吉野海岸
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吉野海岸(よしのかいがん)は、宮古島東部の沖縄県宮古島市城辺字吉野にある砂浜・海水浴場[1]である。
概要
[編集]琉球方言で「イノー」[2]と呼ばれる大規模な礁湖がある海岸。熱帯魚の種類や数は宮古島で最も多いと言われており[3]、シュノーケリングのポイントとして知られている。ただし、遠浅で潮の干満の影響を受けやすく、干潮時はシュノーケリングに適さない[4]。ウミガメの産卵地でもある[5]
施設
[編集]2004年度(平成16年度)に旧城辺町によって県道近くの崖上に駐車場、シャワー・更衣室、トイレ等の施設(吉野海岸利便施設)が整備されている[8]。一般車両は海岸まで降りることはできないため、崖上の駐車場に車を停めて、ワゴン車によるシャトル輸送で海岸にアクセスする。利便施設(シャトル輸送を含む)の利用は有料(車両1台につき500円)である[6]。
夏季には業者がレジャー用品のレンタル等の営業を行っているが、2019年(平成31年)4月からは条例による許認可制度が導入され、ライフセーバーの配置等の条件を満たした事業所のみに、活動範囲を仕切って営業が認可される予定である[9]。
評価
[編集]宮古島観光協会青年部が2009年(平成21年)の8月下旬から9月下旬にかけて宮古空港出発ロビーで東京直行便の乗客ら1,911人を対象に聞き取りや記入式で行った宮古観光の顧客満足度調査によると、自由回答で「宮古のベスト3」を尋ねる質問に対して「吉野海岸」が3位に挙げられた[10]。
沿革
[編集]- 2004年度(平成16年度) - 城辺町(当時。2005年10月1日に合併して宮古島市の一部となる。)が駐車場、トイレ、シャワーの設備(吉野海岸利便施設)、及び、海岸への町道を整備[8]。
- 2005年(平成17年)
- 2018年(平成30年)
交通
[編集]- 宮古空港から車で約40分[4]。沖縄県道83号保良西里線から海岸側に入る。
- 宮古協栄バス新城吉野保良線吉野停留所下車、徒歩約30分[16] - 本数が少なく、往路と復路で経路が異なるので注意が必要である。
脚注
[編集]- ^ 平成28年度沖縄県環境白書 本編 (PDF) 沖縄県
- ^ サンゴ礁学習プログラム ティーチャーズガイドブック (PDF) 環境省那覇自然環境事務所
- ^ ビーチ、マリンレジャー|観光・イベント情報 宮古島市
- ^ a b 吉野海岸 宮古島ツアーガイド 宮古島観光協会
- ^ a b c 美ら島物語 ビーチ特集 宮古島 吉野海岸 日本トランスオーシャン航空
- ^ a b c d “宮古島市吉野海岸利便施設条例” (PDF). 宮古島市. 2018年7月9日閲覧。
- ^ 吉野海岸(よしのかいがん) たびらい
- ^ a b c d “方針転換、きょうから無料開放/城辺町吉野海岸・交通規制を解除へ”. 宮古毎日新聞. (2005年6月25日)
- ^ “前浜、新城など規制/ビーチ内営業活動”. 宮古毎日新聞. (2018年1月10日) 2018年1月10日閲覧。
- ^ “宮古観光「満足」97% 観光協会青年部調査”. 琉球新報. (2009年11月26日)
- ^ “吉野海岸への車進入禁止/駐車料500円徴収”. 宮古毎日新聞. (2005年5月1日) 2018年7月9日閲覧。
- ^ “吉野海岸の管理条例案可決/城辺町議会 あすにも指定管理者を選定”. 宮古毎日新聞. (2005年7月20日) 2018年7月9日閲覧。
- ^ “吉野海岸・利用料金500円を徴収/施設の管理運営が再開”. 宮古毎日新聞. (2005年8月4日) 2018年7月9日閲覧。
- ^ “吉野海岸で土砂崩れ/アクセス道通行止め 大雨影響、復旧めど立たず”. 宮古毎日新聞. (2018年7月7日) 2018年7月9日閲覧。
- ^ “通行止めを解除/土砂崩れの吉野海岸”. 宮古毎日新聞. (2018年7月14日) 2018年7月18日閲覧。
- ^ 宮古諸島のバスマップ バスマップ沖縄
関連項目
[編集]- 新城海岸 - 吉野海岸の北西に隣接する海岸