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南洋真珠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
インドネシア産の南洋真珠(同心円状に筋が入ったサークル珠)

南洋真珠(South Sea Pearl)または白蝶真珠は、シロチョウガイPinctada maxima Jameson, )から産する真珠である。

概要

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主にオーストラリアインドネシアフィリピン養殖されている。日本では1991年琉球真珠沖縄県八重山列島で量産に成功し、事業化されている[1]

シロチョウガイが産出する真珠は、アコヤガイクロチョウガイイケチョウガイなどの真珠貝の中でもっとも大きい。アコヤ真珠の場合11-12mm以下が一般的であるのに対して、シロチョウガイは10mm-15mmが一般的であり、中には20mmを超えるものもある[1]

シロチョウガイには真珠層の周縁部の色が異なるシルバーリップ種とゴールドリップ種との2種がある。産する真珠の色も母貝の種類に応じて異なり、シルバーリップ種からは白色・銀色系の真珠、また、ゴールドリップ種からは黄色・金色系の真珠を産出する[1]

かつては南洋真珠は、アコヤ真珠との兼ね合いで、10mm以上のものしか輸入されなかったが、現在は8mm前後から輸入されている。[要出典]

なお、ともに南洋で産する真珠である白蝶真珠と黒蝶真珠とを総称して南洋真珠と呼ぶこともある。

脚注

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  1. ^ a b c 白蝶真珠”. 琉球真珠株式会社. 2019年9月6日閲覧。