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同文舘出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
同文館出版から転送)
同文舘出版株式会社[1]
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
東京都千代田区神田神保町1-41
設立 1896年(明治29年)4月3日 
業種 情報・通信業
法人番号 3010001024382 ウィキデータを編集
代表者 代表取締役社長 中島豊彦[2]
資本金 2,000万円
外部リンク https://www.dobunkan.co.jp/
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同文舘出版株式会社(どうぶんかんしゅっぱん)は、東京都千代田区に所在する出版社である。

歴史

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1896年(明治29年)5月、森山章之丞[3]により創業。教育、歴史、宗教、経済、商業等の専門書を中心に刊行。八大辞典の刊行などにより専門出版社としての地位を固めた。1944年(昭和19年)に企業整備令により三省堂に統合。戦後再独立し、1958年(昭和33年)に現社名に変更して、現在に至る[4]

大日本百科辞書

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同文舘の社主・森山章之丞は、以下のドイツ式の学問分野別大事典『大日本百科辞書』の出版を計画した。

  • 『商業大辞書』6巻(1905 - 1908)
  • 『医学大辞書』8巻(1906 - 1910)
  • 『法律大辞書』5巻(1909 - 1911)
  • 『教育大辞書』6巻(1907 - 1908)
  • 『哲学大辞書』6巻(1909 - 1911)
  • 『工業大辞書』8巻(1909 - 1913)
  • 『経済大辞書』9巻(1910 - 1916)

しかし、多額の出版費用に耐えきれず、同文舘は1912年に経営破綻に陥り、刊行は「大日本百科辞書刊行会」に引き継がれた[5]

このうち『法律大辞書』は全6巻総ページ数3600頁にのぼり、鳩山秀夫穂積重遠美濃部達吉三浦周行佐々木惣一東京帝大京都帝大などの法学者のほか、行政官や司法官も執筆に参加した[6]

脚注

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  1. ^ 会社概要 | 同文舘出版”. www.dobunkan.co.jp. 2024年4月15日閲覧。
  2. ^ 【人事】同文舘出版 新社長に中島豊彦氏”. 文化通信 (2022年11月30日). 2024年4月15日閲覧。
  3. ^ 森山章之丞 (第4版) - 『人事興信録』データベース”. jahis.law.nagoya-u.ac.jp. 2024年4月19日閲覧。
  4. ^ http://www.1book.co.jp/003411.html#google_vignette
  5. ^ 彌吉光長、紀田順一郎. “百科事典 日本大百科全書(ニッポニカ)”. Japan Knowledge. 2024年4月15日閲覧。
  6. ^ 法律大辞書”. 紀伊國屋書店. 2024年4月15日閲覧。