四条烏丸
四条烏丸(しじょうからすま)は、京都府京都市下京区及び中京区にまたがる、四条通と烏丸通が交わる交差点、およびその周辺の地域名である。京都市を代表するビジネス街である。
概要
[編集]四条河原町から四条烏丸にかけての区域は、現在の京都市の中心市街地である。四条河原町交差点周辺が百貨店などの商業の中心なのに対し、四条烏丸交差点周辺は西日本を代表する金融街のひとつで、メガバンクや地方銀行の京都支店など銀行や証券会社が多く、京都の金融・ビジネスの中心地(中心業務地区、CBD)となっている。かつて、京都証券取引所が置かれていたのもこの地域である。ただし、京都市を代表する大企業である日本電産(ニデック)や任天堂、京セラ、ワコールなどは当地ではなく、市の近郊から郊外に本社を置いている。
四条通沿いには河原町通から続く商店街がある。また、烏丸四条を中心とした地区は「田の字地区」と呼ばれ、京都市内でも地価の極めて高い地区として知られている。
なお、交差点名は慣例として「四条烏丸」が普通の呼び方となっているが、交差点から南北へ向かった場所(烏丸通り沿線)を指す場合は「烏丸四条」(からすましじょう)と呼ぶ(通り名と呼び方の関わりについては京都市#地理を参照)。
交通の要衝としての役割
[編集]四条烏丸交差点の鉄道駅は、四条通の地下を通る阪急京都線の駅(烏丸駅)および、烏丸通を通る市営地下鉄烏丸線の駅(四条駅)の2つがあり、それぞれの路線同士の乗換駅となっている。なお、両者を区別せずまとめて「四条烏丸の駅」と呼称されることもある。
かつては「四条烏丸市バスセンター」があり多くの系統の起終点となっていた[1]。1989年7月1日の改正でバスセンターが廃止された後も市営バスを中心に多くの系統の起終点となっている。
主な施設
[編集]- 南西側
- 京都経済センター
- 行政書士四条烏丸法務事務所
- 京都銀行本店
- 池坊短期大学・池坊文化学院
- 菅大臣天満宮
- 下京警察署
- COCON KARASUMA
- 京町家buson
- ならいごとの十色
- 北西側
- 北東側
- 三井住友銀行京都支店・四条支店・伏見支店(京都三井ビル)
- 大丸京都店(2010年3月から四条駅の副駅名になった。)
- 京都下労働基準監督署
- 京都東洞院錦郵便局
- 京都市男女共同参画センター(ウィングス京都)
- 京都市中央青少年活動センター
- 南東側
交通機関
[編集]鉄道
[編集]路線バス
[編集]- 四条烏丸(地下鉄四条駅)停留所
京都市営バス
[編集]- Aのりば(祇園方面)
- Bのりば(京都駅方面)
- Cのりば(銀閣寺方面)
- 5号系統:平安神宮・銀閣寺 岩倉操車場行
- Dのりば(千本通・立命館大学方面)
- Eのりば(四条通・松尾橋・久世・高雄方面)
- Fのりば(祇園・平安神宮方面)
- Gのりば(立命館大学・岩倉方面)
京都バス
[編集]- 四条通西行のりば
- 烏丸通北行のりば
- 烏丸通南行のりば
- 17・51・72・73・75・76系統:京都駅行
京阪バス
[編集]- 西行のりば
- 83号経路:四条大宮行
- 83A号経路:祇園・川田・西野山団地経由 醍醐バスターミナル行
- 85号経路:祇園・川田・西野山団地経由 大宅行
- 87号経路:祇園・川田・西野山団地・醍醐駅・小栗栖団地経由 京阪六地蔵行
- 88号経路:祇園・清水焼団地・醍醐駅・小栗栖団地経由 京阪六地蔵行
- 88C号経路:祇園・清水焼団地・栗栖野経由 大宅行
- 北行のりば
- 82号経路:四条大宮行
- 93・95号経路:京都市役所前・河原町五条・川田・西野山団地経由 醍醐バスターミナル行
西日本JRバス
[編集]- 烏丸通・一条通・高雄・栂ノ尾経由周山/京都駅行
ケイルック
[編集]- hoopバス:京都駅八条口行
合流道路
[編集]- 東西方向:四条通(京都市道186号嵐山祇園線)
- 南北方向:烏丸通(国道367号)
脚注
[編集]- ^ 京都市交通局のあゆみ~年表~ - 京都市情報館(京都市公式サイト)
関連項目
[編集]- 祇園祭 - 祭りのハイライトである山鉾巡行の起点となっている。
座標: 北緯35度00分13.3秒 東経135度45分34.8秒 / 北緯35.003694度 東経135.759667度