参峰 (警備艦)
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参峰 | |
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20mm多銃身機銃搭載時代の船影 | |
基本情報 | |
運用者 | 韓国海洋警察庁 |
艦種 | 警備艦 |
次級 | 李清好 |
母港 | 東海市 |
艦歴 | |
起工 | 1999年 |
進水 | 2001年7月 |
就役 | 2002年4月23日 |
要目 | |
満載排水量 | 5,000トン |
全長 | 145.5 m |
幅 | 16.5 m |
吃水 | 5.5 m |
主機 |
MAN B&W 18V32/40 ディーゼルエンジン×2基 |
出力 | 12,000馬力 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
速力 | 21ノット |
航続距離 | 8,500海里 |
乗員 | 93名 |
兵装 |
・70口径40mm連装機銃×1基 ・20mm多銃身機銃×1基 |
搭載艇 | 高速艇×4隻 |
搭載機 | AS.565救難ヘリコプター×1機 |
"参峰"号(三峰号、朝鮮語: 삼봉함、英: KCG Sam Bong, ARS-5001)は、大韓民国海洋警察庁の警備艦[1][2][3]。삼봉호 または 삼봉함をカタカナに転写すればサムボンホ または サムボンハムとなるが、日本ではサンボンギョという表記も見られる。
概要
[編集]1990年代中盤、竹島の領土問題の再燃を背景に、海洋警察庁の船艇勢力が日本の海上保安庁に対して大きく劣っていることが問題になった。このことから、竹島の警備艦として、500億ウォンの建造費をかけて建造されたのが本艦である[3]。なお艦名の由来である「三峰島」は韓国において竹島に比定され、竹島の古称とされる[4]。
基本的には、先行して建造された警備救難艦「太平洋2号」をもとに大型化した設計とされている[2]。乗員は警察官50名と技官30名の計80名。10,000トン級の船舶を曳航することができる[3]。
兵装としては、当初はシーバルカン20mm多銃身機銃2基を備えていたが[1][2]、2009年に船首甲板の機銃を70口径40mm連装機銃に換装し、火力を強化した。また大容量の放水砲も備えている[3]。
艦載機としてはAS.565救難ヘリコプター1機を搭載する[3]。また艦載艇としては、10メートル型1隻、6.5メートル型1隻、5メートル型2隻の計4隻を搭載する[5]。
画像
[編集]-
海自哨戒機から撮影された参峰
出典
[編集]- ^ a b 海人社 2009.
- ^ a b c Wertheim 2013, p. 417.
- ^ a b c d e 순정우 (2014年12月9日). “안전처, 2016년 삼봉호급 함정 추가 건조”. NewDaily 2018年12月30日閲覧。
- ^ “국토지리정보원 > 독도지리지”. National Geographic Institute (Korea) 韓国国土地理情報院. 2019年1月18日閲覧。
- ^ 한대광 (2016年6月22日). “23일 취역 ‘이청호함’ 살펴보니…테니스장 9개 넓이 갑판, 76㎜ 함포”. 京郷新聞 2018年12月30日閲覧。
参考文献
[編集]- 海人社(編)「韓国のコースト・ガード 海洋警察庁の組織と船艇 (特集・韓国海軍の現況)」『世界の艦船』第704号、海人社、2009年4月、104-109頁、NAID 40016485801。
- Wertheim, Eric (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World (16th ed.). Naval Institute Press. ISBN 978-1591149545