南実
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南 実(みなみ みのる、Minoru MINAMI、1887年-1948年3月13日)は、日本の写真家、写真評論家。
生涯
[編集]広島県生まれ。
日本における、ピクトリアリスム(芸術写真)の指導的人物。いわゆる「ベス単」カメラによるソフト・フォーカス技法を考案し、風景写真を多く撮影した。
1922年に創刊された雑誌『芸術写真研究』(アルス)では、主筆として健筆を振るうとともに、後進を多く育てた。中島謙吉(中嶋謙吉、1888年-1972年)らとともに、アルスにおける、出版を含めた写真関連活動の中心的役割を担った。
1924年には、鈴木八郎(当時、アルスに勤務)、勝田康雄、魚住励らの「表現社」(表現社写真会)の顧問となり、やはり鈴木八郎、金丸重嶺、宇高久敬らと「東京商業写真研究会」を結成し、また、福原信三の「日本写真会」の同人となる。
東京にて没する。
著書
[編集]代表作
[編集]- 風景(1943年):下記『日本のピクトリアリズム』展出展
南作品が出品された展覧会
[編集]参考文献
[編集]- 上記『日本のピクトリアリスム』展の展覧会カタログ(東京都写真美術館、1992年)
- (注)『日本の写真・第1部』の展覧会カタログには、南作品の図版の掲載はない。
- 『日本写真家事典』(淡交社、2000年)
- 『日本の写真家 近代写真史を彩った人と伝記・作品集目録』(東京都写真美術館監修・日外アソシエーツ・2005年)