吉永良正
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誕生 |
1953年1月3日(71歳) 長崎県 |
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職業 | サイエンスライター、作家、翻訳家、教育家 |
最終学歴 | 京都大学文学部哲学科卒業。 |
ジャンル | 数学・数学史・受験・科学哲学・複雑系・生物進化・宇宙論 |
代表作 | 『数学・まだこんなことがわからない』(1990年) |
主な受賞歴 | 第7回講談社出版文化賞科学出版賞(1991年) |
デビュー作 | 『数学センス』(1985年) |
人物情報 | |
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生誕 |
1953年1月3日(71歳) 日本・長崎県 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
京都大学理学部 京都大学文学部 |
学問 | |
研究分野 |
哲学 倫理学 |
研究機関 | 大東文化大学 |
学位 |
理学士 京都大学 文学士 京都大学 |
脚注 |
吉永 良正(よしなが よしまさ、1953年(昭和28年)1月3日[1][2] - )は日本のサイエンスライター、作家、翻訳家、教育家。
専門は科学論・科学哲学[3]。大東文化大学文学部教育学科教授[4]。
略歴
[編集]長崎に生まれる[5]。 1975年(昭和50年) 京都大学理学部数学科を卒業。 1977年(昭和52年) 京都大学文学部哲学科を卒業。 1991年(平成3年) 講談社ブルーバックスから出版した『数学・まだこんなことがわからない』により第7回講談社出版文化賞科学出版賞を受賞[6]。
最近は「数学概念を介した哲学と数学の交渉/没交渉の歴史とその再解釈」[7]や「複雑系・生物進化・宇宙論の哲学の構築」[3]について研究している。
人物像
[編集]趣味 | 酒、タバコ、散歩、昼寝。 |
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宗教 | 公的には仏教。私的には、あらゆる宗教に興味があるが、まだ回心には至っていない。 |
座右の銘 | 無知の知(ムダ)、無力の力(ムリ)、無心の心(ムラ)。 |
好きな食べ物 | 油揚げ、サクラエビ、その他なんでも(特にゲテモノ。ただし悪食ではない)。 |
好きな有名人・タレント | 洋七、モンティ・パイソン、あがた森魚、ミック・ジャガー。 |
好きなスポーツチーム(プロ野球など) | G以外 |
著書
[編集]単著
[編集]- 『数学センス』ダイヤモンド社、1985年10月。ISBN 4-478-76025-X。
- 『まだわからないことがある 科学の未体験ゾーンをさぐる』講談社〈ブルーバックス〉、1986年8月。ISBN 4-06-132657-0。
- 『電磁波が危ない あなたの脳と体を蝕む「見えない脅威」とは』光文社〈カッパ・サイエンス〉、1989年2月。ISBN 4-334-06040-4。
- 『ウイルスが「人間」を支配する 生物界に乱入した殺戮マシーンとは』光文社〈カッパ・サイエンス〉、1990年6月。ISBN 4-334-06051-X。
- 『数学・まだこんなことがわからない 素数の謎から森理論まで』講談社〈ブルーバックス〉、1990年11月。ISBN 4-06-132845-X。
- 『数学・まだこんなことがわからない 難問から見た現代数学入門』(新装版)講談社〈ブルーバックス〉、2004年9月。ISBN 4-06-257455-1。
- 『奇想、天外に挑む 宇宙の謎は、ここまで解明された』光文社〈カッパ・サイエンス〉、1991年5月。ISBN 4-334-06059-5。
- 『センター試験数学満点をとる本 短期攻略のための“ボトムアップ式”勉強術』ごま書房〈ゴマブックス〉、1992年10月。ISBN 4-341-01527-3。
- 『ゲーデル・不完全性定理 “理性の限界”の発見』講談社〈ブルーバックス〉、1992年12月。ISBN 4-06-132947-2。
- 『模試の活かし方 盲点・ワナを知り、本番につなげる120%活用術』ごま書房〈ゴマブックス〉、1993年2月。ISBN 4-341-01550-8。
- 『数学正しい学び方 アレルギー・オンチが治る 得意ワザを身につけ、生かすための3D勉強法』ごま書房〈ゴマブックス〉、1993年6月。ISBN 4-341-01574-5。
- 『秋山仁の落ちこぼれは天才だァ ある数学詩人の夢と挑戦』講談社、1993年10月。ISBN 4-06-154207-9。
- 『秋山仁の落ちこぼれは天才だ』講談社〈講談社文庫〉、2004年2月。ISBN 4-06-273962-3。
- 『ふたつの鏡 科学と哲学の間で』紀伊国屋書店〈科学選書17〉、1993年11月。ISBN 4-314-00605-6。
- 『勉強は基本 合格する「勉強のやり方」がわかる本』ごま書房〈ゴマブックス〉、1994年6月。ISBN 4-341-01615-6。
- 『最近よく聞く「デジタル」って何だ 発想・技術・社会…「アナログ」とどう違う』ごま書房〈ゴマブックス〉、1996年3月。ISBN 4-341-01709-8。
- 『「複雑系」とは何か』講談社〈講談社現代新書〉、1996年11月。ISBN 4-06-149328-0。
- 『数学を愛した人たち ガロア,アーベル,ガウス,リーマン,パスカル…人類の文化にとってかけがえのない英雄=数学者たちの物語!』東京出版、2003年9月。ISBN 4-88742-073-0。
- 『神が愛した天才数学者たち』角川学芸出版〈角川ソフィア文庫 SP K-110-1〉、2011年4月。ISBN 978-4-04-409436-2。
- 『ひらめきはどこから来るのか』草思社、2004年5月。ISBN 4-7942-1311-5。
- 『『パンセ』数学的思考』みすず書房〈理想の教室〉、2005年6月。ISBN 4-622-08305-1。
- 『アキレスとカメ パラドックスの考察』講談社、2008年7月。ISBN 978-4-06-214783-5。
共著
[編集]- R.A.ハインラインほか「コラム」『第四次元の小説 幻想数学短編集』三浦朱門訳、小学館〈地球人ライブラリー〉、1994年9月。ISBN 4-09-251006-3。
- 秋山仁『秋山仁の遊びからつくる数学 離散数学の魅力』吉永良正聞き手、講談社〈ブルーバックス〉、1994年2月。ISBN 4-06-257007-6。
編著
[編集]- 吉永良正 編著『学問は自由だ 対話・知のクロスロード』東京出版、1994年10月。ISBN 4-924544-76-0。
- 吉永良正 編『時間とは何か?』日経サイエンス〈別冊日経サイエンス : SCIENTIFIC AMERICAN 日本版 180〉、2011年8月。ISBN 978-4-532-51180-7。
翻訳
[編集]- ラリー・ゴニック、マーク・ホイーリス『分子遺伝学が驚異的によくわかる』吉永良正訳、白揚社、1984年7月。
- ラリー・ゴニック、マーク・ホイーリス『分子遺伝学が驚異的によくわかる 漫画』吉永良正訳、白揚社、1994年7月。ISBN 4-8269-0060-0。
- マイケル・ギレン『現代数学が見えてくる ゲーデルからフラクタルまで』吉永良正訳、白揚社、1989年4月。ISBN 4-8269-0037-6。
- ジャンヌ・グラノン=ラフォン『ラカンのトポロジー 精神分析空間の位相構造』中島伸子・吉永良正訳、白揚社、1991年4月。ISBN 4-8269-9002-2。
- ポール・ホフマン『数学の悦楽と罠 アルキメデスから計算機数学まで』吉永良正ほか訳、白揚社、1994年7月。ISBN 4-8269-0057-0。
- マリリン・ヴオス・サヴァント『史上最大の難問が解けた! ミズIQの「フェルマー最終定理の証明」事件簿』河野至恩・吉永良正訳、白揚社、1995年10月。ISBN 4-8269-0065-1。
- イアン・スチュアート『自然の中に隠された数学』吉永良正訳、草思社〈サイエンス・マスターズ ; 5〉、1996年10月。ISBN 4-7942-0720-4。
- アミール・D・アクゼル『天才数学者たちが挑んだ最大の難問 フェルマーの最終定理が解けるまで』吉永良正訳、早川書房、1999年5月。ISBN 4-15-208224-0。
- アミール・D・アクゼル『天才数学者たちが挑んだ最大の難問 フェルマーの最終定理が解けるまで』吉永良正訳、早川書房〈ハヤカワ文庫 NF <数理を愉しむ>シリーズ〉、2003年9月。ISBN 4-15-050282-X。
- ピーター・M・ヒギンズ『数学がわかる楽しみ』吉永良正訳、青土社、2003年9月。ISBN 4-7917-6059-X。
脚注
[編集]- ^ SPYSEE
- ^ a b 東京出版の執筆者紹介
- ^ a b 大東文化大学の教員紹介
- ^ 大東文化大学研究者情報
- ^ 数理の翼 吉永先生
- ^ “過去の受賞者一覧 : 講談社出版文化賞【科学出版賞】”. 講談社. 2011年7月10日閲覧。
- ^ みすず書房の執筆者紹介
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “東京出版_執筆者紹介_吉永良正先生”. 東京出版. 2007年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月10日閲覧。
- “吉永良正:みすず書房”. みすず書房. 2011年7月10日閲覧。
- “文学部 教育学科 准教授 吉永 良正”. 大東文化大学. 2011年7月10日閲覧。
- “吉永 良正 先生”. 2011年7月10日閲覧。 - NPO法人 数理の翼