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喫煙率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上は男性、下は女性の年齢調整済みの喫煙率(WHO,2018年)[1]

喫煙率(きつえんりつ、:Prevalence of tobacco consumption)とは、調査対象のうちたばこ喫煙を行う人の割合である。「喫煙者率」も同義である。

世界の喫煙率

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国別にみると、全人口および男性の喫煙率は、東南アジア東アジア諸国ロシアを含む東欧諸国の一部や近東で高く、欧米諸国先進国では低い傾向にある[注 1]。 逆に、女性の喫煙率は東アジア諸国の方が極端に低い傾向があり[注 2]、欧米諸国の先進国ではやや高い。

統計は、主に世界保健機関(WHO)による統計結果と経済協力開発機構(OECD)による統計結果がある。

WHOにある資料(2018年)によると、喫煙率(15歳以上、年齢調整済み)は、中国 (男性47.7、女性1.8)%に対し、スウェーデン (男28.2、女29.3)%、米国 (男30.9、女19.3)%、オーストラリア (18.7、女33.6)%であった。更に、男性で喫煙率が最も高い国はインドネシア(約70.5%)であり、逆に低い国はガーナ(約7.0%)であった。女性の場合は、最も高い国はナウル(約52.6%)であり、逆に低い国は北朝鮮(約0.0%)であった[1]

OECDの資料(2017年)によると、OECD36カ国の平均が18.0%(男:22.5%、女:13.9%)であり、日本の喫煙率は、17.7%(男:29.4%、女:7.2%)と平均並となっている[3][4]日本たばこ産業(JT)は、喫煙率は既に先進国並みの水準になっていると評価している[5]

各地域とG7の統計の推移(WHOの資料)

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地域の詳細は、世界保健機関を参照。上段側が地域名、下段側が国名

地域別及びG7別の15歳以上の年齢調整済みの性別喫煙率(%)
地域別及びG7別 2000 2005 2010 2015 2018
男女両方 男性 女性 男女両方 男性 女性 男女両方 男性 女性 男女両方 男性 女性 男女両方 男性 女性
地域別 世界 33.3 50 16.7 30.1 46.4 13.7 27.3 43.2 11.4 24.9 40.3 9.5 23.58 38.64 8.53
アフリカ 18.5 27.8 9.3 16.5 25.7 7.4 14.9 23.9 5.9 13.5 22.2 4.7 12.73 21.34 4.12
アメリカ 30.8 39 22.7 26.6 34.1 19.2 23.1 29.9 16.3 20.1 26.2 14 18.56 24.33 12.78
東南アジア 46.6 62.5 30.7 40.4 57.6 23.1 35.2 53.2 17.3 31.2 49.4 12.9 29.07 47.3 10.85
ヨーロッパ 34.2 45.7 22.8 31.8 41.8 21.7 29.4 38.4 20.4 27.4 35.3 19.5 26.32 33.63 19.01
東地中海 29.5 47.5 11.6 25.8 43 8.6 22.9 39.2 6.5 20.5 36 5 19.3 34.34 4.27
西大西洋 30.9 55.6 6.2 29.4 53.5 5.3 28.1 51.6 4.6 26.9 49.8 4 26.25 48.77 3.74
G7別 カナダ 37.9 45.1 30.8 30.7 37.4 23.9 24.7 30.9 18.5 20 25.6 14.4 17.5 22.7 12.4
フランス 34.6 38.5 30.7 34.5 37.5 31.4 34.5 37 32 34.5 36.4 32.7 34.6 36 33.2
ドイツ 33.6 37.5 29.7 31.8 35.2 28.4 30.3 33.1 27.5 28.9 31.2 26.7 28 29.9 26
イタリア 26.4 32.9 19.9 25.5 31 19.9 24.7 29.6 19.8 23.8 27.9 19.7 23.4 27.1 19.6
日本 33.3 52.1 14.5 29.6 46 13.3 26.4 40.6 12.2 23.4 35.7 11.1 21.9 33.2 10.5
イギリス 35.2 36.5 33.9 31.6 31.3 31.9 25.4 27 23.9 21.3 23.2 19.4 19.2 21.1 17.3
アメリカ 32.3 38.6 25.9 30 36.1 23.8 27.9 33.9 21.8 26 31.9 20.2 25.1 30.9 19.3

出典

  • THE GLOBAL HEALTH OBSERVATORY > World Health Statistics >Prevalence of current tobacco use among persons aged 15 years and older (age-standardized rate)[1]

各国の統計(OECDの資料)

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自己申告データによる、15歳以上の喫煙率を示す。

OECD各国の成人喫煙率
OECD各国の日常的喫煙者(15歳以上、2015年)[6]
男女(%) 男性(%) 女性(%) 男女(%) 男性(%) 女性(%)
ギリシャの旗 ギリシャ 38.9 43.7 34.0 インドネシアの旗 インドネシア 39.9 71.8 3.6
ラトビアの旗 ラトビア 34.3 52.0 17.6 チリの旗 チリ 29.8 33.7 26.0
ハンガリーの旗 ハンガリー 26.5 31.9 21.7 エストニアの旗 エストニア 26.0 36.2 18.3
中華人民共和国の旗 中華人民共和国 24.7 47.6 1.8 ロシアの旗 ロシア 24.2 45.1 10.5
フランスの旗 フランス 24.1 28.7 20.2 スペインの旗 スペイン 23.9 27.9 20.2
ポーランドの旗 ポーランド 23.8 30.9 17.9 トルコの旗 トルコ 23.8 37.3 10.7
オーストリアの旗 オーストリア 23.2 27.3 19.4 チェコの旗 チェコ 18.2 21.8 14.8
リトアニアの旗 リトアニア 22.2 33.0 13.0 イタリアの旗 イタリア 19.8 24.9 15.8
ドイツの旗 ドイツ 20.9 25.1 17.1 スロベニアの旗 スロベニア 20.5 22.6 18.4
スイスの旗 スイス 20.4 23.1 17.8 イギリスの旗 イギリス 20.0 22.0 19.0
大韓民国の旗 大韓民国 17.3 31.4 3.4 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 19.0 31.4 6.5
OECD平均 19.7 24.2 15.5
スロバキアの旗 スロバキア 19.5 27.1 12.5 日本の旗 日本 19.3 30.1 7.9
アイルランドの旗 アイルランド 19.0 20.0 17.0 ベルギーの旗 ベルギー 18.9 21.6 16.4
ポルトガルの旗 ポルトガル 18.6 27.2 11.0 オランダの旗 オランダ 19.0 21.2 16.3
デンマークの旗 デンマーク 17.0 16.0 15.5 イスラエルの旗 イスラエル 16.2 21.9 10.8
フィンランドの旗 フィンランド 15.0 18.7 14.5 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク 15.0 16.0 13.9
ニュージーランドの旗 ニュージーランド 15.5 16.1 13.9 ノルウェーの旗 ノルウェー 13.0 13.0 13.0
カナダの旗 カナダ 14.9 16.9 12.9 コスタリカの旗 コスタリカ 13.4 19.8 8.3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 11.4 12.2 10.7 オーストラリアの旗 オーストラリア 12.8 14.5 11.2
インドの旗 インド 11.2 22.8 1.9 コロンビアの旗 コロンビア 11.1 17.2 6.2
メキシコの旗 メキシコ 7.6 11.9 3.6 アイスランドの旗 アイスランド 10.9 10.7 10.0
ブラジルの旗 ブラジル 7.2 14.4 5.4 スウェーデンの旗 スウェーデン 11.2 11.7 10.7

日本の喫煙率

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日本の喫煙率は主に厚生労働省による「国民健康・栄養調査」にて調査が実施されている[7]。また、2018年までは日本たばこ産業(以下JT)も調査を実施していた[8]。厚生労働省は、2001年及び2013年以降の国民生活基礎調査の大規模調査(3年に1回)でも調査を実施している[9]。その他、日本医師会など独自に調査し、公表しているところもある[10]

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、2022年の調査で習慣的に喫煙している者[注 3]の割合は14.8%[11]、減少傾向にある(下記統計を参照)。この傾向は、JTの調査や厚生労働省の国民生活基礎調査でも見られ、2018年のJTの調査では、17.9%であり[12]、2022年の国民生活基礎調査では、男性が25.4%、女性が7.7%であった[13]

JTの調査の推移をみると、日本での成人男性の喫煙率は1966年の83.7%をピークにほぼ一貫して減少を続け、2018年では27.8%となっており、成人女性も1966年の18.0%をピークに少しずつ減少を続け、2018年では8.7%となっている[14]。なお、JTの調査は1965年から始まったもので、それ以前は、戦後の復興と生活水準の向上とともに喫煙率が上昇していた可能性はあるものの、確かなことはいえない。

未成年喫煙経験者率については厚生労働省のサイトを参照

喫煙率に対する見解

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日本政府(厚生労働省)の見解

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2022年10月11日厚生労働省健康局健康課により発表された『健康日本21(第二次)最終評価書』によると、喫煙率は⽬標値(成人喫煙率:12%)に達していないが改善傾向にあるとし、 国民の健康の増進の観点から、成人の喫煙率の低下を目指すだけでなく、未成年や妊娠中の喫煙を無くしていくことと受動喫煙を受ける者の割合を減らす目標設定が必要であると同時に都道府県格差のほか、所得学歴等の社会経済状況の違いによる喫煙率の格差があり、健康面で格差是正の観点からの対策が必要としている[15]

厚生労働省『受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会報告書』では、今後の課題として「今たばこ価格・たばこ税の引上げによって喫煙率の低下を図ることは重要であり、その実現に向けて引き続き努力する必要がある。」としている[16]

JTの見解

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JTは、喫煙者率が減少傾向にあると評価した上で、その要因として高齢化の進展、喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制の強化や、増税・定価改定などが挙げられるという考えを示しており、喫煙者と非喫煙者が共存していける社会を目指すと表明している[17]

喫煙率削減の数値目標

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2023年5月現在、厚生労働省は、健康日本21(第3次)にて2032年度(令和14年度)までに12%にし未成年喫煙者を0%にするという目標値を設定している[18]

かつて、健康日本21や『がん対策推進基本計画』の閣議決定に際し、政府においても度々検討が行われたものの見送りとなっていたことから、2008年3月4日には日本学術会議より発表された『脱タバコ社会の実現に向けて』において「喫煙率削減の数値目標を設定する」との提言が行われた[19] 。なお、独自に喫煙率削減の数値目標を策定している都道府県もある[20]

日本における統計

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厚生労働省の調査(国民健康・栄養調査)

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1990年から2015年までは5年ごと、2016年以降は1年ごとの記録を示す。詳細は、国民健康・栄養調査[7]及び最新たばこ情報を参照[21]

 : 00-05%
 : 05-10%
 : 10-15%

 : 15-20%
 : 20-25%
 : 25-30%

 : 30-40%
 : 40-50%
 : 50%以上

日本の喫煙率の推移(男性)
20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上 平均
1990年 52.9% 63.3% 56.6% 50.1% 51.8% 38.8% 53.1%
1995年 60.9% 60.8% 58.4% 54.2% 47.0% 31.1% 52.7%
2000年 60.8% 56.6% 55.1% 54.1% 37.0% 29.4% 47.4%
2005年 48.9% 54.4% 44.1% 42.5% 34.0% 20.0% 39.3%
2010年 34.2% 42.1% 42.4% 40.3% 27.4% 15.6% 32.2%
2015年 30.6% 41.9% 37.7% 37.2% 29.4% 15.2% 30.1%
2016年 30.7% 42.0% 41.1% 39.0% 28.9% 12.8% 30.2%
2017年 26.6% 39.7% 39.6% 33.4% 30.6% 16.2% 29.4%
2018年 25.7% 37.4% 37.0% 35.2% 30.9% 15.8% 29.0%
2019年 25.5% 33.2% 36.5% 31.8% 31.1% 15.1% 27.1%
2022年 24.8% 35.8% 31.9% 28.7% 25.0% 15.8% 24.8%
日本の喫煙率の推移(女性)
20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上 平均
1990年 11.9% 11.0% 11.3% 8.0% 8.5% 7.2% 9.7%
1995年 16.9% 13.2% 11.1% 9.1% 7.6% 6.3% 10.6%
2000年 20.9% 18.8% 13.6% 10.4% 6.6% 4.0% 11.5%
2005年 18.9% 19.4% 15.1% 12.4% 7.3% 2.6% 11.3%
2010年 12.8% 14.2% 13.6% 10.4% 4.5% 2.0% 8.4%
2015年 6.7% 11.0% 11.7% 11.1% 8.3% 2.3% 7.9%
2016年 6.3% 13.7% 13.8% 12.5% 6.3% 2.3% 8.2%
2017年 6.3% 8.5% 12.3% 9.8% 7.3% 2.9% 7.2%
2018年 10.8% 9.8% 13.6% 10.2% 7.8% 3.1% 8.1%
2019年 7.6% 7.4% 10.3% 12.9% 8.6% 3.0% 7.6%
2022年 6.7% 8.4% 10.5% 8.8% 7.0% 2.0% 6.2%

出典

厚生労働省の調査(国民生活基礎調査)

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現在公表されているすべての結果を示す[22][23][24]。なお、2016年は熊本地震が起きたため、熊本県のデータを除いた結果である。

 : 00-05%
 : 05-10%
 : 10-15%

 : 15-20%
 : 20-25%
 : 25-30%

 : 30-40%
 : 40-50%
 : 50%以上

日本の喫煙率の推移(男性)
20代 30代 40代 50代 60代 70代 80以上 全体
2001年 55.6% 58.0% 55.9% 50.8% 37.7% 28.3% 19.3% 48.4%
2013年 36.5% 43.4% 40.9% 39.4% 31.2% 17.9% 10.2% 33.7%
2016年 31.1% 39.9% 39.5% 37.1% 30.0% 17.6% 9.0% 31.1%
2019年 27.0% 36.0% 37.6% 35.4% 28.9% 17.5% 7.7% 28.8%
2022年 21.7% 29.9% 34.6% 32.6% 27.3% 17.4% 7.3% 25.4%
日本の喫煙率の推移(女性)
20代 30代 40代 50代 60代 70代 80以上 全体
2001年 22.7% 19.8% 17.3% 12.8% 7.6% 5.1% 3.9% 14.0%
2013年 13.0% 15.6% 15.4% 13.7% 8.3% 4.3% 2.1% 10.7%
2016年 10.2% 12.8% 14.7% 12.7% 8.2% 4.2% 1.7% 9.5%
2019年 8.3% 11.3% 13.4% 12.1% 8.6% 4.5% 1.7% 8.8%
2022年 5.9% 9.0% 11.6% 12.0% 8.6% 4.3% 1.6% 7.7%

JTの調査

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1965年から5年ごと、及び最後の調査である2018年の結果を示す。

 : 00-05%
 : 05-10%
 : 10-15%

 : 15-20%
 : 20-25%
 : 25-30%

 : 30-40%
 : 40-50%
 : 50%以上


日本の喫煙率の推移(男性)
20代 30代 40代 50代 60以上 平均
1965年 80.5% 84.7% 86.7% 81.4% 74.6% 82.3%
1970年 79.9% 78.4% 81.0% 78.3% 67.8% 77.5%
1975年 81.5% 77.0% 76.3% 78.6% 65.8% 76.2%
1980年 77.1% 73.4% 69.1% 70.0% 60.0% 70.2%
1985年 71.8% 70.2% 63.1% 63.3% 55.2% 64.6%
1990年 66.3% 68.7% 66.7% 64.0% 56.4% 60.5%
1995年 64.7% 66.3% 62.1% 57.5% 44.7% 58.8%
2000年 60.9% 63.4% 60.0% 54.1% 37.7% 53.5%
2005年 51.6% 54.6% 53.9% 48.7% 31.4% 45.8%
2010年 38.3% 43.4% 43.3% 42.9% 26.2% 36.6%
2015年 28.3% 37.1% 37.4% 39.0% 22.9% 31.0%
2018年 23.3% 33.1% 35.5% 33.0% 21.3% 27.8%
日本の喫煙率の推移(女性)
20代 30代 40代 50代 60以上 平均
1965年 6.6% 13.5% 19.0% 23.0% 23.0% 15.7%
1970年 9.8% 13.0% 16.1% 23.3% 20.0% 15.6%
1975年 12.7% 13.5% 15.7% 17.9% 16.8% 15.1%
1980年 16.2% 14.2% 14.4% 12.8% 14.6% 14.4%
1985年 16.6% 14.2% 13.2% 12.6% 12.4% 13.7%
1990年 19.5% 17.2% 14.0% 12.2% 9.4% 14.3%
1995年 23.3% 19.3% 14.1% 12.6% 7.9% 15.2%
2000年 21.9% 17.7% 16.8% 12.0% 6.7% 13.7%
2005年 20.9% 20.9% 17.9% 14.4% 5.5% 13.8%
2010年 15.1% 16.0% 16.8% 14.0% 7.0% 12.1%
2015年 10.1% 12.2% 13.8% 13.8% 5.6% 9.6%
2018年 6.6% 11.1% 13.6% 12.0% 5.4% 8.7%

出典

都道府県別喫煙率

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上は男性、下は女性の喫煙率(国立がん研究センター,2019年)[25]
男性は、北関東以北と九州で喫煙率が高い傾向にある。女性の場合、関東以北と西日本5大都市を擁する大阪府及び福岡県が高い傾向がある。
2019年 都道府県別喫煙率(上位・下位5都道府県)
←高   低→
1 2 3 4 5 全国 5 4 3 2 1
喫煙率(男) 佐賀県
35.8%
岩手県
34.8%
青森県
34.4%
秋田県
33.9%
福島県
33.8%
28.8% 愛媛県
26.5%
兵庫県
25.6%
東京都
25.3%
奈良県
24.5%
京都府
24.3%
喫煙率(女) 北海道
14.8%
青森県
11.2%
福島県
10.5%
大阪府
千葉県
10.4%
栃木県
9.6%
8.8% 愛媛県
福井県
徳島県
6.7%
山形県
6.6%
富山県
鳥取県
6.4%
香川県
滋賀県
6.0%
島根県
4.2%
喫煙率(男女) 北海道
22.6%
青森県
22.1%
福島県
21.9%
佐賀県
21.2%
宮城県
21.0%
18.3% 東京都
16.5%
滋賀県
16.0%
愛媛県
島根県
京都府
15.8%
兵庫県
15.7%
奈良県
15.3%

年収別喫煙率

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2022年 等価所得年収別喫煙率(20歳以上)
性別 200万円未満 200-400万円 400-600万円  600万円以上
男性 30.3% 27.6% 18.5% 18.6%
女性 9.9% 4.9% 4.1% 3.3%

日本の未成年の喫煙率

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日本の中学・高校生の喫煙率(男性)
中1 中2 中3 高1 高2 高3
1996年 7.5% 10.8% 14.4% 24.7% 31.0% 36.9%
2000年 5.9% 8.2% 14.0% 24.3% 29.5% 36.9%
2004年 3.2% 4.8% 7.3% 11.3% 15.4% 21.7%
2008年 1.5% 3.3% 3.9% 6.8% 9.9% 12.8%
2010年 1.6% 2.5% 3.3% 6.1% 6.8% 8.6%
2012年 1.1% 1.7% 3.8% 4.5% 4.9% 5.6%
2014年 1.0% 1.1% 2.0% 2.9% 3.3% 4.6%
日本の中学・高校生の喫煙率(女性)
中1 中2 中3 高1 高2 高3
1996年 3.7% 5.4% 5.5% 9.2% 13.3% 15.6%
2000年 4.2% 5.7% 6.9% 10.9% 13.0% 15.8%
2004年 2.4% 3.7% 4.8% 6.5% 8.5% 9.7%
2008年 1.1% 2.1% 2.6% 3.8% 4.4% 5.4%
2010年 0.9% 1.5% 2.0% 3.3% 3.4% 3.8%
2012年 0.7% 1.2% 1.5% 1.8% 2.0% 2.5%
2014年 0.3% 0.5% 0.7% 1.2% 1.5% 1.5%
日本の中学・高校生の喫煙経験者率(男性)
中1 中2 中3 高1 高2 高3
1996年 29.9% 35.1% 38.7% 47.7% 52.6% 55.6%
2000年 22.5% 28.0% 35.4% 45.0% 51.3% 55.7%
2004年 13.3% 18.1% 23.1% 30.9% 35.9% 42.0%
2008年 9.4% 12.7% 14.8% 20.6% 25.7% 28.8%
2010年 7.9% 10.8% 11.9% 17.6% 19.6% 21.7%
2012年 5.8% 8.4% 12.2% 14.4% 15.5% 15.5%
2014年 5.0% 6.5% 8.3% 10.7% 12.1% 13.2%
日本の中学・高校生の喫煙経験者率(女性)
中1 中2 中3 高1 高2 高3
1996年 16.7% 20.4% 22.7% 29.2% 33.6% 38.5%
2000年 16.0% 20.5% 23.5% 30.6% 34.2% 36.7%
2004年 10.4% 14.8% 16.6% 20.5% 24.6% 27.0%
2008年 6.7% 10.0% 11.6% 14.0% 16.2% 17.5%
2010年 5.2% 7.6% 9.1% 11.7% 12.3% 13.7%
2012年 4.2% 5.7% 6.9% 7.5% 7.9% 9.2%
2014年 2.9% 4.1% 4.5% 5.2% 6.2% 6.1%

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 日経ヴェリタス』2019年10月27日50面【Econo Graphics】「各国の喫煙者の割合」にある経済協力開発機構(OECD)の2014~2018年の15歳以上人口に占める喫煙者比率によると、第1位はインドネシア(39.9%ただし男性76.2%に対して女性3.6%)、第2位はロシア(30.3%)、第3位はギリシャ(27.3%)で第4位~第10位はトルコ、ハンガリー、中華人民共和国、チリ、オーストリア、ラトビア、スロバキアが続く[2]
  2. ^ 前掲『日経ヴェリタス』2019年10月27日記事によると、韓国は男性31.6%に対して女性は3.5%である[2]
  3. ^ 100本以上か、6ヵ月以上たばこを吸っていた者で、アンケートに1ヵ月のうちに、毎日、またはときどき吸ったと回答した者の割合。

出典

[編集]
  1. ^ a b c WHO (2020年4月8日). “THE GLOBAL HEALTH OBSERVATORY > World Health Statistics >Prevalence of current tobacco use among persons aged 15 years and older (age-standardized rate)(世界健康展望台>世界保健統計>15歳以上の人の現在のタバコ使用の有病率(年齢標準化率))”. 2021年4月4日閲覧。
  2. ^ a b “【Econo Graphics】各国の喫煙者の割合”, 日経ヴェリタス (日本経済新聞社): pp. 50面, (2019年10月27日) 
  3. ^ Health risks - Daily smokers - OECD Data
  4. ^ Smoking among adults | Health at a Glance 2019 : OECD Indicators | OECD iLibrary” (英語). www.oecd-ilibrary.org. 2020年8月13日閲覧。
  5. ^ 日本の喫煙者率は、すでに先進国並みの水準にあります”. JTウェブサイト. 2020年8月13日閲覧。
  6. ^ Health at a Glance 2015, OECD, (2015-11), doi:10.1787/health_glance-2015-en, ISBN 9789264247666 
  7. ^ a b 国民健康・栄養調査|厚生労働省”. www.mhlw.go.jp. 2020年8月13日閲覧。
  8. ^ 喫煙者率”. JTウェブサイト. 2020年8月13日閲覧。
  9. ^ 国民生活基礎調査|厚生労働省”. www.mhlw.go.jp. 2020年8月13日閲覧。
  10. ^ 第5回(2016年)日医会員喫煙意識調査報告まとまる”. 日医on-line. 2020年8月13日閲覧。
  11. ^ 令和4年国民健康・栄養調査結果の概要 第4章 飲酒・喫煙に関する状況 2.喫煙の状況”. 厚生労働省. 2024年8月30日閲覧。
  12. ^ 2018年「全国たばこ喫煙者率調査」、男女計で17.9%”. 2018年7月31日閲覧。
  13. ^ 調査の概要|厚生労働省”. www.mhlw.go.jp. 2023年8月2日閲覧。
  14. ^ 厚生労働省の最新たばこ情報 成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)”. 2020年2月17日閲覧。
  15. ^ 厚生労働省健康局健康課健康日本21(第二次)最終評価報告書 第3章 5.栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善に関する目標 (5)喫煙』(PDF)(レポート)2022年10月11日、348-350頁https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001077213.pdf#pages=1192023年8月2日閲覧 
  16. ^ 受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会の報告書について”. 厚生労働省. 2012年7月22日閲覧。
  17. ^ 2017年「全国たばこ喫煙者率調査」、男女計で18.2%”. JT. 2017年12月16日閲覧。
  18. ^ 厚生労働省健康日本 21(第三次)推進のための説明資料 第4章 目標の設定 2-1. 生活習慣の改善 〈5〉喫煙』(PDF)(レポート)2023年5月、53-54頁https://www.mhlw.go.jp/content/001102731.pdf#pages=532023年8月2日閲覧 
  19. ^ 脱タバコ社会の実現に向けて2008年3月4日 日本学術会議
  20. ^ https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-5f_0021.pdf 都道府県健康増進計画における喫煙率に関する目標項目について
  21. ^ 最新たばこ情報|統計情報|成人喫煙率(厚生労働省国民健康栄養調査)”. www.health-net.or.jp. 2020年8月13日閲覧。
  22. ^ https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/04.pdf 平成25年 国民生活基礎調査の概況 III 世帯員の健康状況
  23. ^ https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/04.pdf 平成28年 国民生活基礎調査の概況 III 世帯員の健康状況
  24. ^ https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/04.pdf 令和4年 国民生活基礎調査の概況 III 世帯員の健康状況
  25. ^ 国立がん研究センター (2020年8月24日). “がんに関する統計データのダウンロード>5.都道府県別喫煙率” (Excel). 2020年11月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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