動的能力 (経営)
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組織論における動的能力またはダイナミック・ケイパビリティ(英: Dynamic capability)は、「ものづくり白書2020」によれば「環境や状況が激しく変化する中で、企業がその変化に対応して自己を変革する能力」である。デイヴィッド・ティース、Gary Pisano、Amy Shuenらの1997年の論文「動的能力と経営戦略(Dynamic Capabilities and Strategic Management)」で定義された[1]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ Teece, David; Pisano, Gary; Shuen, Amy (August 1997). “Dynamic Capabilities and Strategic Management”. Strategic Management Journal 18 (7): 509–533. doi:10.1002/(sici)1097-0266(199708)18:7<509::aid-smj882>3.0.co;2-z.
参考文献
[編集]- Arndt, Felix; Pierce, Lamar (April 2018). “The behavioral and evolutionary roots of dynamic capabilities”. Industrial and Corporate Change 27 (2): 413–424. doi:10.1093/icc/dtx042.
- Barreto, Ilídio (2010). “Dynamic Capabilities: A Review of Past Research and an Agenda for the Future”. Journal of Management 36 (1): 256–280. doi:10.1177/0149206309350776.
- Ludwig, Gregory; Pemberton, Jon (2011). “A managerial perspective of dynamic capabilities in emerging markets: The case of the Russian steel industry”. Journal of East European Management Studies 16 (3): 215–236. doi:10.5771/0949-6181-2011-3-215. JSTOR 23281688.
- Najda-Janoszka、マルタ(2016)。価値の充当に対する動的な機能ベースのアプローチ。クラクフ:ヤギェウォ大学出版局。
- Basiouni、A(2018)。オンラインビジネスモデルにおけるイノベーションのマルチグループ分析。 PERTANIKA Journal of Social Science and Humanities(JSSH)、26(T)、51–62。
- Alojairi; Akhtar; Ali; Basiouni (2019). “Assessing Canadian Business IT Capabilities for Online Selling Adoption: A Net-Enabled Business Innovation Cycle (NEBIC) Perspective”. Sustainability 11 (13): 3662. doi:10.3390/su11133662.
- デイヴィッド・ティース『ダイナミック・ケイパビリティ戦略』(ダイヤモンド社、2013年)
- ディヴィッド・ティース『ダイナミック・ケイパビリティの企業理論』(中央経済社、2019年)
- 菊澤研宗『ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論』(中央経済社、2018年)
- 菊澤研宗『成功する日本企業には「共通の本質」がある 「ダイナミック・ケイパビリティ」の経営学』(朝日新聞出版、2019年)
- コンスタンツ・ヘルファット『ダイナミック・ケイパビリティ 組織の戦略変化』(勁草書房、2010年)