和光堂
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
非上場(以下は過去のデータ) |
本社所在地 |
日本 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南二丁目4番1号 |
本店所在地 | 東京都千代田区鍛冶町二丁目7番15号 |
設立 | 1953年10月19日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5010001023787 |
代表者 | 代表取締役社長 林一則 |
資本金 | 29億18百万円 |
主要株主 | アサヒグループ食品 100% |
外部リンク | https://www.wakodo.co.jp/ |
和光堂(わこうどう)は、アサヒグループのアサヒグループ食品の食料品・ベビー用品ブランド。国内ベビーフードの老舗で業界最大手であり、そのほかベビー用品も数多く製造していた。かつて法人として「和光堂株式会社」が存在したが、現在は、アサヒグループホールディングス傘下のアサヒグループ食品の製造子会社となっている(ブランド名としての「和光堂」は存続している)コーポレート・スローガンは「ずっと、赤ちゃん品質。」。
創業者の弘田長は、国内で初めて小児科を作った人物であり、国内最初のベビーパウダーを作った人物でもある[1]。
概要
[編集]本店は東京都千代田区で、創業当初は表神保町であったが、後に神田司町へ移った。またベビー用品以外にも衛生用品、飲料などを生産している。
かつては三共(現・第一三共)の子会社であったが、2006年4月24日から5月15日にかけて、アサヒビール(旧法人)により株式公開買い付けがされ、三共保有分も含めた92.5%の株式を取得し子会社化された。2007年4月1日、株式交換によりアサヒビールの完全子会社となり、上場廃止となった。
2011年7月1日、アサヒグループの持株会社としてアサヒグループホールディングス(旧・アサヒビールから商号変更)が発足、同社の事業子会社となった。
2015年7月10日には、グループ会社のアサヒフードアンドヘルスケア・天野実業との共同株式移転によりアサヒグループホールディングスの子会社となるアサヒグループ食品が設立され、翌2016年1月1日に営業・マーケティング・研究開発・SCM・管理などの各部門を吸収分割によりアサヒグループ食品株式会社へ移管し、同社の製造子会社となった[2]。また、「シッカロール」や「おしぼりウェッティー」など、これまで和光堂が販売していた商品の商標権もアサヒグループ食品へ移管された。
2017年7月1日、アサヒフードアンドヘルスケア・天野実業とともにアサヒグループ食品に吸収合併され、解散した[3]。事業の名称としては「和光堂」が存続している。
社会貢献活動
[編集]- 環境省エコチル調査企業・団体サポーター(2011年-)
関連人物
[編集]主な商品
[編集]ベビー用品
[編集]- ベビーフード
- シッカロール(国内初のベビーパウダー。同系統商品の代名詞にもなっている)
- アットンピーランド(乳幼児用ソープ)
- サンカット(乳幼児用日焼け止め)
- マルツエキス(乳幼児用便秘薬)
- 牛乳屋さんのカルシウム
その他
[編集]- ウェットティッシュ(「おしぼりウェッティー」など)
- 「食事は楽し」シリーズ(高齢者向けインスタント食品)
- 「牛乳屋さん」シリーズ(粉末飲料。牛乳屋さんの珈琲が有名)
- 「テンダーケア」シリーズ(介護用品)
- 自動販売機のドリンク類(ココア、紅茶、レモンはちみつ飲料等)
過去の提供番組
[編集]不祥事
[編集]- 2015年1月7日、昨年12月に栃木県宇都宮市のドラッグストアで、同社が製造販売しているベビーフードの「グーグーキッチンごろごろ肉じゃが」を購入した客から「虫が入っていた」との苦情があり、虫は体長約7ミリのコオロギであったことが明らかにされた。発表当時までに原因は判明しておらず、商品の自主回収もされていない[4][5]。
- 翌1月8日、昨年8月にも熊本県の量販店で販売された、同社製品「グーグーキッチン五目中華どん」を購入した客から、製品への虫の混入があったと苦情を受けており、虫は原料の白菜に付着していた、体長約3.5ミリのナトビハムシ[6]であったことが明らかにされた。これらを受けて、同日、親会社のアサヒグループホールディングスは自主回収を発表した[7][8]。
関連項目
[編集]- アサヒグループホールディングス
- 第一三共(かつての親会社)
脚注
[編集]- ^ 和光堂ブランドストーリー 創業ものがたり
- ^ 3社統合に関するお知らせ - アサヒグループ食品株式会社 お知らせ 2016年1月1日(2016年1月4日閲覧)
- ^ 『アサヒグループ食品 製造3社 吸収合併のお知らせ』(プレスリリース)2017年4月3日 。2017年5月27日閲覧。
- ^ “ベビーフードにコオロギ 和光堂に苦情”. 朝日新聞. (2015年1月7日) 2015年1月7日閲覧。
- ^ “離乳食にコオロギ混入か、栃木 和光堂、女性客が申し出”. 共同通信. (2015年1月7日) 2015年1月7日閲覧。
- ^ “ナトビハムシ(ナノミハムシ) - 農業害虫や病害の防除・農薬情報”. 全国農村教育協会. 2015年1月11日閲覧。
- ^ “和光堂、別の離乳食にも虫混入 原料の白菜に付着”. 日本経済新聞. (2015年1月9日) 2015年1月11日閲覧。
- ^ “別の離乳食にも虫=昨年8月-和光堂”. 時事通信. (2015年1月8日) 2015年1月11日閲覧。