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南里康晴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南里 康晴
Yasuharu NANRI
フィギュアスケート選手
生誕 (1985-10-06) 1985年10月6日(39歳)
福岡県
身長 165 cm
選手情報
代表国 日本の旗 日本
引退 2011年
ISUパーソナルベストスコア
総合188.962010 GPスケートカナダ
SP67.552007 GPNHK杯
FS127.962010 GPスケートカナダ
大会成績
主要国際大会 1 2 3
JGPファイナル 0 1 0
合計数 0 1 0
国内大会 1 2 3
全日本選手権 0 0 2
全日本ジュニア選手権 0 0 1
獲得メダル
フィギュアスケート
ジュニアグランプリファイナル
2004 ヘルシンキ 男子シングル

南里 康晴(なんり やすはる、ラテン文字:Yasuharu Nanri, 1985年10月6日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(男子シングル)。2004年ISUジュニアグランプリファイナル2位。2008年メラーノ杯2008年ゴールデンスピン優勝。2010/2011年シーズンをもって引退した。

人物

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福岡市出身、福岡クラブ所属。中村学園大学流通科学部[1]卒業。2008年度から2009年度までふくや社員[2][3][4]

シャイな性格の持ち主[5]。姉の美紗と妹の美礼、美羅もフィギュアスケート選手で[6]、美羅とは2007年に兄妹で全日本選手権に出場した。

経歴

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幼稚園の体験授業がきっかけでスケート教室に入り[7]、1993年から本格的に取り組み始める[8]。2007-2008シーズンの全日本選手権では僅差で中庭健介を逆転して3位となり、世界選手権初出場を決めた。しかし世界選手権の本番では、ショートプログラムでの出遅れが響いて19位に終わった。

2008-2009年シーズンにはメラーノ杯、続いてゴールデンスピンでもシニアクラス国際大会優勝。ゴールデンスピンでは非国際スケート連盟主催競技会ながら200点越えのスコアを記録した。引退を決めた2010-2011シーズンには、フリースケーティングのプログラムをカルメンに戻した。スケートカナダのフリースケーティングでは6種8回の3回転ジャンプを着氷し、パーソナルベストを更新した。自身最後となった全日本選手権のフリーの演技終了後に、観客からスタンディングオベーションを浴びた。

主な戦績

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大会/年 2002-03 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11
世界選手権 19
四大陸選手権 7 12 12 12
全日本選手権 4 8 7 3 3 4 5 10
GPスケートカナダ 8 9
GPスケートアメリカ 11 10 9
GPNHK杯 10 8
GPエリック杯 9
GPロシア杯 8
冬季ユニバーシアード 26
メラーノ杯 1
ゴールデンスピン 1
世界Jr.選手権 6
全日本Jr.選手権 9 4 3
JGPファイナル 2
JGPウクライナ 1
JGPブダペスト 2
JGPバルト杯 3
JGPアリゾナ 7

詳細

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2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年12月24日 - 27日 第79回全日本フィギュアスケート選手権長野 11
61.86
12
125.79
10
187.65
2010年10月29日 - 31日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダキングストン 8
61.00
9
127.96
9
188.96
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月28日-30日 2010年四大陸フィギュアスケート選手権全州 11
61.48
11
109.88
12
171.36
2009年12月25日-26日 第78回全日本フィギュアスケート選手権門真 7
68.88
6
132.13
5
201.01
2009年11月13日-14日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレークプラシッド 7
59.35
8
109.49
9
168.84


2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年2月21日-22日 第24回冬季ユニバーシアードハルビン 13
54.27
30
72.99
26
127.26
2009年2月2日-8日 2009年四大陸フィギュアスケート選手権バンクーバー 11
59.44
13
98.47
12
157.91
2008年12月25日-27日 第77回全日本フィギュアスケート選手権長野 6
69.15
3
128.54
4
197.69
2008年11月27日-30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯東京 8
63.87
10
103.86
8
167.73
2008年11月13日-16日 2008年ゴールデンスピンザグレブ 1
71.54
1
129.74
1
200.28
2008年10月31日-11月2日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダオタワ 9
63.36
9
114.48
8
177.84
2008年10月3日-5日 2008年メラーノ杯メラーノ 1
71.39
1
111.46
1
182.85


2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年3月17日-23日 2008年世界フィギュアスケート選手権ヨーテボリ 20
60.89
17
118.99
19
179.88
2007年12月26日-28日 第76回全日本フィギュアスケート選手権大阪 4
68.30
3
131.51
3
199.81
2007年11月28日-12月2日 ISUグランプリシリーズ NHK杯仙台 4
67.55
11
108.70
10
176.25
2007年10月25日-28日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレディング 9
57.84
12
96.15
10
153.99


2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年2月7日-10日 2007年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 11
54.16
12
98.95
12
153.11
2006年12月27日-29日 第75回全日本フィギュアスケート選手権名古屋 3
72.30
3
140.26
3
212.56
2006年11月17日-19日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 7
56.80
9
116.71
9
173.51
2006年10月26日-29日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカハートフォード 12
49.20
11
101.16
11
150.36


2005-2006 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年1月23日-29日 2006年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 10
57.40
5
115.42
7
172.82
2005年12月23日-25日 第74回全日本フィギュアスケート選手権東京 4
63.29
8
110.10
7
173.39
2005年11月24日-27日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯サンクトペテルブルク 6
59.85
8
108.94
8
168.79


2004-2005 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2005年2月28日-3月6日 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権キッチナー 7
96.34
4
59.60
9
103.34
6
162.94
2005年1月12日-22日 ユニバーシアード冬季競技大会インスブルック - 7 6 7
2004年12月24日-26日 第73回全日本フィギュアスケート選手権横浜 - 6
58.18
8
102.70
8
160.88
2004年12月2日-5日 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナルヘルシンキ - 1
59.00
3
115.91
2
174.91
2004年11月20日-21日 第73回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大阪 - 1
62.25
4
108.96
3
171.21
2004年9月29日-10月3日 ISUジュニアグランプリ ウクライナキエフ - 1
59.55
1
116.42
1
175.97
2004年9月2日-5日 ISUジュニアグランプリ ブダペストブダペスト - 3
55.50
2
113.66
2
169.16


2003-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2004年3月11日-13日 2004年ムラドストトロフィー ジュニアクラス(ザグレブ 1 1 1
2003年11月21日-23日 第72回全日本フィギュアスケートジュニア選手権京都 3 3 3
2003年10月30日-11月2日 ISUジュニアグランプリ グダニスク杯グダニスク 2 3 3
2003年10月2日-5日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 4 4 4


2002-2003 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2002年11月23日-24日 第71回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 11 8 9
2002年9月19日-22日 ISUジュニアグランプリ アリゾナスコッツデール 3 8 7


2001-2002 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2001年11月23日-24日 第70回全日本フィギュアスケートジュニア選手権東京 6 13 11

プログラム

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シーズン SP FS EX
2010-2011 序奏とロンド・カプリチオーソ
作曲:カミーユ・サン=サーンス
振付:宮本賢二
歌劇『カルメン』より
作曲:ジョルジュ・ビゼー
振付:パスカーレ・カメレンゴ
2009-2010 アランフェス協奏曲
作曲:ホアキン・ロドリーゴ
振付:パスカーレ・カメレンゴ
2008-2009[9] 月光
作曲:ベートーヴェン
振付:パスカーレ・カメレンゴ
津軽海峡・冬景色[10]
作曲:三木たかし、演奏:幸田聡子
振付:宮本賢二
2007-2008[11] 歌劇『カルメン』より
作曲:ジョルジュ・ビゼー
振付:パスカーレ・カメレンゴ
炎のファイター
作曲:Michael Masser and Mandrill
振付:宮本賢二
2006-2007[8] 2つのギター
演奏:ロビー・ラカトシュ
振付:パスカーレ・カメレンゴ
The Race & Cloce
作曲:To The Edit
振付:パスカーレ・カメレンゴ
2005-2006[12] The Race & Cloce
作曲:To The Edit
振付:パスカーレ・カメレンゴ
映画『ローレライ』より
作曲:佐藤直紀
振付:パスカーレ・カメレンゴ
JUMPIN' JACK
作曲:Big Bad Voodoo Daddy
振付:オルガ・ボロジンスカヤ
2004-2005[12][13] 2つのギター
演奏:ロビー・ラカトシュ
映画『ヘンリー五世』より
作曲:パトリック・ドイル
振付:パスカーレ・カメレンゴ
I Will Always Love You
ボーカル:ドリー・パートン
2003-2004 - 映画『ゲティスバーグの戦い 南北戦争 運命の3日間』より[14]
作曲:ランディ・エデルマン
-

出典

[編集]
  1. ^ 『Cutting Edge 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2005年12月、p.67
  2. ^ 『フィギュアスケートDays Plus 2008-2009男子シングル読本』ダイエックス出版、2008年9月、p.21
  3. ^ 『PASSION 2009 フィギュアスケート男子シングルフォトブック』双葉社、2009年2月、pp.115-116
  4. ^ さくらフィギュアスケート南里康晴OFFICIAL BLOG 2010年4月3日更新、2010年5月23日閲覧
  5. ^ 『Cutting Edge』p.64、『Cutting Edge 2007 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2007年1月、p.43
  6. ^ 『Cutting Edge』p.67、『Cutting Edge 2007』p.46。美紗と美礼は既に引退。
  7. ^ 『Cutting Edge』p.62
  8. ^ a b 『Cutting Edge 2007』p.88
  9. ^ 「2008全日本選手権レポート 男子シングル」『フィギュアスケートDays vol.8』ダイエックス出版、2009年2月、pp.26-29
  10. ^ 「賢二としゃべろうよ! 第6回 南里康晴」『フィギュアスケートDays vol.8』ダイエックス出版、2009年2月、p.34-39
  11. ^ 『Cutting Edge 2008 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2007年12月、p.40
  12. ^ a b 『Cutting Edge 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2005年12月、p.93
  13. ^ 『Cutting Edge』p.65
  14. ^ 『Cutting Edge』p.61, p.67

外部リンク

[編集]