卦石柾
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卦石 柾(けいし まさき、1972年5月20日 - )は日本の漫画家。血液型はAB型、富山県出身[1]。
作品
[編集]商業誌
[編集]- 画家を志す女子高生が、将来に向け夢と現実の狭間で揺れ動く様を描く。
- 現代に生き残った幻の恐竜を探して旅をする兄妹の物語。
- B-BOY BLUES (月刊少年ジャンプ1992年3月号〜1993年10月号に掲載。JC全3巻)
- NBA選手を目指し単身渡米した若者の努力と苦悩や、仲間との交流を経て前進していく姿を描いている。
- 当初二度の読み切り作品として掲載された。丹下真也編(1992年3月号)、大内貴雅編(1992年7月号)とが描かれ、それぞれ主人公も話の内容も異なる。その後、大内貴雅編をプレリュードとした本編の連載が1993年1月号から開始された。後述の通り、主要キャラクター名は実在ミュージシャンからの引用である。
- 『STAND UP AND SHOUT』1993年6月9日 初版発行 ISBN 4-08-871785-6
- 『ROUGH AND READY』1993年9月8日 初版発行 ISBN 4-08-871786-4
- 『HEADING FOR TOMORROW』1994年5月7日 初版発行 ISBN 4-08-871787-2
- 化石-REMEMBRANCE OF 100,000,000 YEARS AGO- (『B-BOY BLUES』 第3巻に収録)
- 主人公の横関敦は同名ミュージシャンをモデルにしており、容姿もそのまま描いている。またモデルの横関のアルバムに『REMEMBRANCE OF 900,000,000 YEAR AGO』と銘打った連作があり、そちらからの影響も窺える。
- SILENT SOLDIER (月刊少年ジャンプオリジナル 1994年11月増刊号に掲載)
- GENOME PUPPET (コミックガンマ1996 JAN No.29 ガンマ新人トライアル作品として掲載)
- 2081年、惑星間戦争や内戦を経た金星が舞台。「金星の悪魔」と呼ばれる戦闘用の人造人間を巡るSFアクション。
- RABID RIOT (アフタヌーン四季賞1997年夏のコンテスト佳作受賞作。 未掲載)
同人誌
[編集]- LIBERATION (2001年8月11日発行)
- テラフォームされた未来の金星が舞台。戦乱の中、敵味方として出会った男女を描いたSFメカアクション。
- サイバネティック・ビーグルと呼ばれる人型搭乗兵器が活躍する。1996年頃に執筆された作品で、大長編の構想の中の一片という位置付け。
人物
[編集]- 恐竜を非常に好んでいる。海外の化石博物館に足を運ぶ程熱心で、自画像には擬人化した恐竜の姿を描いている。また、ヘヴィメタルやハードロックも恐竜と並ぶほど愛好しており、作品のキャラクター名や容姿は実在のミュージシャンから、作品名はアルバムや楽曲名から引用することが多い。
- 『B-BOY BLUES』終了後、単行本に「本来の自分のジャンルはサイエンス・ロマン、SFアクションである」「これが最初で最後のスポーツ漫画になるだろう」旨記しており、その後は作風を大幅に変えたSF作品を描いている。
脚注
[編集]- ^ 『めざせ漫画家!手塚・赤塚賞受賞作品集』8巻 集英社〈ジャンプ・コミックス・デラックス〉1991年7月15日第1刷発行、ISBN 4-08-858308-6 166頁