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南利幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

南 利幸(みなみ としゆき、1965年3月16日 - )は、関西を中心に活躍する男性気象予報士防災士ビオトープ施工管理士(2級)技術士(応用理学)。「南気象予報士事務所」代表取締役。

経歴

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兵庫県西宮市生まれ[1]岡山県倉敷市育ちで、岡山県立玉島高等学校から広島大学総合科学部へ進学した。

広島大学大学院生物圏科学研究科を修了後、日本気象協会へ就職するとともに、同協会関西支部へ配属。20代後半でMBSラジオの天気予報を担当した際、上方落語家と共に番組に出演していた角淳一アナウンサーから、「天気予報にはオチがないんか!オチもなく、ただ話してたら聞いてくれへんで」と言われたのを機に、毎日ダジャレを考案[2]。これが後に「ダジャレを交えるお天気おじさん」として広く知られるきっかけとなった。後年、髪型は自ら坊主姿になっている。

1994年に初めて行われた気象予報士試験を受験し、合格[3]

気象情報が自由化され、気象予報士の独自予報が可能となったことから、1995年5月18日よりNHK大阪放送局の『NHKニュースおはよう関西』を担当[4]、夕方の『ニュースパーク関西』も歴任した。同時にMBSラジオの天気予報にも出演。2002年にはNHKの番組『趣味悠々』(Eテレ)に「あなたもできる天気予報入門」の講師として出演し、全国デビューも果たした。また、MBSテレビ今出東二の夏休み時の代理として出演したこともある。

2005年度よりMBSラジオの朝の情報番組に出演。2006年3月31日付で日本気象協会を退職したことを機に、自宅のある西宮市内に南気象予報士事務所を開設した。2007年4月からは、NHK総合テレビで土・日曜早朝の全国向け気象情報を担当。MBSラジオの番組終了を機に2008年度より祝日にも出演するが、他の仕事の兼ね合いで代理キャスター[5]に任せることがある。

その一方で、MBSラジオを運営する毎日放送2016年9月に気象庁から気象予報業務の実施許可(許可第202号)を受けたことを背景に、同局が報道局内へ設置した「気象情報部」の業務を事務所全体で支援。事務所に所属する気象予報士(西池沙織広瀬駿前田智宏)がMBSテレビの報道・情報番組で気象キャスターを務めるかたわら、南自身も2017年度から、「MBS気象情報部の気象予報士」としてMBSラジオで平日生ワイド番組へのレギュラー出演を再開している(事務所に所属する吉村真希・前田と交互に『松井愛のすこ〜し愛して♥』12時台・『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』14時台の「お天気のお知らせ」を担当)。さらに、2017・2018年度ナイターオフ期間の金曜日には、毎日放送気象情報部所属の気象予報士として、吉村・広瀬と共に『こちら茶屋町お天気部!』(MBSラジオの生放送番組)でパーソナリティを務めた。

私生活では2008年1月、43歳を前にして第4子誕生。4人とも女の子である。

元バスケットボール部。

所属学会

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  • 日本花粉学会(関西の花粉予報を担当)
  • 日本生気象学会(滋賀県草津市の熱中症情報に関する研究会委員として全国初の熱中症予防に関する条例の素案作りに参加)
  • 日本気象学会(教育と普及委員会委員)

現在の出演番組

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以下はいずれもNHKの番組。G…総合テレビ。表中曜日下の条件は全国放送のみの適用で、地域番組はそもそも祝日は放送自体が無い。

時刻 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜 日曜
祝日のみ いずれも祝日のみ、かつ
直前か直後も祝日の場合のみ
祝日のみ
5:50 気象情報 (G)
6時台 気象情報 (G) NHKニュースおはよう日本[6][7] 気象情報 (G)
7時台 NHKニュースおはよう日本[6] NHKニュースおはよう日本[6]
8時台   日曜討論前の気象情報 (G)[8]

特例

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NHKニュースおはよう日本
  • 2009年5月5日(火曜日・こどもの日)と6日(水曜日・3日の憲法記念日の振替休日)の放送を担当。
  • 過去に1度だけ台風関連のニュースで祝日ではない平日(金曜日)の放送でも登場していた[要出典]
気象情報 (G)
  • 2009年1月1日(木曜日)、2009年5月5日(火曜日・こどもの日)と6日(水曜日・3日の憲法記念日の振替休日)は昼前も担当。
  • 2009年度の年末年始では「おはよう日本」休止時の午前7時のニュース、昼前でも5日間(12月30日 - 翌2010年1月3日)続けて担当。
  • 2020年4月20日(月曜日)は「おはよう日本」と昼前の気象予報を担当。なお「おはよう日本」のメインアナウンサーも交代で休みを取っている。

過去の出演番組

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著書

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脚注

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  1. ^ 「おはよう日本」出演者ブログ・2011年2月15日分より。
  2. ^ 注目のだじゃらー vol.33 気象予報士 南 利幸さん”. 一般社団法人 日本だじゃれ活用協会. 2024年6月6日閲覧。
  3. ^ 気象予報士 南 利幸さん”. NHK大阪放送局. 2022年8月28日閲覧。
  4. ^ 番組発掘プロジェクト「テレビ天気予報の歴史を発掘!南さんが解説」(「おはよう関西」初登場時の画像などを掲載)”. NHKアーカイブス・NHK首都圏局(ひるまえほっと). 2024年6月8日閲覧。
  5. ^ 2008年度と2009年度は渡辺博栄、2010年度以降は佐藤公俊
  6. ^ a b c 関東甲信越枠 (G)も担当。
  7. ^ 土曜6:53の放送は一部地域を除く
  8. ^ 2010年は新年度編成により一旦廃枠となっていたが、『週刊こどもニュース』打ち切りに伴い2011年1月から9か月ぶりに復活することとなった。海外向けのNHKワールド・プレミアムでも同時放送される(日本国内の気象情報の独立した番組が海外で定時放送されるのは週1回のこの時間だけである)。
  9. ^ 大阪局制作全国放送、13:30頃の「お天気どんなんかなー」のコーナー担当。2001年から担当しており、当初は大阪局のスタジオに直接通っていたが、全国放送に起用されてからは回線を結び東京のラジオセンターから参加していた。
  10. ^ 同番組の毎週金曜の気象情報では、NHK各局専属の気象予報士が放送当日に撮影した写真を紹介するコーナーがあり、神戸局代表として南の顔写真が登場している。ただし、南は金曜は神戸局に常駐していないため、写真が紹介されたことはない。

外部リンク

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