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嗚呼、夢神輿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「嗚呼、夢神輿」
祭nine.シングル
初出アルバム『祭nine.BEST
B面 「太陽ZAN-MAI」
「オマエもかっ!?」
「BE☆THE WIND」
リリース
規格 CDシングル音楽配信
ジャンル J-POP
時間
レーベル インペリアルレコード
作詞・作曲 YUMIKO山崎燿
プロデュース YUMIKO
ゴールドディスク
ゴールド(日本レコード協会[1]
チャート最高順位
祭nine. シングル 年表
嗚呼、夢神輿
(2017年)
HARE晴れカーニバル
(2018年)
BOYS AND MEN研究生 年表
ドドンコ Don't worry
(2016年)
祭nine.
嗚呼、夢神輿
(2017年)
「RUN&GUuuuuN!」
(2017年)
デュエル・マスターズシリーズエンディングテーマ 年表
FLAWLESS
(2017年)
「BE☆THE WIND」
「嗚呼、夢神輿」

(2017年)
明日への風
(2018年)
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嗚呼、夢神輿」(ああ ゆめみこし)は、日本の男性グループ・祭nine.の楽曲。メジャー・デビュー・シングルとして、2017年8月16日にテイチクエンタテインメントのレーベル・インペリアルレコードからリリースされた。BOYS AND MEN研究生からのシングルとしては7作目にあたる[3]

テレビ東京系アニメ『デュエル・マスターズ』の2017年7月期のエンディングテーマに起用された。カップリングに同アニメ4月期のエンディングテーマ「BE☆THE WIND」、テレビドラマ『サチのお寺ごはん』主題歌の「オマエもかっ!?」を含む。

制作、音楽性

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楽曲プロデュースと作詞は、BOYS AND MEN研究生の音楽プロデュースを担ってきたYUMIKOによる。作曲・編曲は山崎燿。コーラスに高橋秀幸が参加している。YUMIKOはこの曲について、「彼らのデビュー曲ということで、若さゆえの悩みをどう切り開いていくのか、というところを力強いメロディーにのせました」と解説している。曲の中で繰り返される「デンツク」というフレーズは、「太鼓の音は『テンツクテンツク』と表現しますが、それだとちょっと軽いな…ということで『デンツク』」と説明している[4]

リリース、プロモーション

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2016年秋からは13名で活動していたBOYS AND MEN研究生は、12月に6thシングル「ドドンコ Don't worry」で初のメジャー流通シングルをリリース。このシングルはオリコンチャート3位、ゴールドディスク認定などの成果を上げた。2017年2月に行った単独ライブのステージ上で、選抜ユニットによるメジャー・デビューが決定したことを発表。3月20日に行った名古屋テレビ塔特設ステージでのイベントにおいてユニット名「祭nine.」とそのメンバー7名が発表され、祭nine.の曲が4月からアニメ『デュエル・マスターズ』のエンディングテーマに起用されることも発表された[5]

4月28日、テイチクエンタテインメント主催のデビュー・プレゼンテーションを東京で行い、8月9日に「嗚呼、夢神輿」でデビューすることを発表[6]。既に『デュエル・マスターズ』のエンディングテーマとしてオンエアされていた「BE☆THE WIND」は、このカップリングに収録されることとなった。祭nine.は5月10日に本格始動し[7]、この日からリリースイベントを開始[8]。同日にYouTube上でミュージック・ビデオを公開し、リリース形態に関する情報も合わせて公開した[9]。5月から6月の間、名古屋市栄のCDショップで『祭nine.祭』と称した展示イベントを開催[9]。祭nine.と選抜外のBOYS AND MEN研究生6名はサイトやブログが分けられるなど、公式でも別々のユニットとして扱われるようになっていったが、リリースイベントの多くはBOYS AND MEN研究生も参加した。

7月から「嗚呼、夢神輿」は『デュエル・マスターズ』のエンディングテーマとしてオンエア[10]、カップリングの1曲「オマエもか!?」はメンバーの清水天規が出演するテレビドラマ『サチのお寺ごはん』の主題歌に起用された[11]。13日にジャケット写真を公開[12]。その翌日の14日、テイチクエンタテイメントから「制作上の都合」という理由によりCDリリースが当初予定の8月9日から1週間後の16日に変更されることが発表された[13]。8月6日、「祭nine. with BOYS AND MEN研究生」としてテレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATIONに出演し、ステージで「嗚呼、夢神輿」ほかカップリング3曲も披露した[14]

CDは8月16日にリリースされ、祭nine.は同日にメジャー・デビューとなった。CDのクレジットには「BOYS AND MEN研究生」として選抜外6名の名も記載されている。リリース当日は名古屋・サンシャイン栄で1日に4回のイベントを開催し、延べ約1200人の観客を動員[15]。このイベントの一部はニコニコ生放送とLINE LIVEで生中継で配信された[16]。この日までに全国各地で行ったイベントの数は、300回を超えた[15]

8月には名古屋市内のタクシー会社とのコラボレーションとして、外装に「嗚呼、夢神輿」をイメージした祭nine.の写真をラッピングしたタクシーを走らせる企画を催した。これは同時期にリリースされたBOYS AND MENのシングル「帆を上げろ!」のプロモーションと合同のものである[17]

リリース形態、アートワーク

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CDはパターンA・B・C・Dの4つのタイプでリリースされた。パターンAとDのカップリングは及川眠子の作詞による「太陽ZAN-MAI」。Aには「嗚呼、夢神輿」のミュージック・ビデオとそのメイキング映像を収録したDVDが付属する。パターンBのカップリングは「オマエもかっ!?」で、グアムで撮影されたそのミュージック・ビデオとメイキング映像を収録したDVDが付属する。パターンCのカップリングは「BE☆THE WIND」。

パターンA・C・Dジャケットは「嗚呼、夢神輿」の衣装「祭学ラン」姿。パターンBのみ「オマエもかっ!?」の衣装によるジャケットである。

ミュージック・ビデオ

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「嗚呼、夢神輿」のミュージック・ビデオは、富士山を望む山梨県の学校で撮影された[18]。「文化祭の準備から本番まで」というストーリー仕立てになっている[19]。曲の途中、体育館で歌い踊るシーンからBOYS AND MEN研究生が加わり、13人でのパフォーマンスを展開する。

チャート成績

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8月28日付のオリコン週間ランキングで2位にランクイン[20]。同日付のBillboard Japan Hot 100では3位にランクインした[21]。所属レーベルのテイチクエンタテインメントは、自社のCDが10万枚以上売れるのは何年ぶりかの出来事である、と明かした[22]

シングル収録トラック

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パターンA

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CD
  1. 「嗚呼、夢神輿」(作詞: YUMIKO、作曲・編曲: 山崎燿) – 3:42
  2. 「太陽ZAN-MAI」(作詞: 及川眠子、作曲: mu-ray、編曲: Yocke) – 4:24
DVD
  1. 「嗚呼、夢神輿 Music Video」
  2. 「嗚呼、夢神輿 メイキング映像」

パターンB

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CD
  1. 「嗚呼、夢神輿」
  2. 「オマエもかっ!?」(作詞: YUMIKO・上間エイ、作曲: no_my、編曲、久下真音) – 4:03
DVD
  1. 「オマエもかっ!? Music Video + オマエもかっ!? メイキング映像」

パターンC

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  1. 「嗚呼、夢神輿」
  2. 「BE☆THE WIND」(作詞: YUMIKO、作曲: 山崎燿、編曲: 中土智博) – 4:02
  3. 「嗚呼、夢神輿 -Instrumental-」
  4. 「BE☆THE WIND -Instrumental-」

パターンD

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  1. 「嗚呼、夢神輿」
  2. 「太陽ZAN-MAI」
  3. 「嗚呼、夢神輿 -Instrumental-」
  4. 「太陽ZAN-MAI -Instrumental-」

脚注

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  1. ^ ゴールドディスク認定 2017年8月”. 日本レコード協会. 2017年9月10日閲覧。
  2. ^ オリコン年間 CDシングルランキング 2017年度 51〜60位”. oricon ME. 2017年12月28日閲覧。
  3. ^ discography”. 「祭nine.」オフィシャルサイト. 2017年8月24日閲覧。
  4. ^ YUMIKOによる楽曲解説 - Twitter. (1), (2), (3), (4), (5). 2017年8月16日. 2017年8月24日閲覧。
  5. ^ ボイメン研究生が新ユニット名「祭nine.」でメジャーデビュー!!”. 東海ウォーカー (2017年3月21日). 2017年8月24日閲覧。
  6. ^ 祭nine.、メジャーデビューシングルは「嗚呼、夢神輿」”. BARKS (2017年4月30日). 2017年8月24日閲覧。
  7. ^ 祭nine.の魅力に迫る連載『祭nine.FAIR』スタート! 「てっぺんを獲っていけるグループになりたい」”. インターネットTVガイド (2017年5月30日). 2017年8月24日閲覧。
  8. ^ はじめまして祭nine.です☆らいが☆”. 祭nine.オフィシャルブログ (2017年5月10日). 2017年8月24日閲覧。
  9. ^ a b ボイメン研究生による新ユニット“祭nine.”、メジャーデビュー曲MV解禁&地元・名古屋にミュージアムがオープン”. M-ON! MUSIC (2017年5月11日). 2017年8月24日閲覧。
  10. ^ エンディングテーマ曲「嗚呼、夢神輿」決定のお知らせ”. 「祭nine.」オフィシャルサイト (2017年6月25日). 2017年8月24日閲覧。
  11. ^ ドラマ「サチのお寺ごはん」キービジュアル&主題歌発表&放送日決定!!!”. BOYS AND MEN OFFICIAL SITE (2017年7月12日). 2017年8月24日閲覧。
  12. ^ 「嗚呼、夢神輿」ジャケット写真解禁のお知らせ”. 「祭nine.」オフィシャルサイト (2017年7月13日). 2017年8月24日閲覧。
  13. ^ 祭nine.「嗚呼、夢神輿」発売日変更のお知らせとお詫び”. テイチクエンタテインメント (2017年7月14日). 2017年8月24日閲覧。
  14. ^ 「真夏の激熱LIVE特集 > 祭nine. with BOYS AND MEN研究生」『月刊テレビガイド 2017年10月号』、東京ニュース通信社、2017年8月、176-178頁。 
  15. ^ a b 「BOYS AND MEN弟分デビュー 祭nine. 天下取り宣言」 『中日スポーツ』、2017年8月17日、22頁。
  16. ^ 【祭nine.】生中継 メジャーデビューシングル『嗚呼、夢神輿』スペシャルイベント@名古屋”. ニコニコ生放送. 2017年8月24日閲覧。
  17. ^ 新たな名古屋の魅力を発見!ボイメンと祭nine.のコラボタクシー出発進行”. 東海ウォーカー (2017年8月14日). 2017年8月24日閲覧。
  18. ^ パターンA、DVD「嗚呼、夢神輿 メイキング映像」より。
  19. ^ 【インタビュー】祭nine.、メジャーデビューSG発売「どの勝負にも負けたくない」 (3/5)”. BARKS (2017年8月16日). 2017年8月24日閲覧。
  20. ^ 8/28付週間シングルランキング1位は星野源の「FamilySong」”. ORICON NEWS (2017年8月23日). 2017年8月24日閲覧。
  21. ^ Billboard Japan Hot 100 Charts 2017/08/28 付け”. Billboard JAPAN. 2017年8月24日閲覧。
  22. ^ CD不況もなんの!老舗中の老舗・テイチクの奮闘がアツい”. Sponichi Annex (2017年9月2日). 2017年12月28日閲覧。

外部リンク

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