吉竹めぐみ
𠮷竹 めぐみ(よしたけ めぐみ、1965年6月5日 - )は、東京都出身の女性写真家。
経歴
[編集]東京写真専門学校報道科卒業。講談社「月刊現代」編集部を経て独立。
1987年からライフワークであるアラブ世界の撮影を開始。1995年からはシリアの遊牧の民ベドウィンを撮影し続けている。 [1]
2014年10月、17年にわたり撮影したベドウィン家族の記録を、写真集「ARAB Bedouin of the Syrian Desert: Story of a Family」としてイタリアのSKIRA社より英語版で刊行。
社団法人日本写真家協会(JPS)会員、シリア写真家協会名誉会員、社団法人日本外国特派員協会(FCCJ)会員。
写真集
[編集]- 『ARAB Bedouin of the Syrian Desert: Story of a Family(アラビア語: عرب_-_البدو_في_البادية_السورية_(كتاب))』SKIRA。(英語版)
写真展
[編集]- 1995年 - 写真展「ベドウィン」をミノルタフォトスペース東京・大阪にて開催
- 2008年 - 写真展「BEDOUIN -A Simple Life A Traditional Life A Peaceful Life」を日本外国特派員協会にて開催
- 2009年 - 写真展「遊牧の民ベドウィン -シリア沙漠に生きて-」を古代オリエント博物館にて開催。
- 2010年 - 写真展「遊牧の民ベドウィンーシリア沙漠に生きてー」を岡山市立オリエント美術館にて開催。
- 2014年 - 北京国際写真展「PHOTO BEIJING 2014」に招待作家として出品。
- 2015年
- 写真展「ARAB シリア沙漠のベドウィン 家族の物語」を横浜ユーラシア文化館にて開催。[2][3][4]
- 写真展「ARAB Bedouin of the Syrian Desert」を新宿のビア&カフェBERGにて開催。
- 2016年
- UAE・ドバイのMONDA Gallery[5]とアーティスト契約。写真展示会「A Lifetime Journey with Syrian Bedouin Families」をドバイモール内の紀伊國屋書店にて開催。
- 写真展「Aleppo 素晴らしき国、シリアの町」を新宿のビア&カフェBERGにて開催。
- 写真展「ベドウィン -シリア沙漠に生きる-」を岡山市立オリエント美術館にて開催。[6]
- 2017年 - 写真展「シリア沙漠のベドウィン」を古代オリエント博物館にて開催。
- 2018年
- 写真展「AN ARAB STORY;The S'Baa Clan of Syria 1995-2011」をアメリカ、ニューヨーク Gallery AWA[7]にて開催。[8][9][10]
- 写真展「ARAB Bedouin of the Syrian Desert」をイギリス セント・ジョンズ・カレッジ (オックスフォード大学) にて開催される T.E.Lawrence Society[11] シンポジウムにて開催。
- 2019年
- 企画展「遊牧ぐらし~草原の民と砂漠の民~」を神奈川県立地球市民かながわプラザにて2019年12月14日~2020年03月22日まで開催[12]
テレビ出演・講演会
[編集]- 2001年 - テレビ「わたしの旅物語〜沙漠の民と暮らす〜」(LaLaTV、2001年8月15日)
- 2014年
- 2016年
- 2017年
- 岡山ユニセフ協会主催「2017 ユニセフのつどい」にて講演。(岡山県立図書館にて 2017年8月5日)
- トークショー&ワークショップ「沙漠の砂で自由に描こう」を古代オリエント博物館にて開催。(2017年6月24日)[18]
- 2020年
- 講演会「ARAB-シリアの遊牧民と共に暮らした日々」を神奈川県立地球市民かながわプラザ にて、2020年1月13日に開催[19]
- 2020年3月12日 NHK総合テレビあさイチ にて、シリア難民支援活動のタリィCafe[20]とORITA[21]に関する取材放送とスタジオにて本人のゲスト出演
インタビュー
[編集]- 𠮷竹めぐみ×小沼純一「シリアへのラブレター」- (ぼくらのマガジーン/Gene)
- [旅する鞄、靴、時計] 02 - 吉竹 めぐみさん(写真家)17年に渡り沙漠の民ベドウィンを撮り続けた写真家の側にあったモノたち。[22]
支援活動
[編集]- タリィCafe[20]
主に東京都内の会場を使って有志とボランティアによる、シリアのスイーツ、ケバブ、ファラフェルなどシリア料理の料理教室とトークイベントの組み合わせを不定期に開催している。 売り上げの全額をシリア支援のNGOに寄付している。 『タリィ』とはシリアベドゥインの言葉で『子羊』を意味する。
- ORITA [21]
2020年に服飾デザイナーである鶴丸礼子[23] [24] との共同事業として、ORITA [21]を立ち上げる。
吉竹めぐみが撮影したシリアの写真を鶴丸礼子のデザインした服飾にプリントして、障がい者就労支援活動として日本の障がい者と共同で製作した商品をオンライン販売。 収益の中からシリア難民への生活支援として支援団体を通して寄付している。
ブランド名のORITAは、1960年代から40年余りに渡って国際研究機関であるICARDA(International Center for Agricultural Research in the Dry Areas)[25]に所属しシリアで家畜衛生に尽力した獣医師の折田魏朗氏[26]へ敬意を表して付けられた。
脚注
[編集]- ^ 『完全版 知恵の七柱(全5巻)』 写真家・吉竹めぐみ 心奪うアラブの魅力 - 産経ニュース
- ^ 【きょうの人】吉竹めぐみさん(49) 遊牧民一家を17年間撮り続けた写真家(1/2ページ) - 産経ニュース
- ^ 平和なシリア伝えたい 横浜で遊牧民の写真展|カナロコ|神奈川新聞ニュース
- ^ シリア遊牧民との17年 横浜で温かさ伝える写真展|カナロコ|神奈川新聞ニュース
- ^ Online Art Gallery, Fine Art Prints In Dubai — MONDA Gallery
- ^ 写真展:シリア砂漠の生活撮る 遊牧民族を紹介 北区 /岡山 - 毎日新聞
- ^ Gallery AWA
- ^ 𠮷竹めぐみ写真展: アラブ・ストーリー〜シリア沙漠の平和、ベドウィン族との17年(1995 -2011) | Mar Creation – A Creative Entertainment Services Agency
- ^ 𠮷竹めぐみ写真展、29日まで Gallery AWA | Daily Sun New York 08/24/2018
- ^ 写真展閉幕、「シリアの現状知って」 Gallery AWA | Daily Sun New York
- ^ T. E. Lawrence Society | The international Society for everyone with an interest in the life of T. E. Lawrence
- ^ 企画展「遊牧ぐらし~草原の民と砂漠の民~」
- ^ シリア遊牧民を撮り続ける吉竹めぐみさん、「支援の機運を盛り上げよう!」 | 開発メディアganas
- ^ JIM-NET(ジムネット)公式サイト 代表:鎌田實
- ^ 9/14 JIM-NET 10 周年記念連続学習会 「第2回シリアを語る」 | アーユス仏教国際協力ネットワーク
- ^ 2016年9月中学生クラブ「英会話とシリアのお話」 - 杉並ユネスコ協会
- ^ 岡山市立オリエント美術館 - オリエントの考古・美術資料の収集・研究・展覧 -
- ^ 【トークショー&ワークショップ】沙漠の砂で自由に描こう - 学ぶ | 古代オリエント博物館
- ^ 写真家 𠮷竹めぐみ講演会 ARAB-シリアの遊牧民と共に暮らした日々
- ^ a b 『タリィカフェ』生活に困窮しているシリアの人々をサポートするチャリティカフェ
- ^ a b c 避難民キャンプで暮らすシリアの方々と日本で暮らす障がい者が一枚の布を通じてお互いに支援し合う取り組み
- ^ [旅する鞄・靴・時計]吉竹 めぐみさん(写真家)17年に渡り沙漠の民ベドウィンを撮り続けた写真家の側にあったモノたち。(前編)
- ^ 東京で暮らす・働く女性のライフスタイルコミュニティ 鶴丸礼子
- ^ 西日本新聞 車椅子利用者ら 服飾デザインを学ぶ 福岡や大分で講座
- ^ Science for Resilient livelihoods in dry areas
- ^ 日本獣医師会 砂漠の羊を護る 折田魏朗獣医師