和歌山演劇鑑賞会
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和歌山演劇鑑賞会(わかやまえんげきかんしょうかい)は、観劇を目的とする和歌山市の非営利団体。
この会は会員が観たい演劇(劇団)を招くため、毎月の会費を持ち寄って、定期的に例会(観劇会)を実施している[1][2][3]。2024年は和歌山城ホールで6回の例会を予定している。
概要
[編集]和歌山演劇鑑賞会は、1966年(昭和41年)に結成された演劇鑑賞団体である。会員数は約1600人で、月会費(一般=2,600円、学生=2,000円、中高生=1,000円)によって運営されている。新劇を中心に現代劇、翻訳劇、伝統芸能、ミュージカルなど、多様な演目を提供しており、会員の要望を募りながら年間6回の例会を開催している。
活動
[編集]同会は全国演劇鑑賞団体連絡会議と連携し、地域における演劇文化の普及に努めている。和歌山県内には他に「紀北演劇鑑賞会」(紀の川市)が存在する。会員は180のサークルに分かれ、大道具の搬入・搬出、観劇者の割り振り、受付などを持ち回りで担当し、運営を支えている。
歴史と名作
[編集]和歌山演劇鑑賞会が過去に招待した劇団や作品には、緒形拳主演の「王将」(1977年)、山本学や大空真弓が出演した「罠」(1987年)、樫山文枝の「おはなはん」(1994年)などがある。また、杉村春子や江守徹が出演した「華岡青洲の妻」(1987年)、米倉斉加年と北林谷栄による「熊楠の家」(1995年)など、和歌山を舞台にした作品も多く含まれている。
脚注
[編集]- ^ 「和歌山演劇鑑賞会」が会員募集 「ショーを止めるな」合言葉に - 和歌山経済新聞(2020年12月6日)
- ^ 和歌山演劇鑑賞会50年 歩み振り返るポスター展 - ニュース和歌山(2016年5月7日)
- ^ 本年度で発足50年 和歌山演劇鑑賞会 - 和歌山新報(2015年6月13日)