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史跡新池ハニワ工場公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
史跡新池ハニワ工場公園
(手前から)1号・2号・3号埴輪窯
(1号・2号は復元)
史跡新池ハニワ工場公園の位置(大阪府内)
史跡新池ハニワ工場公園
分類 史跡公園
所在地
大阪府高槻市上土室1丁目
北緯34度51分14.1秒 東経135度35分4.6秒 / 北緯34.853917度 東経135.584611度 / 34.853917; 135.584611
面積 4,163m2
開園 1995年(平成7年)3月
運営者 高槻市
駐車場 なし
公式サイト 史跡新池ハニワ工場公園
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史跡新池ハニワ工場公園(しせきしんいけハニワこうばこうえん)は、大阪府高槻市にある史跡公園新池埴輪製作遺跡(国の史跡「今城塚古墳 附 新池埴輪製作遺跡」の一部)を保存する公園である。

概要

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新池埴輪製作遺跡は、5 - 6世紀の遺跡で、埴輪窯18基と工房、工人集落からなる全国最大級の埴輪工場跡である。一帯は『日本書紀』欽明天皇23年条にある「摂津国三嶋郡植廬(ハニイホ)新羅人之先祖也」と考えられている。今城塚古墳(高槻市郡家新町、6世紀前半)の埴輪は当工場で造られた[1]

遺跡域では1988年昭和63年)から調査がはじまり、1994年平成6年)に「ハニワ工場公園」として整備された。1991年(平成3年)7月20日、遺跡域が既指定の国の史跡「今城塚古墳」に追加指定され、史跡指定名称が「今城塚古墳 附 新池埴輪製作遺跡」に変更。

ハニワ工場の略年

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  • 450年頃、太田茶臼山古墳の造営を目的として工場が開かれた。窯3基(A群)と工房3棟、住居7棟の規模。
  • 480年頃、窯5基(B群)と住居7棟を追加。番山古墳などのハニワを生産。
  • 530年頃、窯10基(C群)を追加。5棟の工房(住居兼用)、住居14棟。今城塚古墳向けのハニワを生産。
  • 550年頃、ハニワ生産を終える。

施設

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ハニワ工場館(新池遺跡18号窯)
  • プロムナード
    • 動物、円筒、家形、武人埴輪などの複製品を20種類、21体設置。本物と同寸法。磁器製。素焼きの質感を模しており自由に触れる[2]
    • ヨシトミヤスオの漫画による説明パネルを展示(陶板製)。
  • 工房2棟
    • 3棟の内2棟を復元。竪穴建物で、母屋にあたる部分は茅葺き、周縁の下屋部分は杉皮葺きで復元されている[3]
  • ハニワ窯跡2基
    • 大小あわせて18の窯の内、2基を復元。また、1基を発掘中の状態で再現。
  • ハニワ工場館
    • 新池遺跡最大級の18号窯(530年頃)を覆屋で保護し、出土した埴輪3点も展示。

利用情報

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  • 開館時間:10時 - 17時(公園内は終日オープン)
  • 休館日:12月29日 - 1月3日
  • 入館料:無料

交通アクセス

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  • JR京都線摂津富田駅から高槻市営バス公団阿武山・日赤病院行きに乗車、上土室で下車し東へ徒歩約5分。

周辺

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出典

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  1. ^ 高槻市教育委員会文化財課「ハニワ工場公園」リーフレット
  2. ^ 継体天皇と今城塚古墳 P.157(高槻市教育委員会編 ISBN 4-642-07735-9)
  3. ^ 継体天皇と今城塚古墳 P.158(高槻市教育委員会編 ISBN 4-642-07735-9)

外部リンク

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