勝山市立荒土小学校
勝山市立荒土小学校 | |
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北緯36度04分58.7秒 東経136度28分28.5秒 / 北緯36.082972度 東経136.474583度座標: 北緯36度04分58.7秒 東経136度28分28.5秒 / 北緯36.082972度 東経136.474583度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 勝山市 |
共学・別学 | 男女共学 |
学校コード | B118210000812 |
所在地 | 〒911-0045 |
勝山市荒土町伊波2号28番地 | |
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勝山市立荒土小学校(かつやましりつ あらどしょうがっこう)は、福井県勝山市荒土町に所在する公立小学校[1]。2014年からユネスコスクール加盟校[2]。妙金ナスやサツマイモを栽培して学校給食に利用しているほか、地域の伝統である炭焼き体験を長く実施している。
2020年9月時点で全校児童は99人[3]。
特色
[編集]地域学習
[編集]荒土町ふるさとづくり推進協議会により4年生の炭焼き体験が企画され、2006年から継続して行っている。炭焼き体験は原木割り・窯入れ・ナラの植林の3工程を体験でき、3グループに分かれた児童が順番に体験する仕組みとなっている[4]。植林する原木は事前に児童1人1人に1本ずつ手渡され、炭焼き体験まで学校で育てている[5]。
また、「荒土地区かつやまっ子応援ネットワーク」の事業の一環として、5年生の児童が挿し芽から収穫までサツマイモの栽培を行い、秋に収穫して学校給食で食べるという活動も実施している。2020年度は農作物の流通の学習も兼ねて給食の代わりに販売体験が行われた[6]。荒土小学校ではサツマイモの他に妙金ナスも栽培されており、地元農家から苗を譲り受けた5年生が世話をしている。夏に収穫された妙金ナスは麻婆茄子やスパゲティなど、先述のサツマイモと同様に給食の材料に利用される[7]。
2017年からは「土っ子ふるさと運動会」と称し、地域学習の成果を活かした運動会を開催している。例としては、大玉転がしの最中に炭焼きの炭を模した黒塗りの段ボールを積み上げる、妙金ナスに見立てたボールを箱に投げ入れるなどの要素がある[8]。この行事は地区の野菜などのPRも兼ねている[9]。
台湾との交流
[編集]2020年から、「アートマイル国際協働学習プロジェクト」の一環として、2019年に発生した新型コロナウイルス感染症について6年生が台湾の小学校とオンラインで交流学習を行った[10]。学習の成果として共同でコロナウイルス感染症とその対策をテーマとした壁画を卒業制作として製作し、またパートナー校である台北市立蛍橋国民小学の児童へのメッセージも製作した[11][12]。
出典
[編集]- ^ “小学校のご案内”. 勝山市 (2018年9月19日). 2021年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月17日閲覧。
- ^ “勝山市立荒土小学校 ユネスコスクール加盟校エリア”. ユネスコスクール. 2021年7月18日閲覧。
- ^ 「地元伝統野菜「妙金ナス」で玉入れ 勝山・荒土小で運動会」『福井新聞D刊』2020年9月24日。2021年7月18日閲覧。
- ^ 「児童が炭焼きチャレンジ 福井県勝山市荒土小 原木割り、窯入れ作業体験」『福井新聞』2021年6月23日。2021年7月18日閲覧。
- ^ 平林靖博「まず苗木の世話から 勝山・荒土小 炭焼き体験学習」『中日新聞』2021年6月1日。2021年7月18日閲覧。
- ^ 平林靖博「育てて焼き芋に 児童が朝市販売 勝山・荒土小5年生 流通学ぶ」『中日新聞』2020年11月29日。2021年7月18日閲覧。
- ^ 山内道朗「甘くておいしい妙金なす 勝山 荒土小児童栽培、給食に」『中日新聞』2020年7月16日。2021年7月18日閲覧。
- ^ 平林靖博「「勝山」テーマに運動会 競技考案、投げて積んで 荒土小児童」『中日新聞』2020年9月25日。2021年7月18日閲覧。
- ^ 羽生ちひろ (2017年9月14日). “勝山市荒土地区でみつけ隊! 【羽生 ちひろ】”. NHK福井放送局. 2021年7月18日閲覧。
- ^ 「伝えたい勝山のこと」『広報かつやま』第793号、勝山市、2020年12月10日、6頁。
- ^ 平林靖博「台湾児童と壁画で交流 勝山の荒土小、コロナ題材」『中日新聞』2021年2月9日。2021年7月18日閲覧。
- ^ 「壁画背にメッセージ収録 勝山・荒土小、台湾の児童と交流プロジェクト」『中日新聞』2021年2月10日。2021年7月18日閲覧。