北山真理
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北山 真理(きたやま まり、5月12日[1] - )は、熊本県出身のアニメーター・キャラクターデザイナー・イラストレーター。
来歴
[編集]短大卒業後、スタジオぴえろ(現:ぴえろ)に入社。アニメーターであったが、腱鞘炎になったことから鉛筆がにぎれなくなり、一度は退社している。しかし演出部のスタッフからその優秀さを惜しまれ、ぴえろ創業者である布川ゆうじの秘書となる。アニメ化より前から『幽☆遊☆白書』の同人誌を発行していたが、その力量を布川に見込まれ、キャラクターデザインを手がけることになる[2]。他にも『ふしぎ遊戯』など、主に1990年代後半のぴえろ作品で、キャラクターデザインを手掛けた。『幽☆遊☆白書』のキャラクターデザインを担当していた傍ら、本名名義で作品の登場人物である蔵馬と飛影を題材とした同人誌(一般向け)を発行しつづけていた[3][4]。
アニメーター業の傍ら、小説などのイラストの仕事もこなしている。
参加作品
[編集]アニメーション
[編集]テレビアニメ
[編集]- まじかるハット(1989年) - メインキャラクターデザイン
- 幽☆遊☆白書(1992年) - キャラクターデザイン
- NINKU -忍空-(1995年) - メインキャラクターデザイン
- ふしぎ遊戯(1995年) - メインキャラクターデザイン
- CLAMP学園探偵団(1997年) - サブキャラクターデザイン
- 烈火の炎(1997年) - キャラクターデザイン
- どっきりドクター(1998年) - キャラクターデザイン
- パワーストーン(1999年) - メインアニメーター
- 天使になるもんっ!(1999年) - サブキャラクターデザイン
- GTO(1999年) - サブキャラクターデザイン
- 妖しのセレス(2000年) - 総作画監督
- 学校の怪談(2001年) - サブキャラクターデザイン
- 東京ミュウミュウ(2002年) - キャラクターデザイン
- E'S OTHERWISE エス〜アザーワイズ(2003年) - サブキャラクターデザイン
- 探偵学園Q(2003年) - 総作画監督
- シュガシュガルーン(2005年) - 総作画監督
劇場アニメ
[編集]- 幽☆遊☆白書(1993年) - キャラクターデザイン
イラスト
[編集]- 「こちらB組探偵団」シリーズ(ステファン・ボルフ、偕成社、1988年-1991年) - 挿絵
- 塾って悪くない(和田はつ子、1989年、偕成社、ISBN 978-4-03-639570-5) - 表紙絵、挿絵
- 初恋はミステリー色(寺田鈴美、1990年、偕成社、ISBN 978-4-03-642010-0) - 表紙、挿絵
- 「天竺漫遊記」シリーズ(流星香、1999年 - 2000年、講談社X文庫ホワイトハート) - 表紙、挿絵
- オペラ座の怪人(ガストン・ルルー、岡部史訳, 1991年2月、ISBN 9784323017785) - 表紙、挿絵
- (2005年、金の星社フォア文庫、ISBN 978-4-323-09038-2) - 再版
出典
[編集]- ^ 週刊少年ジャンプ編集部 編『幽☆遊☆白書パーフェクトファイル』 NO.1(1版)、集英社、1995年3月22日、116頁。ISBN 978-4-8342-1441-3。
- ^ 布川郁司『「おそ松さん」の企画術—ヒットの秘密を解き明かす』集英社、2016年7月31日。
- ^ 北山真理『飛 -féi-』乱ナーズ、1992年8月15日。
- ^ 北山真理『影 -yîng-』乱ナーズ、1992年12月29日。