嘉田良平
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嘉田 良平(かだ りょうへい、1949年2月18日[1] - )は、日本の農学者、環境学者。総合地球環境学研究所研究部名誉教授、四條畷学園大学リハビリテーション学部教授。専門は農政学、環境経済学、食品安全論。
嘉田由紀子参議院議員の元夫。
経歴
[編集]大阪府生まれ。京都大学在学中に知り合った嘉田由紀子(当時の姓は渡辺)と学生結婚[2]。京都大学農学部卒業、京都大学大学院農学研究科修士課程修了、ウィスコンシン大学大学院生命農学研究科博士課程修了。
京都大学助教授、京都大学教授、農林水産省農林水産政策研究所政策研究調整官、アミタ株式会社持続可能経済研究所代表[3]、UFJ総合研究所顧問、女子栄養大学客員教授、放送大学客員教授[4]、総合地球環境学研究所教授、横浜国立大学環境情報研究院客員教授[3][5]を歴任。
「食リスク・プロジェクト」のリーダーを務める。1980年代前半より環境保全型農業を提唱し、環境と調和する農業のあり方、里山の環境修復活動に取り組む[5]。
1980年、『兼業農家の国際比較』(英文、学会出版センター)により昭和55年度日本農業経済学会賞を受賞。1991年、『環境保全と持続的農業』(家の光協会)により、第7回NIRA政策研究東畑精一記念賞を受賞[4]。
著書
[編集]- 『環境保全と持続的農業』家の光協会 1990年
- 『農政の転換:21世紀への食料・環境・地域づくり』有斐閣 1996年(有斐閣選書)
- 『世界の食品安全基準:脅かす要因と安全確保の道すじ』農山漁村文化協会 1997年(全集世界の食料世界の農村;26)
- 『世界各国の環境保全型農業:先進国から途上国まで』農山漁村文化協会 1998年(全集世界の食料世界の農村;16)
- 『食品の安全性を考える』放送大学教育振興会 2004年(放送大学教材;2004)、改訂版2008年
- 『食卓からの農業再生:自給率向上の新戦略』家の光協会 2009年
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.401
- ^ “嘉田由紀子 育児ノイローゼに胃がん摘出…次男語る激動半生”. 女性自身. (2012年12月6日) 2019年12月17日閲覧。
- ^ a b 総合地球環境学研究所スタッフ プロフィール
- ^ a b 紀伊國屋BookWeb海と人間―21世紀の学際的研究』著者紹介
- ^ a b 紀伊國屋BookWeb 『里山復権―能登からの発信』著者紹介