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北浪貴裕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

北浪 貴裕(きたなみ たかひろ、1967年(昭和42年)3月30日 - )は能楽師シテ方観世流)で、重要無形文化財総合認定保持者である[1][2]

概説

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1967年昭和42年)、能楽師北浪昭雄の長男として東京下北沢に生まれる[3]。父に師事し、1973年(昭和48年)に初舞台[3][2]。その後、一旦は舞台からを離れるが、1990年(平成2年)成蹊大学法学部卒業後、本格的にの修行を始める[3][4]。観世流職分岡久広に師事し、1996年(平成8年)に、能『経正』にて初シテ[3][4]。2000年(平成12年)に独立[3][4]

一般社団法人観世会(観世宗家主宰の会)及び公益社団法人銕仙会(観世分家銕之丞家主宰の会)にて活動、古典能のみならず新作能にも少なからず出演し、海外公演にも参加している[3]

2008年(平成20年)に自身の演能の会「播の会」、2016年(平成28年)には同人会「花乃公案」を立ち上げ、芸の向上を図る一方、一般向けに謡曲仕舞を指導し能の普及に努めている[3]

外部リンク

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  • "北浪貴裕". 2024年12月23日閲覧

脚註

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出典

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  1. ^ "メンバー紹介│北浪 貴裕". 公益社団法人銕仙会. 2024年12月23日閲覧
  2. ^ a b "国内外で活躍する観世流能楽師3名が主催 『第7回花乃公案』開催決定". シアターウェブマガジン[カンフェティ]. ロングランプランニング株式会社. 2022年5月11日. 2024年12月23日閲覧
  3. ^ a b c d e f g "プロフィール". 北浪貴裕. 2024年12月23日閲覧
  4. ^ a b c 渡部晋也 (2022年11月7日). "自分たちが演じたい曲を自由に選ぶ公演企画『花乃公案』 平たく言えば能はヒューマンドラマ。構えず自分なりに楽しんで欲しい". シアターウェブマガジン[カンフェティ]. ロングランプランニング株式会社. 2024年12月23日閲覧