吉田恵一郎
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吉田 恵一郎(よしだ けいいちろう)は、日本の環境エネルギー工学・電気工学者。大阪工業大学工学部電気電子システム工学科教授。工学博士。IEEE-IAS Electrostatic Processes Committee (EPC) メンバー。日本機械学会第3技術委員会(環境工学部門)委員。元科学技術振興機構(JST)博士研究員[1]。
専門は、電気エネルギー、環境エネルギー・環境材料、プラズマ工学[2]。
経歴
[編集]1996年京都大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程修了。デンソーにて環境浄化技術開発に従事。その後、科学技術振興機構(JST)博士研究員などを経て[3]、2007年工学博士(大阪府立大学)。 2009年大阪工業大学工学部に着任。同学部電気電子システム工学科准教授を経て、2024年同学科教授。
主な所属学会は、IEEE、電気学会、日本静電気学会、日本AEM学会、日本機械学会、化学工学会など。主な著書は、「IR分析 テクニック事例集(第13章第2節)」(共著、技術情報協会2013、学術書)など。
主な受賞
[編集]- IEEE James Melcher Prize Paper Award 2019:「Aftertreatment of Carbon Particles Emitted by Diesel Engine Using a Combination of Corona and Dielectric Barrier Discharge 」[4]
- 日本AEM学会論文賞:「クリーンディーゼルのためのプラズマ複合NOx処理装置の開発(A重油燃料を用いた実験)」[5]
- 日本静電気学会進歩賞:「プラズマ処理によるスーパークリーンディーゼル・燃焼炉の開発」[6]
主な研究
[編集]- プラズマを用いた省エネ技術
- 非熱プラズマを用いたディーゼル排気ガスの後処理・環境浄化
- プラズマ改質を用いたメタンガスから燃料電池用水素の製造
- 誘電体への微粒⼦付着を利⽤した炭素粒⼦の静電式捕集・分解技術
- 静電気力を利用した微小物体のマニピュレーション技術
- PM2.5などの有害微粒子を高効率に捕集・分解可能な技術
主な国際会議での発表は、
- 2018 ELECTROSTATICS JOINT CONFERENCE(ボストン):「Aftertreatment of Carbon Particle Emitted by Diesel Engine Using Combination of Corona and Dielectric Barrier Discharge」
- 2017 IEEE Industry Applications Annual Meeting(シンシナティ):「Collection and Incineration of Particulate Matters from the Diesel Engine by Charged Dielectric Surface and Dielectric Barrier Discharge」
- 2016 Electrostatics Joint Conference(パデュー大学):「Flow Generation in a Narrow Space Using Dielectric Barrier Discharge」
脚注
[編集]- ^ https://www.jsme.or.jp/env/com/meibo2017.shtml
- ^ https://www.oit.ac.jp/laboratory/room/40
- ^ https://cir.nii.ac.jp/ja/crid/1410001205837501441
- ^ https://site.ieee.org/ias-epc/epc-matters/paper-awards/
- ^ https://iss.ndl.go.jp/sp/show/R000000004-I023765383-00/
- ^ http://www.oit.ac.jp/japanese/news/eng_detail.php?id=201309014