和田敦彦
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和田 敦彦(わだ あつひこ、1965年8月 - )は、日本の文学研究者。専攻は日本近代文学、早稲田大学教授。
来歴
[編集]高知県生まれ[1]。1994年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1996年、信州大学人文学部助教授[1]。1997年、「近代日本の小説と読者に関する研究-読書論の立場からの表現分析」で文学博士。2005年コロンビア大学客員研究員[1]。2007年、早稲田大学教育学部・総合科学学術院准教授[1]。2008年、同教授[1]。
『書物の日米関係』(新曜社、2007年2月)で、日本図書館情報学会賞[2]、日本出版学会賞[3]、ゲスナー賞[1]を受賞した。
著書
[編集]単著
[編集]- 『読むということ:テクストと読書の理論から』ひつじ書房〈未発選書4〉、1997年10月。ISBN 4938669897
- 『メディアの中の読者:読書論の現在』ひつじ書房〈未発選書11〉、2002年5月。ISBN 4894761572
- 『書物の日米関係:リテラシー史に向けて』新曜社、2007年2月。ISBN 9784788510364
- 『越境する書物:変容する書物環境の中で』新曜社、2011年8月。ISBN 9784788512504
- 『読書の歴史を問う:書物と読者の近代』笠間書院、2014年7月。ISBN 9784305707369(改訂増補版、文学通信、2020年8月。ISBN 9784909658340)
- 『「大東亜」の読書編成:思想戦と日本語書物の流通』ひつじ書房〈未発選書30〉、2022年2月。ISBN 9784823411298
編著
[編集]- 『読書論・読者論の地平』若草書房〈日本文学研究論文集成47〉、1999年9月。ISBN 4948755524
- 『コレクション・モダン都市文化8・デパート』ゆまに書房、2005年5月。ISBN 9784843315361
- 『国定教科書はいかに売られたか:近代出版流通の形成』ひつじ書房、2011年3月。ISBN 9784894765610
- 『職業作家の生活と出版環境:日記資料から研究方法を拓く』文学通信、2022年6月。ISBN 9784909658821
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “読書の歴史を問うために|教育×WASEDA ONLINE”. yab.yomiuri.co.jp. 読売新聞社. 2023年4月13日閲覧。
- ^ “日本図書館情報学会賞”. 日本図書館情報学会. 2023年4月13日閲覧。
- ^ “第29回日本出版学会賞 (2007年度)”. 日本出版学会. 2023年4月13日閲覧。