勧学院 (岐阜県神戸町)

密厳寺
所在地	岐阜県安八郡神戸町下宮1844-1
位置	北緯35度24分49.24秒 東経136度36分37.04秒
山号	持法山
院号	勧学院
宗派	天台宗
本尊	釈迦如来
創建年	弘仁8年(817年)
開山	最澄
開基	安八安次
文化財	県指定:彩箋墨書法華経 沈金彫経箱 仏器

勧学院（かんがくいん）は岐阜県安八郡神戸町にある釈迦如来を本尊とする天台宗の寺院で、山号は持法山。神戸町日吉神社ゆかりの寺。

弘仁8年（817年）、安八郡の長者安八太夫安次がその娘の病気平癒のため、伝教大師最澄を招請して千手観世音菩薩を置き、日吉神社下宮別当寺として建立したのが始まりである。大永4年（1524年）火災に遭い、伽藍が焼け落ちた。また、慶長15年（1600年）に起きた関ケ原の戦いでも被害を受けている。江戸時代は領主の保護の許、32石の寺領を有していた。寺宝として岐阜県の文化財に指定されている菅原道真真筆と伝わる彩箋墨書法華経や鎌倉時代の仏器、天文7年（1538年）の沈金彫経箱を所蔵する。

参考文献

• 神戸町『神戸町史　下巻』p635 1969年