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名越時正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

名越 時正(なごや ときまさ、1915年大正4年)1月 - 2005年平成17年)10月11日)は、日本の近世思想研究者。専門は水戸学徳川光圀の唱えた日本学)。彰考館総裁の名越克敏(南渓)の子孫である名越時孝(漠然)の孫であり、父は名越時中(陸軍少将)。

東京帝国大学平泉澄に学び、その高弟として知られている。水戸市文化財審議会委員・茨城県文化財審議会委員。水戸史学会会長。日本学協会の設立準備委員会の理事。

略年譜

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  • 1915年(大正4年)、誕生。
  • 1939年(昭和14年)、東京帝国大学文学部国史学科卒業。
  • 1939年(昭和14年)、東京帝国大学文学部国史学科副手。(この間、現役入隊約3年)
  • 1944年(昭和19年)、東京帝国大学文学部助手
  • 1945年(昭和20年)、応召。
  • 1946年(昭和21年)- 1973年(昭和48年)、茨城県立水戸第一高等学校(旧制水戸中学校)教諭。
  • 1973年(昭和48年)- 1975年(昭和50年)、茨城県立水戸第一高等学校教頭。
  • 1974年(昭和49年)、水戸史学会設立(会長は茨城県初代教育長の西野正吉)。理事・事務局長。
  • 1975年(昭和50年)- 1982年(昭和57年)、茨城女子短期大学講師
  • 1979年(昭和54年)、水戸史学会会長。
  • 2005年(平成17年)、逝去。

著書

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  • 水戸光圀』「日本人のための国史叢書13」日本教文社 昭和41年2月、改訂版昭和47年
  • 『水戸学の道統』鶴屋書店 昭和46年8月/錦正社 令和4年 水戸史学会編
  • 水戸藩弘道館とその教育』茨城県教師会叢書2 茨城県教師会 昭和47年5月
  • 『水戸学の研究』神道史学会叢書9 神道史学会 昭和50年5月。「水戸学集成6」所収 国書刊行会 平成9年12月
  • 『日本学入門・その形成と展開』 真世界社 昭和54年4月
  • 『水府の至願』茨城県教師会叢書4 茨城県教師会 昭和56年7月
  • 『水戸光圀とその余光』水戸史学選書 錦正社 昭和60年5月
  • 『新版・水戸光圀』水戸史学選書 錦正社 昭和61年7月
  • 『水戸学の達成と展開』水戸史学選書 錦正社 平成4年7月
  • 『彰往考来』水戸史学会創立20年記念・名越時正会長大会研修会挨拶抄集 平成5年7月
  • 『水戸の日本学』正・続・続々、水戸史学会 平成8年-平成13年

編書・監修

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脚注

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外部リンク

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