台風第12号
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(台風12号から転送)
台風第12号(たいふうだい12ごう)もしくは 台風12号(たいふう12ごう)は、その年の12番目に発生した台風の名称。
過去の主な台風12号
[編集]- 昭和29年台風第12号 - 1954年(昭和29年)9月5日に発生した台風。国際名は「June(ジューン)」。9月13日に鹿児島県薩摩半島に上陸、日付が変わる頃、山口県下関市を通過して日本海に抜けた。宮崎県高千穂町など五ヶ瀬川流域で100人以上が死傷したほか徳島県、愛媛県、高知県、熊本県、宮崎県、鹿児島県でも被害。死者107人、重軽傷者311人、全壊家屋1724戸、半壊家屋5208戸、床上浸水約45000戸、床下浸水約12万戸[1]。
- 昭和31年台風第12号 - 1956年(昭和31年)9月3日に発生した台風。国際名は「Emma(エマ)」。沖縄地方に被害を出した。日本海を通過した際には北陸地方にフェーン現象をもたらし、魚津大火の原因となった。
- 昭和35年台風第12号 - 1960年(昭和35年)8月10日に発生した台風。国際名は「Wendy(ウェンディ)」。高知県室戸岬の西方に上陸。
- 昭和60年台風第12号 - 1985年(昭和60年)8月24日に発生した台風。国際名は「Odessa(オデッサ)」。台風第12号・第13号・第14号の3つの台風が互いに影響を及ぼしあいながら本土に接近した。この台風は、長崎県五島列島から壱岐付近を通過し、九州~北海道地方に被害を出した。
- 昭和62年台風第12号 - 1987年(昭和62年)8月22日に発生した台風。国際名は「Dinah(ダイナ)」。日本海へ進んで暴風による被害を出した。
- 平成元年台風第12号 - 1989年(平成元年)7月29日に発生した台風。国際名は「Ken/Lola(ケン/ローラ)」。沖永良部島付近で約1日間停滞した。この台風は広い範囲に大雨をもたらし、九州~関東地方に被害を出した。
- 平成3年台風第12号 - 1991年(平成3年)8月16日に発生した台風。国際名は「Gladys(グラディス)」。奄美大島近海を通過し、九州~東北南部に被害を出した。
- 平成7年台風第12号 - 1995年(平成7年)9月13日に発生した台風。国際名は「Oscar(オスカー)」。9月17日、関東地方に接近した。
- 平成8年台風第12号 - 1996年(平成8年)8月6日に発生した台風。国際名は「Kirk(カーク)」。沖縄近海で迷走し、8月14日に熊本県に上陸した。
- 平成14年台風第12号 - 2002年(平成14年)8月3日に発生した台風。アジア名は「Kammuri(カンムリ)」。中国に大きな被害を出した。
- 平成18年台風第12号 - 2006年(平成18年)8月20日に発生した台風。国際名は「Ioke(イオケ)」。
- 平成19年台風第12号 - 2007年(平成19年)9月16日に発生した台風。アジア名は「Wipha(ウィパー)」。
- 平成23年台風第12号 - 2011年(平成23年)8月25日に発生した台風。アジア名は「Talas(タラス)」。9月3日高知県に上陸。紀伊半島に大きな被害。
- 平成26年台風第12号 - 2014年(平成26年)7月30日に発生した台風。アジア名は「Nakri(ナクリー)」。
- 平成27年台風第12号 - 2015年(平成27年)7月13日に発生した台風。国際名は「Halola(ハロラ)」。
- 平成30年台風第12号 - 2018年(平成30年)7月25日に発生した台風。アジア名は「Jongdari(ジョンダリ)」。
備考
[編集]1951年の統計開始以降、最も早い日時に発生した台風12号は1971年の12号(7月2日に発生)、最も遅い日時に発生した12号は1998年の12号(11月12日に発生)となっている[2][3]。
脚注
[編集]- ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、100頁。ISBN 9784816922749。
- ^ “デジタル台風:台風リスト”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年7月8日閲覧。
- ^ “デジタル台風:台風リスト”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年7月8日閲覧。