向福寺

向福寺（こうふくじ）
	本堂
所在地	神奈川県鎌倉市材木座3-15-13
位置	北緯35度18分33.8秒東経139度33分8.6秒 / 北緯35.309389度東経139.552389度座標: 北緯35度18分33.8秒東経139度33分8.6秒 / 北緯35.309389度東経139.552389度
山号	長盛山
宗派	時宗
本尊	阿弥陀如来
創建年	弘安5年（1282年）
開山	一向俊聖
札所等	鎌倉三十三観音霊場第15番札所
公式サイト	鎌倉・時宗・向福寺の公式ホームページ
法人番号	3021005001887
	向福寺向福寺 (神奈川県)
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向福寺（こうふくじ）は、神奈川県鎌倉市にある時宗の寺院。

歴史

1282年（弘安5年）、一向俊聖によって開山された。一向俊聖は「一向宗」^[1]の開祖である。時宗の開祖一遍とは同世代の僧侶であり、一遍とは別に全国各地を遊行し踊念仏を行っていた。江戸時代に時宗に統合され、時宗の寺院となった^[2]。

現在の本堂は1930年（昭和5年）に建てられたものである。1923年（大正12年）の関東大震災で旧本堂が倒壊したことによる^[3]。なお、旧一向宗の流れを汲む時宗一向派寺院は、1943年（昭和18年）に時宗から浄土宗に転宗したが、当寺は時宗に留まっている。

^ 親鸞を開祖とする浄土真宗とは別の宗派であるが、江戸幕府の宗教政策により、一向俊聖系の「一向宗」は一遍系の「時宗」に強制統合され、代わって「浄土真宗」の幕府公式用語として「一向宗」が浄土真宗各派に押し付けられた。
^ 向福寺について向福寺
^ 吉川弘文館編集部編『鎌倉古社寺辞典』吉川弘文館、2011年、124-125p