史跡新池ハニワ工場公園
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史跡新池ハニワ工場公園 | |
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(手前から)1号・2号・3号埴輪窯 (1号・2号は復元) | |
分類 | 史跡公園 |
所在地 | |
面積 | 4,163m2 |
開園 | 1995年(平成7年)3月 |
運営者 | 高槻市 |
駐車場 | なし |
公式サイト | 史跡新池ハニワ工場公園 |
史跡新池ハニワ工場公園(しせきしんいけハニワこうばこうえん)は、大阪府高槻市にある史跡公園。新池埴輪製作遺跡(国の史跡「今城塚古墳 附 新池埴輪製作遺跡」の一部)を保存する公園である。
概要
[編集]新池埴輪製作遺跡は、5 - 6世紀の遺跡で、埴輪窯18基と工房、工人集落からなる全国最大級の埴輪工場跡である。一帯は『日本書紀』欽明天皇23年条にある「摂津国三嶋郡植廬(ハニイホ)新羅人之先祖也」と考えられている。今城塚古墳(高槻市郡家新町、6世紀前半)の埴輪は当工場で造られた[1]。
遺跡域では1988年(昭和63年)から調査がはじまり、1994年(平成6年)に「ハニワ工場公園」として整備された。1991年(平成3年)7月20日、遺跡域が既指定の国の史跡「今城塚古墳」に追加指定され、史跡指定名称が「今城塚古墳 附 新池埴輪製作遺跡」に変更。
ハニワ工場の略年
[編集]- 450年頃、太田茶臼山古墳の造営を目的として工場が開かれた。窯3基(A群)と工房3棟、住居7棟の規模。
- 480年頃、窯5基(B群)と住居7棟を追加。番山古墳などのハニワを生産。
- 530年頃、窯10基(C群)を追加。5棟の工房(住居兼用)、住居14棟。今城塚古墳向けのハニワを生産。
- 550年頃、ハニワ生産を終える。
施設
[編集]- プロムナード
- 動物、円筒、家形、武人埴輪などの複製品を20種類、21体設置。本物と同寸法。磁器製。素焼きの質感を模しており自由に触れる[2]。
- ヨシトミヤスオの漫画による説明パネルを展示(陶板製)。
- 工房2棟
- ハニワ窯跡2基
- 大小あわせて18の窯の内、2基を復元。また、1基を発掘中の状態で再現。
- ハニワ工場館
- 新池遺跡最大級の18号窯(530年頃)を覆屋で保護し、出土した埴輪3点も展示。
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遠景
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1号・2号工房(復元)
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工房と埴輪窯跡(植え込み部分)
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出土品
今城塚古代歴史館展示。
利用情報
[編集]- 開館時間:10時 - 17時(公園内は終日オープン)
- 休館日:12月29日 - 1月3日
- 入館料:無料
交通アクセス
[編集]周辺
[編集]出典
[編集]- ^ 高槻市教育委員会文化財課「ハニワ工場公園」リーフレット
- ^ 継体天皇と今城塚古墳 P.157(高槻市教育委員会編 ISBN 4-642-07735-9)
- ^ 継体天皇と今城塚古墳 P.158(高槻市教育委員会編 ISBN 4-642-07735-9)
外部リンク
[編集]- 今城塚古墳 附 新池埴輪製作遺跡 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ハニワ工場公園 - 高槻市ホームページ「インターネット歴史館」