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南蛇井駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南蛇井駅
駅舎
なんじゃい
NANJAI
神農原 (2.8 km)
(1.7 km) 千平
地図
所在地 群馬県富岡市南蛇井496-2
北緯36度14分17.66秒 東経138度48分50.76秒 / 北緯36.2382389度 東経138.8141000度 / 36.2382389; 138.8141000座標: 北緯36度14分17.66秒 東経138度48分50.76秒 / 北緯36.2382389度 東経138.8141000度 / 36.2382389; 138.8141000
所属事業者 上信電鉄
所属路線 上信線
キロ程 28.2 km(高崎起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
77人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1897年明治30年)7月7日
テンプレートを表示

南蛇井駅(なんじゃいえき)は、群馬県富岡市南蛇井にある上信電鉄上信線である。日曜および隔週土曜と平日の閑散時間帯は駅員無配置となる。難読駅であり、その語感から珍駅名としても知られる[1]

歴史

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駅構造

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ホーム(2008年10月)

島式ホーム1面2線の地上駅で、木造駅舎を有する。便所水洗式になった(温水洗浄器付)。

のりば

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番号 路線 方向 行先
駅舎側 上信線 下り 下仁田方面
反対側 上り 高崎方面

利用状況

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1日の平均乗車人員は以下のとおりである[3]

年度 1日平均人数
2007 131
2008 129
2009 121
2010 104
2011 99
2012 107
2013 123
2014 116
2015 110
2016 108
2017 99
2018 96
2019 87
2020 70
2021 75
2022 77

駅周辺

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その他

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  • 南蛇井という地名の由来については諸説ある。
    • 『群馬県の地名』(日本歴史地名大系10、平凡社)の「南蛇井村」の項では、"「大日本史」に「那射、今ノ南蛇井村」と記されるように、「和名抄」那射(なさ)郷に比定される。近世史料には「南才」(ナンサイ、ナンザイ)と書いたものが多い。"とある[4][5][6]
    • 同書の「那射郷」の項では、"「和名抄」では訓を欠く。「日本地理志料」「大日本地名辞書」は「奈坐」と読んでいる。南は「な」、蛇は「さ」と読める。この地は渓口にあたり湧水があり、これを井戸として使用したところから「那射の井」の名が起こったのであろう。したがって南蛇井を那射郷の遺名とみる。"とある[4][7]
    • 那射は「川が流れて広い所」を指すアイヌ語の「ナサ、ナサイ」が元で、それが「なんじゃい」に変化したとの説もある[4]
    • 『富岡市史 民俗編』に記す伝説では、かつては北の蛇井戸・南の蛇井戸と二つの井戸があったといい、北の蛇井戸は山崩れでなくなったが、南の蛇井戸から名前を取って「南蛇井」の大字としたという。また、蛇井戸の由来として、次の伝説がある。"現在の吉田小学校の北に「蛇の井」という井戸が昔あった。ここから大蛇が出て来て、雲を呼び、雨を降らせ、鏑川の水を溢れさせた。"[8]
  • 「幻の山野草」とされるオキナグサが駅構内に多数植えられている[4]
  • JR東日本長野支社小海線営業所が沿線に名所を誕生させるため、長野県公共嘱託登記土地家屋調査士協会に調査を依頼したところ、日本で海から一番遠い地点から約6 kmの場所にある海瀬駅が、新潟県糸魚川市の海岸線から112.77 kmの地点にあり、当駅が日本で2番目に海岸から離れた駅(神奈川県小田原市の海岸から112.05 km離れ、海瀬駅とは約700 m差)であると判明した[9]

隣の駅

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上信電鉄
上信線
神農原駅 - 南蛇井駅 - 千平駅

脚注

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  1. ^ 《駅(えき)上信電鉄(3)南蛇井駅》 “全国区”の珍名に笑顔」『上毛新聞』2014年6月6日。オリジナルの2014年7月18日時点におけるアーカイブ。2015年6月28日閲覧。
  2. ^ 「運輸開業免許状下付」『官報』1897年7月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 富岡市統計書”. 2024年1月30日閲覧。
  4. ^ a b c d ことばマガジン (2017年6月19日). “なんじゃい!この駅名は 上信電鉄「南蛇井駅」、駅員さんたちに聞く”. withnews. 朝日新聞社. 2024年1月30日閲覧。
  5. ^ 南蛇井村」『日本歴史地名大系』https://kotobank.jp/word/%E5%8D%97%E8%9B%87%E4%BA%95%E6%9D%91コトバンクより2024年1月30日閲覧 
  6. ^ 平凡社 編『群馬県の地名』 日本歴史地名大系 10、平凡社、1983年。ISBN 4582910297NCID BA74277842全国書誌番号:87027151 
  7. ^ 那射郷」『日本歴史地名大系』https://kotobank.jp/word/%E9%82%A3%E5%B0%84%E9%83%B7コトバンクより2024年1月30日閲覧 
  8. ^ 富岡市市史編さん委員会 編『富岡市史』民俗編、富岡市、1984年10月、819頁。全国書誌番号:85021495 
  9. ^ 日本で一番海から遠い「海瀬」駅 海岸線から112.77 kmの山中に」『信濃毎日新聞』(北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ)2021年10月7日。2024年1月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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