旭川北高等学校を経て、立教大学文学部日本文学科を卒業。
高校時代に本格的に創作を始めてインターネット上で作品を発表する傍ら、NHKの短歌番組の常連入選者として活躍する。10代の微妙な心情を平易な言葉で巧みに表現した作風は、枡野浩一らに高く評価される。2000年に短歌研究社主催の「うたう」で作品賞佳作となる。2001年に雑誌『ハッピーマウンテン』、処女短歌集『ハッピーアイスクリーム』を出版し、後者は歌集として異例のベストセラーとなる。
2002年の進学を機に上京して本格的に作家活動を開始する。第2短歌集『たぶん絶対』を出版して雑誌『Zipper』(祥伝社)で短歌エッセイを連載するほかに、恋愛小説も多数執筆する。
2018年に第一子を出産し、同年6月以降は地元の旭川市に在住していたが[1]、2021年8月に再び都内に拠点を戻した[2]。
人物
[編集]- 西加奈子、島本理生、山崎ナオコーラ、村田沙耶香など同世代の作家と仲が良い[3]。朝井リョウはラジオ番組でともにDJを担当し、羽田圭介の小説『成功者K』で作中の登場人物に名前を借用されている[4]。
- 芸能界に若林正恭(オードリー)、新内眞衣(元・乃木坂46)などの友人がいる。
- 2013年の時点で身長は157.7センチメートル(現在は不明)。
- 初めて読んだ漫画は『コボちゃん』。保育園のころ、母親がふりがなを振った『コボちゃん』を読んだことで漢字がかなり読めるようになった[5]。
出演
[編集]ラジオ
[編集]- かとちえ・舞のラジオ!ラジオ!ラジオ!(2001年11月 - 2002年3月、FMりべーる)
- 朝井リョウ&加藤千恵のオールナイトニッポン0(ZERO)(2015年4月 - 2016年3月、ニッポン放送)
- 加藤千恵&西加奈子のオールナイトニッポンR(2016年6月25日、ニッポン放送)
- 朝井リョウ&加藤千恵のオールナイトニッポン0(ZERO)(2022年10月22日・2023年9月2日・2024年8月24日、ニッポン放送)
ネットテレビ
[編集]著作
[編集]歌集
[編集]小説
[編集]- ゆるいカーブ(2006年、スリーエーネットワーク、のち幻冬舎文庫〈『真夜中の果実』に改題〉)
- ハニー ビター ハニー(2009年、集英社文庫)
- 誕生日のできごと(2010年、ポプラ文庫ピュアフル)
- さよならの余熱(2010年、集英社文庫)
- あかねさす 新古今恋物語(2011年、河出書房新社)
- カノン(2011年、ソニー・デジタルエンタテメント)
- その桃は、桃の味しかしない(2012年、幻冬舎)
- あとは泣くだけ(2012年、集英社)
- 映画じゃない日々(2012年、祥伝社文庫)
- 春へつづく(2013年、ポプラ社)
- いろごと(2014年、ぶんか社)
- こぼれ落ちて季節は(2014年、講談社)
- 点をつなぐ(2015年、角川春樹事務所)
- 蜜の残り(2015年、角川文庫)
- アンバランス(2016年、文藝春秋)
- ラジオラジオラジオ!(2016年、河出書房新社)
- いつか終わる曲(2016年、祥伝社文庫)
- いびつな夜に(2018年、幻冬舎文庫)
- 消えていく日に(2018年、徳間書店)
- そして旅にいる(2019年、幻冬舎)
- この街でわたしたちは(2020年、幻冬舎)
共編著
[編集]- ふかわりょうとの共編『ヴァイブレーション!フルエル心ノケータイ短歌』(2003年10月、マーブルトロン、中央公論新社 発売)
- 阿部和重 共選、コバルト編集部 編『ケータイ・プチポエム』(2005年1月、集英社コバルト文庫)
- 『写真短歌部 放課後』タクマクニヒロ 写真(2008年、雷鳥社)
翻訳
[編集]- アシュリー・ライス『ガールズ・ルール 女の子って最高!』(2005年、汐文社)
- アシュリー・ライス『フレンズ・ルール 友だちって最高!』(2005年、汐文社)
関連項目
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 加藤千恵 (2018年7月31日). "ご報告(20180731)". 加藤千恵公式サイト. 2024年11月23日閲覧。
- ^ 加藤千恵 [@katochie1110] (2021年9月16日). "【引っ越しました】本日の「真っ昼間のドーナツ」 #ドーナツ水 にてお伝えしたのですが、先月末に、旭川から都内に越しました。ただいま、TOKYO!". X(旧Twitter)より2024年11月23日閲覧。
- ^ 加藤千恵(インタビュアー:瀧井朝世)「第133回:加藤千恵さんその4「東京生活&執筆生活」 - 作家の読書道」『WEB本の雑誌』、本の雑誌 / 博報堂、4頁、2013年1月16日 。2024年11月23日閲覧。
- ^ 加藤千恵 (2017年4月9日). "主人公は羽田圭介本人? 事実と虚構の境界線上に立つ小説". 文春オンライン. 文藝春秋. 2024年11月23日閲覧。初出:『週刊文春』2017年4月13日号。
- ^ 加藤千恵(インタビュアー:前田隆弘)「vol.02 加藤千恵「『くちびるから散弾銃』みたいに楽しく暮らしたいと思っていたけど、誕生日に読み返したら『もう夢はかなってる」『マンバ』、マンバ、2017年6月23日 。2024年11月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- 加藤千恵公式サイト
- 加藤千恵 (@katochie1110) - X(旧Twitter)