南国指令!!スパイvsスパイ
ジャンル | 対戦アクション |
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対応機種 |
Apple II (APII) Atari 8ビット・コンピュータ (A8) コモドール64 (C64) 対応機種一覧
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開発元 | ファーストスターソフトウェア |
発売元 | ファーストスターソフトウェア |
プログラマー | マイケル・J・リーデル |
人数 | 1 - 2人(対戦プレイ) |
メディア | フロッピーディスク |
発売日 |
1985年 |
『南国指令!!スパイvsスパイ』(なんごくしれい スパイアンドスパイ)は、1987年3月27日にコトブキシステムから発売されたファミリーコンピュータ用ソフト。
ファーストスターソフトウェアから1985年に北米および欧州にてApple II、Atari 8ビット・コンピュータ、コモドール64用ソフトとして発売された『Spy vs. Spy: The Island Caper』をオリジナルとしたローカライズ移植版である。オリジナル版はマイケル・J・リーデルがプログラムを担当した。
『スパイvsスパイ』の続編であり、前作に引き続きアメリカンコミックス『Mad』に連載された『Spy vs. Spy』(1961年)を原作としている。
主人公の「ヘッケル」もしくは「ジャッケル」を操作し、南太平洋上の小島マッドアイランドに隠された超高性能ミサイル「SD1(スペースデッドワン)」を入手する事を目的としている。
欧州では1986年にMSX、1987年にAmstrad CPCおよびZX Spectrum、北米では1989年にAmigaおよびAtari ST、日本では1987年にファミリーコンピュータに移植された他、1992年にはゲームボーイ用ソフトとして『とらっぱーず天国 SPY VS SPY』のタイトルで日本と欧州にて発売された。
ゲーム内容
[編集]システム
[編集]全6ステージの中から1つを選択し、敵より先にステージ(無人島)内に隠されているミサイルの破片をすべて集め、無人島脱出用の潜水艦が待ち構えている場所へ到達すると勝ちとなる。(潜水艦は一定周期で出入りを繰り返しているため、タイミングによっては海に入っても脱出できない)
前作では罠にかかった時点で死亡だったが、今作ではライフ制となっており、罠にかかるとライフが減少しライフが0になった時点で死亡となる。即死しない代わりに罠に引っかかると動きが一定時間封じられタイムロスとなる。
制限時間は前作ではプレイヤー毎に別カウント(更に死亡するとマイナス30秒のペナルティ)だったが、今作では両プレイヤーで共有されている。また、死亡時の硬直時間が前作より長い。
罠
[編集]- スコップ
- いわゆるただの落とし穴を作る。キャラクターの動きを一定時間止めることが可能。掘った後は隠す作業をしないと、罠であることが見え見えになる。
- ロープ
- 相手を逆さ吊りにし、動きを一定時間止めることが可能。ヤシの木にしかけ、キャラクターがその前を通過すると発動する。最もダメージが大きい罠。
- ヤシの実
- キャラクターを気絶させることで、一定時間動きを止めることが可能。ヤシの木にしかけ、キャラクターがしかけのあるヤシの木の前を通過すると発動し、ヤシの実がキャラクターの頭に直撃する。ヤシの木はいずれも、ロープかヤシの実のどちらかしか仕掛けられない。
- 地雷
- 地面に埋めて相手がそこを通過すると爆発し、ダメージを与える。ミサイルが埋められている埋め穴とまったく同じため、気づかずに踏んでしまうことがある。始めからステージ内に仕掛けられている地雷もある。
マップ固有の固定罠
[編集]舞台が屋外であるため、地形に由来する固定トラップが多く用意されている。一度引っかかっても消滅することはない。
- 水死
- 海の深い所に行きすぎると体力が徐々に減っていき、深みにはまると溺れてしまう。体力が0になると死亡。
- ワープゾーン
- 大きな人の口のようなものがあり、そこへ入るとワープすることが可能。
- 神の呪い
- 呪われると顔が赤くなり、動きがそれまでの操作と左右上下逆になる。
- 底無し沼
- 入ると体力がどんどん減少する。ボタン連打により回避することが可能。
戦闘モード
[編集]自キャラと敵キャラがある程度接近すると戦闘モードに移行する。戦闘形式は前作同様殴り合い。
- 棒
- 攻撃力が少しアップ、射程は大幅アップ。手に入れるとSの表示。
- ナイフ
- 攻撃力がかなりアップ、射程は小幅アップ。手に入れるとKの表示。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | Spy vs. Spy II: The Island Caper | 1986年 |
MSX | Orpheus | Databyte | ロムカセット | - | |
2 | 南国指令!! スパイvsスパイ | 1987年3月27日 |
ファミリーコンピュータ | コトブキシステム | コトブキシステム | 1メガビット+64キロRAMロムカセット[1] | KSC-SI | |
3 | Spy vs. SpyII: The Island Caper | 1987年 |
Amstrad CPC ZX Spectrum |
Orpheus | Databyte | フロッピーディスク | - | |
4 | Spy vs. SpyII: The Island Caper | 1989年 |
Amiga Atari ST |
First Star Software | Wicked Software | フロッピーディスク | - | |
5 | とらっぱーず天国 SPY VS SPY Spy vs Spy: Operation Boobytrap |
1992年5月2日 1992年 |
ゲームボーイ | コトブキシステム | コトブキシステム | 1メガビットロムカセット | DMG-TOJ |
スタッフ
[編集]- オリジナル版
- プログラマー:マイケル・J・リーデル
- ファミリーコンピュータ版
- プログラマー:道浦忍、戸野文雄、あいはらともはる、ながおかしずほ、いわもとふみ
- キャラクター:すえだきみなり
- 企画:ひらしたやすし、かりおまこと、しながわみのり、たつなかちえみ
- 音楽:増野宏之
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||||
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- ファミリーコンピュータ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計26点(満40点)[3]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.03点(満30点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.02 | 2.77 | 2.72 | 2.93 | 2.60 | 2.99 | 17.03 |
- ゲームボーイ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・6・7・4の合計23点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.0点(満30点)となっている[7]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.2 | 3.0 | 3.2 | 3.1 | 3.3 | 3.2 | 19.0 |
脚注
[編集]- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、75頁。
- ^ a b c “Spy vs. Spy: The Island Caper for Commodore (1985)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年3月4日閲覧。
- ^ a b “南国指令!!スパイVSスパイ まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年3月4日閲覧。
- ^ a b “スパイVSスパイ とらっぱーず天国 まとめ [ゲームボーイ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年3月4日閲覧。
- ^ “Spy vs. Spy: The Island Caper for Atari 8-bit (1985)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年3月4日閲覧。
- ^ a b “Mad Magazine's Official Spy vs. Spy for Game Boy (1992)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年3月4日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、489頁、ASIN B00J16900U。
- ^ “Spy vs. Spy: The Island Caper for Amiga (1989)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年3月4日閲覧。