南智
みなみ さとる 南 智 | |
|---|---|
| 生誕 |
1935年??月??日 日本・岡山県 |
| 国籍 |
日本 |
| 出身校 | 岡山大学法文学部 |
| 職業 | 教育者・歴史家 |
| 肩書き |
ノートルダム清心女子大学教授 岡山県文化財保護審議会会長 |
南 智（みなみ さとる、1935年（昭和10年） - ）は、日本の教育者であり、歴史家である。岡山県教育史編集委員、岡山県文化財保護審議会会長、元ノートルダム清心女子大学文学部教授を務めた[1]。岡山県出身。
経歴
[編集]生い立ち
[編集]1935年（昭和10年）岡山県で生まれる。1950年（昭和25年）岡山県立高梁高等学校へ進学する。同期には、富士銀行頭取・日本政策投資銀行社長になる橋本徹、伊藤忠商事副社長になる森澤寛二、新宿で高級和食料理店「車屋本店」を起業する佐藤勇がいた。1953年（昭和28年）岡山県立高梁高等学校を卒業し、岡山大学法文学部へ進学する[1]。1957 年（昭和33年）同大学を卒業し、高校教諭となる[2]。
教育者として
[編集]大学卒業後、岡山で高校教諭を長年つとめ、経済地理学会に所属[3]し、岡山県教育庁主任指導主事となった。1986年には岡山市文化奨励賞（学術部門） を受賞する[4]。その後、1994年（平成6年）には、母校の高梁高校校長を務め[5]、定年退職した後、岡山大学文学部非常勤講師、岡山市立オリエント美術館副館長・学芸課長を歴任し、2003年（平成15年）ノートルダム清心女子大学文学部現代社会学科の教授となった[6]。この間、新聞で「おかやま歴史館散歩」を執筆するなどの活動を行う[7]。
教授を退官後、長年の活動が認められて、2007年には、岡山県ハンセン病問題対策協議会の委員長を務め、「ハンセン病」岡山県民意識調査を実施する[8]など精力的に活動し、その他、広島大学に本部を置く地域地理科学会会長、岡山県史編纂委員会専門委員、岡山県教育史編集委員、岡山県文化財保護審議会会長、岡山県人権政策審議会会長を歴任する。
2016年には、本を出版し[2]90歳を超えても精力的に活動をしている[9]。
主な著書
[編集]- 『瀬戸内農村の変容』（大明堂）, 1997年[10]
- 『岡山県史』自然風土・近代Ⅲ・現代Ⅱ（共著）岡山県
- 『岡山県教育史』昭和31～50年（共著）岡山県教育委員会, 1991年
- 『日本の地誌中国・四国』（共著）朝倉書店, 2005年[11]
- 『長島は語る－ 岡山県ハンセン病関係資料集 ―（前編）』（共編著）岡山県, 2007年[12]
- 『長島は語る－ 岡山県ハンセン病関係資料集 ―（後編）』（共編著）岡山県, 2009年[12]
- 『農業機械の先駆者たち 機械化農業王国・岡山の成立過程』吉備人出版, 2016年[2]
脚注
[編集][脚注の使い方]
- ^ a b 高梁高校同窓会 東京支部だより 平成23年7月23日 第23号, 高梁高校と文化財 南智 著
- ^ a b c 451ブックス 『農業機械の先駆者たち 機械化農業王国・岡山の成立過程』, 著者：南 智
- ^ 経済地理学会 第15回大会 p.3「南智（岡山県立操山高校） 「工業都市近郊での農業主産地の形成と変動」
- ^ “南 智 (Satoru Minami) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2025年1月5日閲覧。
- ^ “有終第４輯”. www.takahasi.okayama-c.ed.jp. 2025年1月5日閲覧。
- ^ “南 智 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. jglobal.jst.go.jp. 2025年1月5日閲覧。
- ^ “岡山リビング新聞社編集部 おすすめランキング (1作品) - ブクログ”. booklog.jp. 2025年1月5日閲覧。
- ^ “「ハンセン病」県民意識調査の結果｜一般社団法人ハンセンボランティアゆいの会”. hansenvolunteer.blog.shinobi.jp. 2025年1月5日閲覧。
- ^ “ミュージアム講座 開催履歴”. 岡山市. 2025年1月5日閲覧。
- ^ 東京都古書籍商業協同組合『瀬戸内農村の変容 (南智) / 松林堂書店 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」』。
- ^ “日本の地誌 中国・四国 ｜朝倉書店”. www.asakura.co.jp. 2025年1月5日閲覧。
- ^ a b “おかやまハンセン病啓発WEB | コミュニケーション 「長島は語る 岡山県ハンセン病関係資料集」”. www.hansen-okayama.jp. 2025年1月5日閲覧。
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