吉田正紀 (文化人類学者)
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吉田 正紀(よしだ まさのり、1945年[1][2] - )は、日本の文化人類学者、日本大学国際関係学部教授[3]。
近年では、おもにインドネシア人と日本人の異文化結婚を事例として、異文化接触について研究している[3]。
経歴
[編集]神奈川県生まれ[1]。1967年に立教大学経済学部を卒業し、大学院文学研究科地理学専攻へ進み、1972年に文学修士を取得した[3]。
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校大学院に留学して人類学を専攻し、1990年に[3]、スマトラ島東部北スマトラ州トゥビン・ティンギ (Kota Tebing Tinggi) のジャワ人移住地における民間医療文化についての研究「The folk healers and their patients: Continuing viability of folk health care systems in the multiethnic settings in North Sumatra, Indonesia」により、Ph.D. を取得した[4][5]。
帰国後は、立教大学非常勤講師を経て[4]、日本大学国際関係学部教授となった。
おもな著作
[編集]単著
[編集]翻訳
[編集]- ピーター・ワースレイ、千年王国と未開社会:メラネシアのカーゴ・カルト運動、紀伊国屋書店、1981年
- (加藤将史との共訳)ジェームズ・スタンロー (James Stanlaw)、和製英語と日本人―言語・文化接触のダイナミズム (Japanese English)、新泉社、2010年
脚注
[編集]- ^ a b “異文化結婚を生きる 日本とインドネシア/文化の接触・変容・再創造 吉田正紀/著”. 新泉社. 2015年2月12日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “「吉田, 正紀, 1945-」に一致する資料”. 国立国会図書館. 2015年2月12日閲覧。
- ^ a b c d “教授 吉田正紀”. 日本大学国際関係学部. 2015年2月12日閲覧。
- ^ a b 「東スマトラのプランテーションとジャワ人移民」『史苑』第53巻第1号、1992年、106-118頁。 NAID 110009321352
- ^ “The folk healers and their patients: Continuing viability of folk health care systems in the multiethnic settings in North Sumatra, Indonesia Yoshida, Masanori”. University of Illinois. 2015年2月12日閲覧。