右曲がりのダンディー
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『右曲がりのダンディー』(みぎまがりのダンディー)は、末松正博による日本の漫画。講談社『モーニング』で連載され、単行本はモーニングKC(講談社)より全9巻が刊行された。
あらすじ
[編集]二枚目で敏腕なバブル期の大手広告代理店エリートサラリーマン・一条まさと=伊達男「右曲がりなダンディー」の、女性たちとの遊びの日常をコメディタッチで描いていく。
一条まさと
[編集]- 身長186cm。愛車はポルシェ。仕事も私生活も交友関係も全てに完璧主義でパーフェクトにこなす。常にトップを維持するために日々のトレーニングを怠らないストイックな性格の持ち主である。
- スポーツ万能に加え、料理や楽器演奏(ピアノ、サックス、エレキギター)もこなし、メイクまでも心得がある。プレイボーイで女性からも抜群にもて、デートの相手は毎日変わる(1日に複数の女性と交遊することもしばしばある)。
- 特に美人には目がなく面食いではあるが、人知れず花を飾っていた地味な女性にも配慮をし遊びに誘うなど、フェミニストらしい一面も持つ。同時に高所恐怖症でもある。
- 局部が極端に右に曲がっているため、男子トイレは横を向いて用を足すという特異体質でもある。
- 日本ジャーナル出版『週刊実話』連載の続編『右曲がりのダンディー リターンズ』(2020年11月~)では、AIロボット開発企業CEOになっており、「一条まさと54歳 日本で唯一バブルが続く男!」と銘打たれている。
書籍情報
[編集]- 末松正博『右曲がりのダンディー』講談社〈モーニングKC〉全9巻
- 1986年9月16日発売[1]、ISBN 978-4-06-300015-3。
- 1987年3月18日発売[1]、ISBN 978-4-06-300022-1。
- 1987年9月22日発売[1]、ISBN 978-4-06-300024-5。
- 1988年3月23日発売[1]、ISBN 978-4-06-300031-3。
- 1988年9月22日発売[1]、ISBN 978-4-06-300044-3。
- 1989年4月22日発売[1]、ISBN 978-4-06-300052-8。
- 1989年10月23日発売[1]、ISBN 978-4-06-300060-3。
- 1990年3月23日発売[1]、ISBN 978-4-06-300070-2。
- 1990年6月23日発売[1]、ISBN 978-4-06-300075-7。
- 末松正博『右曲がりのダンディー』スコラ〈スコラ漫画文庫シリーズ〉全5巻
- 1994年9月、ISBN 978-4796201896。
- 1994年9月、ISBN 978-4796201902。
- 1994年9月、ISBN 978-4796201919。
- 1994年9月、ISBN 978-4796201926。
- 1994年9月、ISBN 978-4796201933。
映画
[編集]右曲がりのダンディー | |
---|---|
監督 | 那須博之 |
脚本 | 那須真知子 |
出演者 |
玉置浩二 松本小雪 加賀まりこ 林家こぶ平 松田勝 小沢仁志 |
音楽 |
星勝 BA na NA Koji Tamaki |
主題歌 | Koji Tama ki「I'm Dandy」 |
撮影 | 森勝 |
編集 | 山田真司 |
配給 | 東映 |
公開 | 1989年8月12日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
1989年8月12日公開。劇中において、公開当時放映されていた『仮面ライダーBLACK RX』が登場し、一条と競演するシーンがある。
キャスト
[編集]- 一条まさと:玉置浩二
- 岡部敦子:松本小雪
- 芦田かおり:加賀まりこ
- 安田:林家こぶ平
- 大崎:松田勝
- 池上:小沢仁志
- 五反田:殺陣剛太
- 有田まり:西條晴美
- 小林京子:若山幸子
- 高見典子:山野遥
- トム小泉:マイク真木
- G・Sのマスター:清水アキラ
- クラブ「マミー」のボーイ:末松正博
- 主婦:森みどり
- 根本:津村鷹志
- 岡部の秘書:草薙幸二郎
- 中島和子:井森美幸
- 岡部:峰岸徹
- 工藤冴子:名取裕子
- 上田耕一、くず哲也、羽田美智子、伊藤真季、三田文代、賀川幸史朗、マイケル・コールマン、城春樹
- 仮面ライダーBLACK RX[2] - 高岩成二
スタッフ
[編集]- 監督:那須博之
- 原作:末松正博
- 脚本:那須真知子
- 音楽監督:玉置浩二
- 音楽:星勝、BAnaNA、玉置浩二
- 主題歌:玉置浩二「I'm Dandy」
- 撮影:森勝
- 美術:今保太郎
- 照明:山口利雄
- 録音:神保小四郎
- 編集:山田真司
- 助監督:中嶋竹彦、祭主恭嗣
- スチール:久井田誠
- 現像:東映化学
- MA:にっかつスタジオセンター
- 企画:岡田裕介、黒澤満
- プロデューサー:小島吉弘
- 製作・配給:東映
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 高岩成二『時は今― 歩み続けるその先へ ACTion 高岩成二』講談社、2021年6月29日。ISBN 978-4-06-516763-2。