向井正
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生誕 |
1945年5月??日 日本 大阪府大阪市住吉区 |
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研究分野 | 天文学、惑星科学 |
研究機関 |
金沢工業大学 神戸大学 |
出身校 | 京都大学理学部 |
プロジェクト:人物伝 |
向井 正(むかい ただし、1945年5月[1] - )は、日本の天文学者、惑星科学者。神戸大学名誉教授。日本惑星科学会元会長。21世紀COEプログラム「惑星系の起源と進化」拠点リーダー。京都情報大学院大学教授[2]。
人物
[編集]大阪府大阪市住吉区出身。大阪府立住吉高等学校を経て京都大学理学部物理学科卒業、同大学院修了。
光散乱の理論を用いた天文学的観測や探査機測定によって、惑星間塵の空間構造とその起源を研究している。また、探査機はやぶさに搭載するためのレーザー高度計を開発し、小惑星イトカワの内部に無数の空洞があることの発見に繋げたり、散乱円盤天体の分布から惑星Xの存在を仮定してその予想軌道を計算したりといった業績がある。[3][4]
小惑星 (10146) 向井正は彼に因んで命名された[5][6]。
略歴
[編集]- 1968年 - 京都大学理学部物理学科卒業
- 1970年 - 同大学院修士課程修了[7]
- 1974年 - 同大学院博士課程修了。京都大学より理学博士号を取得。「On the circumsolar grain materials(太陽近傍の固体微粒子について)」。NAID:40018660890
- 1975年 - 金沢工業大学助教授
- 1977年 - 金沢工業大学教授[8]
- 1990年 - 神戸大学大学院理学研究科教授[8]
- 2004年 - 日本惑星科学会会長[9]
- 2009年 - 定年退官 京都コンピュータ学院教授
著書
[編集]単著
- 『小惑星がやってくる』(岩波書店 1994年)ISBN 9784000065085
共著
- 『現代天文学講座 第3巻 太陽系の構造と起源』(恒星社厚生閣 1979年)NACSIS-CATレコードID:BN00637433
- 『現代の数理科学シリーズ3 彗星と星間物質』(地人書館 1982年)NACSIS-CATレコードID:BN00076766
- 『地人選書5 反射屈折回折散乱』(地人書館 1984年)NACSIS-CATレコードID:BN00995014
- 『彗星-その本性と起源』(朝倉書店 1989年)ISBN 4254150091
- 『Physical Processes on Interplanetary Dust』(Springer 2001年)DOI:10.1007/978-3-642-56428-4_10
- 『形の科学百科事典』(朝倉書店 2004年)ISBN 4254101708
- 『太陽系に未知の「惑星X」が存在する!』講談社+α新書(講談社 2008年)ISBN 9784062725453
脚注・出典
[編集]- ^ https://iss.ndl.go.jp/books?rft.au=%E5%90%91%E4%BA%95%2C+%E6%AD%A3%2C+1945-&search_mode=advanced
- ^ https://www.kcg.edu/faculty/professor/t-mukai
- ^ http://abelab.net/ref/2006_science_press/
- ^ https://darts.isas.jaxa.jp/planet/project/hayabusa/instruments.html.ja
- ^ “(10146) Mukaitadashi = 1994 CV1 = 1997 TO18”. MPC. 2021年9月5日閲覧。
- ^ https://stelo.sakura.ne.jp/mp/10146mukaitadashi-n.htm
- ^ https://researchmap.jp/read0015168
- ^ a b https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000010097412/
- ^ https://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000237.html