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厨子王 (テレビ制作会社)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
厨子王株式会社
Zushio,inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-0013
東京都港区浜松町2丁目1番13号芝エクセレントビル3階A-1室
設立 2011年平成23年)7月1日
業種 情報・通信業
法人番号 3010401095354 ウィキデータを編集
事業内容 テレビ番組の企画・制作
代表者 代表取締役社長 石田昌浩
資本金 2,000万円
従業員数 76名
外部リンク http://zushio.co.jp
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厨子王株式会社(ずしおう、: Zushio,inc.)は、テレビ番組を制作する制作プロダクションである。

概要

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2011年7月設立。社名は、元株式会社安寿の代表取締役社長兼務総合演出だった石田昌浩が、童話『安寿と厨子王丸』から命名。

不祥事

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『ほこ×たて』でのやらせ問題

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2013年10月20日にフジテレビで放送された制作番組『ほこ×たて』でやらせがあったことが発覚し、番組の放送自粛が決定[1][2]。これに関連してか厨子王株式会社のホームページはメンテナンス中となっていたが、10月28日午後にメンテナンスが終了し、トップに「ほこ×たてに関しましてただいま調査中です。ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。今後はより管理体制を徹底し、皆様に支持される番組を作って行こうと決意を新たにしております。何卒、よろしくお願いします」という謝罪文が掲載されていた[3]。番組は2013年11月1日に打ち切りが発表された[4]

『ピラミッド・ダービー』でのやらせ問題

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2016年6月19日にTBSテレビで放送された、関連会社Zプラス株式会社が関わる「ピラミッド・ダービー」において再び同様の手段によるねつ造によるやらせが発覚[5][2]。7月5日にはTBSによる番組ホームページに

「6月19日放送の「双子見極めダービー」の中で、出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、ルール変更の経緯は、演出の一環のつもりでしたが、事前に説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました。」

という謝罪文が掲載された[6]

『消えた天才』でのやらせ問題

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2019年8月11日にTBSテレビで放送された『消えた天才』では、リトルリーグ全国大会で全て三振で完全試合を達成した少年の投球を速く見えるように倍速編集をしたことが発覚。番組は同年8月25日を以て打ち切られ、放送倫理・番組向上機構(BPO)で放送倫理違反があったと判断された[2][7]

『ザ!世界仰天ニュース』での脱ステロイド紹介問題

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2021年9月7日に日本テレビで放送された「ザ!世界仰天ニュース[2]の「衝撃の症状!謎の病SP」で、病院で処方されたステロイド外用薬を断ったことで肌荒れを克服したという女性の体験談を紹介[8][9][10]。これに対し、日本皮膚科学会等7団体は14日に「科学的に明らかに根拠のない内容」であるとした連名の抗議文書を日本テレビに提出し[8][9][10]、ステロイド外用薬を一様に否定し、患者の恐怖と不安をあおったとして番組を批判した[8][9][10]。日本テレビは番組公式サイトに謝罪文を掲載[8][9][10]し、翌週14日の同番組の放送最後において謝罪を行うとともに、ステロイド外用薬の有効性や安全性について説明し、医師の指導に従うよう呼びかけた[8][9][10]

役員

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  • 代表取締役社長:石田昌浩
  • 取締役:森田俊介、並木哲也、高畠建治、山野辺聖勝
  • 執行役員:石野浩史、吉岡賢祐

主な作品実績

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(凡例)太字:現在放映中またはこれからの放映予定の番組。関連会社制作番組…Z+:ジープラス、P:ピンク・アリゲーター、S:スワン。

テレビ番組

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制作

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2011年7月 - 2019年12月
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レギュラー・セミレギュラー番組
スペシャル番組

関連会社制作

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(凡例)Z+:ジープラス、P:ピンク・アリゲーター、S:スワン。

2011年7月 - 2019年12月
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レギュラー・セミレギュラー番組
スペシャル番組
  • 新!お茶の間の真実(テレビ東京系列 2019年1月 - )Z+
  • 笑える!泣ける!動物スクープ100連発(TBSテレビ系列 2019年2月 - )Z+
  • 立派なお家にピンポンしてみた(TBSテレビ系列 2019年3月)Z+
  • 世界ギャップ大調査ベスト×ワースト(フジテレビ系列 2019年12月 - )Z+

関連会社

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  • K-WORK株式会社 - 海外コーディネート・リサーチ・ポスプロ・イラスト。「麒麟スタジオ」の制作事業会社。
  • Zプラス株式会社 - テレビ番組制作 番組企画
  • ピンク・アリゲーター株式会社 - テレビ番組制作 番組企画
  • スワン株式会社 - テレビ番組制作 番組企画
  • キャリー株式会社 - 車輌
  • マナティ株式会社 - テレビ番組制作 番組企画

脚注

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  1. ^ “「ほこ×たて」ねつ造認めた!27日以降打ち切りへ!”. スポーツ報知. (2013年10月25日). オリジナルの2013年10月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131024235709/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20131025-OHT1T00019.htm 
  2. ^ a b c d “「世界仰天ニュース」が謝罪 制作会社は過去にヤラセで何度も問題になった札付き”. デイリー新潮. (2021年9月21日). オリジナルの2021年9月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210921043857/https://www.dailyshincho.jp/article/2021/09211100/?all=1 
  3. ^ 厨子王 Zushio,inc.”. 厨子王株式会社. 2013年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月29日閲覧。
  4. ^ “フジテレビ、「ほこ×たて」打ち切り 不適切演出で”. 日本経済新聞. (2013年11月1日). オリジナルの2013年11月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131103221315/http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG01053_R01C13A1CR8000 
  5. ^ “TBS系「ピラミッド・ダービー」にヤラセ疑惑 オンエアで脱落した出演者が「現場で脱落していなかった」と出演者2人が語る”. ねとらぼ (アイティメディア株式会社). (2016年6月25日). オリジナルの2016年6月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160625135529/http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1606/25/news039.html 
  6. ^ 珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー”. TBSテレビ. 2016年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月21日閲覧。
  7. ^ 塩田幸司「TBS『消えた天才』の映像早回し,BPOが「放送倫理違反があった」」『放送研究と調査』2020年4月号、NHK放送文化研究所、2020年4月、 オリジナルの2021年6月20日時点におけるアーカイブ。 
  8. ^ a b c d e “番組で「脱ステロイド」紹介、「科学的根拠ない」と抗議 日テレ謝罪”. 朝日新聞. (2021年9月14日). https://www.asahi.com/articles/ASP9G5VMPP9GPLBJ004.html 2021年9月15日閲覧。 
  9. ^ a b c d e “「ザ!世界仰天ニュース」日テレ番組内で謝罪 「脱ステロイド」紹介”. 毎日新聞. (2021年9月14日). https://mainichi.jp/articles/20210914/k00/00m/040/244000c 2021年9月15日閲覧。 
  10. ^ a b c d e “『ザ!世界仰天ニュース』の謝罪文全文。ステロイド剤の描写に日本皮膚科学会などが抗議していた”. ハフポスト. (2021年9月14日). https://www.huffingtonpost.jp/entry/gyoten_jp_61404a1be4b0640100a91c05 2021年9月15日閲覧。 

外部リンク

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