呉咨
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呉 咨(ご し、1813年 - 1858年)は、中国清朝末期の篆刻家・書家・画家である。
略伝
[編集]陽湖派の李兆洛(申耆)の門下で学問を広く学んだ。書は篆書と隷書に優れ、画は惲寿平に影響を受けて趣のある作品を画いた。
金石文に精しく秦・漢の碑文の研究をし、篆刻はゆったりとした趣の印を刻した。元朝の吾丘衍に倣って『続三十五挙』を著した。非常に優れた篆刻家だったが早世したので伝存する作品は少ない。
著書
[編集]- 『続三十五挙』
- 『適園印存』
- 『適園印印』
出典
[編集]- 沙孟海 『篆刻の歴史と発展』中野遵・北川博邦共訳 東京堂出版、昭和63年、ISBN 4490201443。
- 銭君匋・葉潞淵『篆刻の歴史と鑑賞』高畑常信訳 秋山書店<秋山叢書>、昭和57年。